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火星

ESA、休眠状態で宇宙飛行士を運ぶ長期の宇宙探査ミッションを想定した乗組員室のデザインを発表 62

ストーリー by headless
休眠 部門より
ESAは18日、宇宙飛行士を休眠状態にすることで長期の宇宙探査ミッションを実現する、という研究の初期の成果を発表した(ESAのニュース記事The Next Webの記事SlashGearの記事)。

研究は6名の宇宙飛行士を火星に送り、5年で帰還するという既存のミッション研究を題材に行われている。まず、宇宙飛行士を休眠状態にする最良の方法や緊急時の対応、安全性の確保、休眠状態によるチームの心理状態への影響などを検討したうえで、乗組員室の構造の初期のスケッチや、休眠状態を利用した火星ミッションの20年以内の実現に向けたロードマップを作成したという。

研究の結果、休眠状態による宇宙ミッションではクルーの居室や消費財を減らすことで、宇宙船の質量を3分の1程度、数トン相当縮小できることがわかったそうだ。想定される流れとしては、宇宙飛行士が事前に体脂肪を増やし、薬物の投与で休眠状態を誘発する。 柔らかい外殻の休眠ポッドの内部は暗くし、地球-火星間を移動する180日の間は内部温度を大幅に下げて休眠中のクルーを冷却するとのこと。休眠状態での宇宙飛行は21日の回復期間を経て終了する。長期にわたってクルー全員が休眠状態になることから、人工知能を活用してシステムを維持することになる。

動物の冬眠での研究成果からみて、休眠中にクルーの骨量や筋量が大幅に減少することはないと考えられるそうだ。また、クルーは移動中のほとんどをポッド内で過ごすため、水の入ったコンテナなどで周囲をシールドすることで放射線の影響も最低限となる。既存の研究によれば休眠状態自体が放射線耐性を強化する働きもあるとのこと。

熊のような冬眠する大型動物と同等に宇宙飛行士の代謝率を75%減少させることができれば、質量と費用の大幅な削減が可能となり、長期の探査ミッションの実現性が高まるとのことだ。
  • by NOBAX (21937) on 2019年11月24日 20時34分 (#3721385)
    冬眠中の宇宙飛行士を殺害するわけですね
    ここに返信
    • by ukenerai (36532) on 2019年11月26日 14時45分 (#3722179) 日記

      航路計算ミスで深宇宙に漂流していって300年後くらいに
      航宙艦に救助されます。

    • by Anonymous Coward

      「おふくろさん」かもしれないし、デヴィッドかもしれない。

      • by Anonymous Coward

        マザー(コンピューター)をおふくろさんと翻訳したのはどうだったのかと思う。
        ♯おまえがマザーになるんだよ

    • by Anonymous Coward

      途中で事故で全員半年分の食料しかないポッドに乗って脱出するハメになって、やっとたどりついた火星は実は宇宙の流刑星だったんでしょ?

  • by pongchang (31613) on 2019年11月25日 12時05分 (#3721535) 日記
    床ずれは無重力だからおきないのだろうか?
    パラリンピックでも褥瘡で競技生命どころか寿命が決まっていた頃があった。
    Peter Genyn [arjo.com]、車いすアスリート褥瘡塚田 [ekinan-clinic.com]
    ここに返信
  • 普通の宇宙飛行士みたいにその時点で虫歯ゼロではなく、虫歯になる可能性を完全に排除するために総入れ歯の宇宙飛行士を採用してみてはどうか。

    ここに返信
  • by nemui4 (20313) on 2019年11月25日 10時30分 (#3721497) 日記

    ヨガマスター集めたらいけそう。

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2019年11月24日 19時24分 (#3721374)

    有人火星探査は戻ってくることが前提なのでコストがかかる
    片道飛行にして、かつ現地での長期間の生命維持を行わなければ、
    もっと低コスト化できて現実的になる

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      ハヤカワで出てる『火星無期懲役』だな。「XO社」という気鋭の宇宙ベンチャーがNASAから火星商業輸送を受託するものの、
      基地を組み立てるロボット技術の開発に苦戦して、終身刑の囚人を代用として送り込むが、見え隠れする内部事情はキナ臭く…
      という、途中まではどこかで聞いたような話。

    • by Anonymous Coward

      Xプライズ財団のピーター・ディアマンディスがそんな事を言ってた。
      それでも現段階では、宇宙線被爆が問題になるらしいけど。

    • by Anonymous Coward

      「ロシュワールド」も片道キップだったと思う。ただし志願者。

      それでさえも現地に生きたまま送り届けるのに苦労するレベルだが。

    • by Anonymous Coward

      島流し(流刑)ですね。

      他の大陸に罪人を送っていたこともありますから、他の惑星に送るってのも歴史に学ぶところでしょう。
      生きるためにガンバって開拓してくれるんじゃないっすか

  • by Anonymous Coward on 2019年11月24日 21時00分 (#3721391)

    記事を読むと休眠がもう技術的に確立してそうに見えるけどマヂで?
    それが出来るなら宇宙開発いろいろ夢広がるじゃん!
    火星に行くのも、探査レベルじゃなくて移民をガンガン送り込めそう。超期待だよ!

