NASAの有人打ち上げ対応ロケット「SLS」のコア部分が完成、実際にタンクを破壊する耐久実験も実施 5
ストーリー by hylom
でかい 部門より
でかい 部門より
NASAが「Space Launch System」(SLS)ロケットのコア部分(コアステージ)が完成したことを明らかにした(AFP、NASA Spaceflight.com、sorae)。
SLSはスペースシャトルの技術をベースに開発されたロケットで、2011年に開発計画が発表されていた。2024年に予定されている有人月面着陸ミッションで使われる予定となっている。今回完成した「コアステージ」は燃料タンクやエンジンなどで構成され、貨物や乗員が乗る部分を接続して使用する。コアステージの高さは約65m、直径は約8.4m。ロケットエンジンには「RS-25」4基を搭載する。
また、燃料タンクの強度を確認するための耐久実験も行われたそうだ。この実験では窒素ガスや油圧を使って物理的に負荷を掛けたそうで、その結果「打ち上げ時の2.6倍以上」の負荷に5時間耐えられることが確認できたという。この数値はほぼ予測通りだったとのこと(sorae、Endaget日本版)。