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サイエンス

近畿大学、ニホンウナギの人工ふ化と50日間の飼育に成功 43

ストーリー by hylom
この先が大変そうだ 部門より

近畿大学がニホンウナギの人工孵化と50日間の飼育に成功したと発表した日経新聞)。

ウナギの完全養殖は困難で、現在行われている養殖は採取した稚魚(シラスウナギ)を育てている。しかし、昨今ではシラスウナギの漁獲量が減少していることから、完全養殖の実用化が望まれていた。

今回の研究では、養殖ウナギから合計約170万個の卵を採取して人工授精を行い、数万尾の仔魚を誕生させたという。その後発表時点で50日齢仔魚(全長約20mm)が約20尾、43日齢(約18mm)が約100尾、28日齢(約12mm)が約1,000尾生育する状況だという。

過去にも人工孵化や完全養殖の事例はあるが、コスト面の問題で実用化されていない。近畿大学はまずシラスウナギまで育てることを目標としているという。

  • 鰻稚魚は単価を天然よりもかなり高くできるはずなので、飼育が順調にできさえすれば採算性はシビアではないと思う。

    稚魚の出荷を夏にできればベスト。

    シラスウナギは年末までが値段が高く、春になるとうんと値段が下がる。
    これは、土用丑の日で出荷できるかがポイント。
    養殖場は年末に稚魚を入手できれば、ハウスで加温して土用の丑の日までに出荷サイズに育てられる。
    春に入手となると、土用の丑の日向けの出荷を狙うには、池のロットが2年分必要になってしまうため、生産量が半分になる。
    (今は入手難だから、季節が下っても高いだろうけど)

    土用の丑の日が終わった夏に稚魚が手に入れば、ハウスでの加温コストがかからない時期にスタートダッシュで成長させ、1年かけて育てるゆとりから冬の加温コストを抑制できて、池は1年分だけ使用するので池をフル活用できる。

    今はウナギが入手難で高いから、夏なら1500円/尾くらいでも売れるんじゃないかな。

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    • by Anonymous Coward

      成長して焼きあがったものの相場が国産だと2千円、中国産だと千円ぐらいなので、それでは元は取れないかと。生体が必要な専門店の需要はあるだろうけど、その他大部分は蒲焼にして冷凍しておけばすむ業界向けでしょう。

    • by Anonymous Coward

      ウナギの旬でもない土用の丑の日なんぞを持ち上げるのはそろそろ辞めようや。
      美味い物は一番美味い旬に食べるっての事こそが、食べられる物に対する誠意ってもんだろ。

      • by Anonymous Coward

        バレンタインデーにチョコレートが無くなったら考えまひょ

  • 近大マグロ [wikipedia.org]が有名ですが、ウィキペディアに数行しか書いてもらえないウナギの代用品のナマズ [wikipedia.org]というのもたまには思い出してあげてください。

    ウィキペディアの記事は残念でも、ネット上には「絶賛する声 [nikkei.co.jp]」もあれば「工夫すれば少し美味しくなるけどウナギの味ではない [momonestyle.com]」という話もあれば、「ナマズが代用になるならウナギ売るなよ(意訳) [sirabee.com]」てな声とか色々な反応があります。買い物に行って思い出すとチェックするのですが、さんまの蒲焼は売っていてもナマズの蒲焼きにはまだ巡り会えていません。ウナギは好きなんだけど絶滅危惧種は食う気にならんわ。

    ウナギの完全養殖が軌道に乗ったらナマズさんは静かに消え去るんでしょうか。

    # ナマズは東南アジアやアマゾン川流域や、アメリカでもcatfishとして食用になるんだから無理にウナギっぽくしないで美味しく食べる方法はいくつもありそう

    ここに返信
    • 昔ナマズ食べたけど美味しかったですよ
      ウナギもとって食べてましたがナマズのほうが好きだったな

    • 多摩川その他で外来種のナマズがかなり繁殖してるそうなので、みんなで食べてしまえ
      #鉄腕ダッシュでやってた

    • by Anonymous Coward

      > ウナギの完全養殖が軌道に乗ったらナマズさんは静かに消え去るんでしょうか。

      代用として広まりすぎることで消え去る(絶滅する)ことのほうが心配

      • by Anonymous Coward

        そんなことで絶滅するんだったら、ブラックバスやブルーギルの蒲焼きも作ってよ。

        • by Anonymous Coward

          もうあるよ
          身が硬くて臭さがなかなか抜けないのであまりおいしくないけど
          #蒲焼きに拘る必要はないんじゃないか?