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      薬物の投与で休眠状態を誘発する。

      とあるから、単に昏睡状態にさせるってことじゃないのかなと思う

      • by Anonymous Coward

        別に薬物で昏睡でも休眠が起こせて効果が得られるならOKでしょう。
        惑星間飛行においては、起きてる事の健康デメリットが大きい(無重力や放射線)から、薬だろうが冬眠だろうが人体を休眠状態に出来るなら役立ちます。

      • by Anonymous Coward

        昏睡状態にさせたって生理現象話あるし老化も進むんやで
        休眠状態(活動の一時的停止)と昏睡状態は別物や

        • by Anonymous Coward on 2019年11月25日 9時30分 (#3721474)

          Hibernate とあるから、休眠というよりは、いわゆる冬眠(或いは夏眠)だな。
          コントロールされた昏睡で、体温やカロリー消費など通常とは異なる状態におかれる。
          他の動物の例と同様に目的はリソースの節約で、これが長期にわたる宇宙飛行の目的と合致している。
          #SFだと「冷凍睡眠」という単語が使われることもあるけど、冷凍はしない。したら死んじゃう。

          似たような話だと、米軍が仮死にする技術を実験的に使うってスレも上がってたかと。
          「負傷兵士を仮死状態にして生存率を上げる技術、豚での実験開始へ」 https://srad.jp/story/09/12/09/0929248/ [srad.jp]

          実際に使用した例はあったのかな。

        • by Anonymous Coward

          そらそうや

          代謝率を75%減少させることができれば、質量と費用の大幅な削減が可能となり、長期の探査ミッションの実現性が高まる

          ってあるやん
          生命維持やなんや、コミコミで貨物質量が減るんやちゅうなら、それこそ狸寝入りだってええんやで?

          #急募)関西弁指導員

          それにしても、ごく最初期に火星に行こうというココロを持った人たちが寝たまま行きたいって思うわけないと思うんだ。
          数トンのコストを負担してでも起きたまま火星に行ったほうが乗組要員のモチベーションも高まると思う。
          行旅での知見はまさに行ってみなけりゃわからないから、180日でも360日でもワクワクして毎日過ごしちゃうんじゃないかな。
          そして、その一日一日が人類のナニカにつながる可能性がある点もプライスレス。

          esaの今回の発表は実現性の観点からか、お金が気になる大向こうを説得したいがための初期研究だと思うけど、実際には休眠はその先のルーティンワークになってからの話のほうがロマンがあると思うな。

          • by Anonymous Coward on 2019年11月25日 8時22分 (#3721455)

            火星に+数トン送るってのは、今の技術力だと、それこそ1兆円単位で予算変わってくる可能性ありますよ。
            ちょっと荷物を増やせばとかワクワク体験をとかの話じゃなくて、それをやらないとプロジェクト自体成立しないとかそういうレベルの話です。

            火星に数十トン単位でモノを送ろうとしてるのは、それこそイーロン・マスクだけです。
            普通の発想で火星に行くなら、数トン削れるなら狂喜乱舞します。

            • by Anonymous Coward on 2019年11月25日 9時24分 (#3721470)

              あなたのおっしゃりようはよくわかります。
              実は私もそっちの考えです。

              しかし、そのイーロン・マスクも、現在の技術力を前提にロケット開発を行い、エンジニアリングレベルでの実現を目指してしているのでは。

              このesaの初期研究はイーロンさんのそれとは別に、サイエンスレベルです。
              が、それをエンジニアリングまで落とし込めるほど実現するまでにはそれこそ膨大な費用が掛かるでしょう。
              特に人命がかかっていますから、ISSの後継を建造して宇宙医学への知見をさらに貯める必要だってあるでしょう。

              医学だけではありませんよね。まだまだ人類にはやってみなくちゃ分からないことが山ほどあって、それこそ予算が足りません。

              さらにesaもNASAもjaxaもロスコスモスも、結果として失敗したら、現代では宇宙に散ったヒーローとして済ませられるか、こんなことに自分たちのヒーローを無駄に殺しやがって!!と国民がおこって即予算が雲散霧消してしまうか。どう世論が動くのか予断を許しません。

              だから、まだ残念ながら、まだロマンだという評価です。

              でも私は信じています。
              きっと人類は火星に行けます。

    • by Anonymous Coward

      低体温療法みたいのなら聞いたことがある。

  • by Anonymous Coward on 2019年11月25日 1時02分 (#3721433)

    地上で実証実験しないんだろうか。
    1年、2年、5年、10年ぐらいのグループに分けて休眠状態にしても死なないか、
    代謝をどの程度低下させることができるのかは調べないのかな?

    時間はかかるが寿命に影響しないかも調べたほうがいいな。
    10年休眠状態になっても寿命が寝てる間も普通の人と同じように減るなら損した気分になる。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      今後20年で、という話だからその間にそういう実験もやるんじゃないか。
      まあ、来年になっても今後20年かもしれないし。

      ところで、寿命だけど、400年生きたサメが見つかったらしい。
      深海にすんでいて代謝が異様に低いから長生きなんじゃないかということだ。
      代謝下げれば、全部返ってこなくても、ある程度寿命延びるんじゃないか。

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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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