ESAの宇宙飛行士、国際宇宙ステーションからの地球上の探査車操作に成功 12
ストーリー by hylom
宇宙から受信 部門より
宇宙から受信 部門より
headless曰く、
ESAのルーカ・パルミターノ宇宙飛行士が11月25日、国際宇宙ステーション(ISS)から地球上の探査車テスト機「Analog-1」を操作することに成功したそうだ(ESAの発表、SlashGear、動画)。
Analog-1はオランダ・ファルケンブルグの空軍基地跡を利用したイベントスペース「Hangaar2」から、ドイツのミッションコントロールと静止軌道上の通信衛星を通じてISSと通信する。Hangaar2には月面を模したコースが作られており、パルミターノ宇宙飛行士はAnalog-1を操作して目的の岩石サンプルを探し、ロボットアームで採取したとのこと。ISSとAnalog-1の通信には0.8秒程度の遅延が生じるため、パルミターノ宇宙飛行士は遅延を考慮した操作をする必要があったそうだ。
この実験は将来の月探査で月周回軌道上の宇宙ステーションから月面に無人探査車を送り、試料を採取することを想定したものだ。操作に使用するジョイスティックではフォースフィードバックを用い、ロボットアームのカメラからの映像に触覚を加えることで操作の精度を向上できるかどうかの評価も目的の1つだったとのことだ。
リモート操作は確立してるのでは? (スコア:0)
今更では?
50年前のアポロ時代に地球から月周回の司令船をリモート操作できてたんだし
最近では火星探査車を地球から操作してる
Re:リモート操作は確立してるのでは? (スコア:2)
地球の管制センターからの遠隔操作と、宇宙ステーションの宇宙飛行士による遠隔操作はかなり違うんじゃないの?
Re:リモート操作は確立してるのでは? (スコア:1)
>フォースフィードバック
動いている宇宙ステーションからのコントロールだとまた違うでしょうし、単なるリモコンとは違うと思います。
ちなみに宇宙空間でロボットアームのフィードバック制御は技術試験衛星きく7号(1997年打ち上げ)が世界初です。
Re: (スコア:0)
それは操作といっても、事前に指定済みのプログラムをリモートから実行しただけでは?
なので、現地でイレギュラーな事態が起こっても、リアルタイムで動きを変えて対処することは難しいはず。
今回はカメラを見ながら手元のコントローラを使って準リアルタイムで動かしているので別物といえるかと。
Re:リモート操作は確立してるのでは? (スコア:1)
アポロ月着陸船の帰還映像 [youtube.com]は、地球からのリアルタイムリモートコントロールでカメラを上パンしてますね。
通信遅延の考慮して、届く映像から3秒弱ほど早めに操作するという職人芸な力業。
Re: (スコア:0)
技術的には同じことだぞ
Re: (スコア:0)
「技術的には」という言葉を俺は信用しない。
Re: (スコア:0)
発想してから実行するまでの過程の構築と検証が目的だろ
極端に言えばこの計画を遂行するための議会向けの説明書類の作成とかも含めた
Re: (スコア:0)
実験てのもイロイロなレイヤーが有るんですよ。
例えば、「自前で用意したリソースで正常に運用できるか確認する」とか。
「他者がやっている」って、一番手以外は開発を放棄すべきって変な宗教でも有るのかな?
日本だって他国でロケット実用化していたのに開発してるでしょ。
Re: (スコア:0)
その時の機材はにはESA製の機材が使われて居たのですか?
静止衛星経由なのか (スコア:0)
ISSの高度って400kmくらいなのに0.8秒も遅延するの? と思ったが,
いったん静止衛星を経由して通信しているとのこと.
地上→静止衛星→地上のローバー とやるのとほとんど違いがない
けど,オペレータが宇宙にいるっていうだけか.
Re: (スコア:0)
宇宙飛行士がオペレートするってのも検証が必要な物では有るのじゃないかと。
地上だと重力で落ち着く事でも、微小重力では問題になる事もあり得る訳で。