          • by Anonymous Coward

            ブルーギルは骨ばっかだと聞くけど(パリパリになるまで素揚げしたら美味しそう)
            ブラックバスは、肉厚の白身だから美味しいのではないかと思う。
            揚げ焼にして甘酢かけるとか。

          • by Anonymous Coward

            県立琵琶湖博物館のレストランでバスの天丼売ってたので食べましたけど
            白身の天丼でなかなか美味しかったですけどねぇ

            #ビワマスとの合わせ天丼だったけど、あっちはフライの方が美味しかったかも

    • by Anonymous Coward
      関連リンクに入っていませんが、スラドでもストーリーが立てられていますね。
      https://srad.jp/story/15/05/19/0224243/ [srad.jp]
    • by Anonymous Coward

      > 無理にウナギっぽくしないで美味しく食べる方法はいくつもありそう

      ナマズの一種である通称パサ(パンガシウス科のオオナマズ)は東南アジアで養殖されて日本を含め世界中で白身魚のフライなどに加工されて食べられていますね。

  • by tmiura (6268) on 2019年11月08日 14時40分 (#3712853) 日記

    孫引きで申し訳ないが、関連リンクにある水産総合研究センターで成功した人が近大へ移って一式再現するところまで来たって話のようだ。

    …これ、

    ウナギの完全養殖を成功させた増養殖研の田中先生が定年退職して近大の水産研究所の教授になったのが去年の春で、

    増養殖研と同様の研究設備を再構築して、今年、最初の人工孵化ウナギが産まれた…って記事(まだ再スタートを切っただけ)なんだけど、

    記事が雑すぎてみんな誤解してる…

    ここに返信
  • by NOBAX (21937) on 2019年11月07日 21時26分 (#3712472)
    民間だから水産総合研究センターより可能性があるのでは。
    韓国・国立水産科学院が完全養殖に成功 [it.srad.jp]という話はどうなったのだろう。
    いつものアレか。
    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      近大だと採算ラインに乗せてくるから、養殖成功だけではなく販売までたどり着いてくれそうだよね

      • by Anonymous Coward

        単位を餌にして学生を使えるので開発に人件費が掛からないのも強みですね。

      • by Anonymous Coward

        実は何も技術開発しなくても、採算クリアする方法があるんだ
        現状の乱獲があとしばらく継続するだけで絶滅して漁獲ゼロになるので、人工孵化シラスを購入する以外にウナギ養殖は不可能になるからw

        絶滅しなかった場合はかなり難しい
        密漁シラスとの価格競争にならざるをえないので、採算ラインに乗った瞬間に闇価格が下がって採算ラインが遠のく
        今でこそキロ200万円オーバーという狂った価格になっているが、本来はキロ10万円以下だからね

    • by Anonymous Coward

      近畿大学なだけに、育てたらなぜかウナギじゃなくてキンキになったりして

  • by Anonymous Coward on 2019年11月07日 20時09分 (#3712434)

    マリンスノーらしですな

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      自然のものは確かにマリンスノーらしいのだが、入手に難があるので実際はサメの卵を使っていると聞いたことがある。それでも入手しづらいものであるのだが。

    • by Anonymous Coward

      餌は月に一度あげればいいのですね。楽だなあ。

      #それはマンスリー

  • by Anonymous Coward on 2019年11月07日 20時15分 (#3712440)

    イイね。
    まぁ、諸問題が解決するのはまだまだ先としてもね。

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2019年11月07日 23時05分 (#3712522)

    最初記事タイトル見たとき、飼育日数が伸びてついに全滅するまで「50日間」に届いたって話かとおもいましたが、
    もっとすばらしいニュースで良かった!

    ここに返信
    • by Anonymous Coward on 2019年11月08日 2時08分 (#3712596)

      日経に全部書いてあるから読みなよ
      水産研究・教育機構が10年くらい前に完全養殖まで達成しているけど採算合わないからそれで終わりだったの
      近大はそれを拾っただけで、まだ再現の道半ばって段階
      技術革新があったわけでもないのに拾った理由もちゃんと記事の最後に書いてある

      • by Anonymous Coward

        >50日齢仔魚(全長約20mm)が約20尾、43日齢(約18mm)が約100尾、28日齢(約12mm)が約1,000尾

        ってことは生存率が約半月で2%ってこと。結構厳しいと思いますよ。

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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