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2020年1月28日のサイエンス記事一覧(全2件)
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ビジネス

コカ・コーラは使い捨て型プラスチックボトルの使用をやめない 58

ストーリー by hylom
現時点で他に最適なパッケージはなさそう 部門より

headless曰く、

The Coca-Cola Company(コカ・コーラ) 最高広報・持続可能性・マーケティング資産責任者のビー・ぺレス氏がBBCに対し、同社は使い捨て型プラスチックボトルの使用をやめないと語ったそうだ(BBC NewsThe VergeMetro NewsThe Hill)。

ペレス氏によれば、消費者はキャップが再利用できて軽量なプラスチックボトルを好むという。消費者が必要とするものを提供しなければ、ビジネスはビジネスではなくなるとのこと。また、ガラスやアルミニウムの容器のみを使用すれば同社の二酸化炭素排出量を増やすことになるとも述べている。

コカ・コーラは世界で最もプラスチックごみを出している企業の一つ。同社の環境に対するビジョンである「World Without Waste」では2025年までにすべての容器を100%リサイクル可能にすること、2030年までにボトルと缶で50%のリサイクル素材を使うこと、2030年までに同社が販売するボトルと缶をすべて回収してリサイクルすることを目標に掲げている。

しかし、Break Free from Plasticが組織して世界50か国以上で2019年9月に実施したごみ収集活動では、コカ・コーラのブランドが確認可能なプラスチックごみが11,732点回収され、世界最大の汚染者とされている。プラスチックごみの数では2位のネスレ(4,846点)に倍以上の差がついている。そのため、同社に2030年よりも早く環境目標を達成するよう求める意見も出ているが、ペレス氏はその意見に同意しているという。同社は目標を達成する必要があり、間違いなく達成するとのことだ。

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宇宙

米下院に「NASAに月よりも火星を優先させる」法案が提出される 18

ストーリー by hylom
火星に何を夢見ているのだろう 部門より

AC0x01曰く、

超党派からなる米国下院の科学技術宇宙小委員会宇宙分科会は、NASAの有人月探査プロジェクトであるアルテミス計画を延期し、代わって火星探査を優先させる法案を提出したという(プレスリリースSpaceNewsYahoo!ニュース宇宙ビジネスの佐藤氏のTweet宇宙ライターの秋山氏のTweet)。

この法案には、以下のような内容が含まれているようだ。

  • アルテミス計画の2024年有人着陸を2028年に延期
  • 月の優先度を下げ、火星重視に転換
  • 月の水資源開発は、火星探査の前準備とはみなさない
  • 建設予定の月ゲートウェイ(宇宙ステーション)は「Gateway to Mars」に改名

この法案が実際に成立するかは現状定かではないが、もし成立すれば、コンステレーション計画打ち切り時の混乱再びという事態にもなりかねないかもしれない。NASAとの協調路線を取るJAXAにも大きな影響がありそうだが、どうなるのだろうか?

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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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