2010年代、物理学を永遠に変えたできごと 58
物理学警察の皆様解説とツッコミをお願いします 部門より
ギズモード・ジャパンが、2010年代、物理学を永遠に変えた出来事を取り上げている。
これによると、2010から2019年の10年間に物理学を大きく変えたトピックとして次の3つが挙がっている。
- 神の素粒子(ヒッグス粒子らしきものの発見)
- 時空のさざ波(重力波の観測
- リアル世界の物理(量子物理学分野での機械学習の活用と量子コンピュータ技術の発展)
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
ギズモード・ジャパンが、2010年代、物理学を永遠に変えた出来事を取り上げている。
これによると、2010から2019年の10年間に物理学を大きく変えたトピックとして次の3つが挙がっている。
Anonymous Coward曰く、
糖分をエネルギーとする大腸菌に対し遺伝子操作を行うことで、二酸化炭素を生命活動のためのエネルギー源とする大腸菌を作り出すことに成功したことが報告されている(Cell誌掲載論文、Natureのニュース記事、GIGAZINE、Science、Slashdot)。
二酸化炭素を別の物質に変換できる手段としては、植物が持つ光合成がある。しかし、光合成は複雑なプロセスであるため、バクテリアに同等の仕組みを持たせるのは困難だそうだ。そこでその代わりに大腸菌がギ酸をエネルギー源として利用できるように酵素の遺伝子を埋め込んだという。その結果、ギ酸をエネルギー源となるATPという物質に変換して利用させることに成功。続いて研究者らは二酸化炭素を糖類や他の有機物に変換できるような酵素の遺伝子を同様に大腸菌に埋め込み、また通常の大腸菌がエネルギー源としているものを利用できなくするような遺伝子操作を行い、かつ二酸化炭素のみがエネルギー源として利用できるような環境に置くことで、二酸化炭素のみをエネルギー源として利用する大腸菌を作り出すことに成功したという。
こういった、植物やバクテリアを使って二酸化炭素を他の物質や燃料に変換する手法は長らく研究されており、低コストでエネルギーを生産する手段として期待されている。ただ、今回作り出された大腸菌は、地球大気程度の二酸化炭素濃度(およそ0.04%)では、グルコース(糖類)なしで生存することはできず、生存・増加するためには二酸化炭素濃度が10%の大気中が必要だという。今後はより成長速度を早め、より低い二酸化炭素濃度でも成長できるようにすることなどが課題だそうだ。
プラスチックゴミ削減のため、ペットボトル入りの飲料を排除する動きが日本でもあるそうだ(産経新聞)。
産経新聞によると、大阪府豊中市は市役所内にペットボトル入り飲料を排除した自動販売機を設置したそうだ。また、神奈川県鎌倉市や埼玉県所沢市などでも同様の動きがあるという。また、企業でも富士通や積水ハウスなどで事業所内の自動販売機からペットボトルをなくす取り組みをしているという。
ただ、ペットボトルのリサイクル率は10年前より80%以上と高く、業界団体は2030年度までには廃棄ペットボトルのリサイクル率と焼却熱利用率の合計を100%にする目標を定めている。また、廃棄ペットボトルをからペットボトルを作る技術も確立されており、こういったペットボトルのリサイクルは石油使用量や二酸化炭素排出量の削減に大きく貢献できるとされている。
Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級