視点検出技術を使った認知能力検査技術が開発される 2
ストーリー by hylom
目で分かる 部門より
目で分かる 部門より
pongchang曰く、
視線検出(アイトラッキング)技術を使って認知症が疑われる患者の認知機能を評価する手法が大阪大学によって開発されている(医学書院・週刊医学界新聞への寄稿、大阪大学の発表)。この手法を使った事業を展開する大阪大学発のベンチャー企業も設立された(大阪大学による設立発表)。
長谷川式やMMSE(Mini-Mental State Examination)などの簡易認知機能検査は言葉や数字、日時を評価するが、画像(空間や立体)の認知に配点があまり割かれていない。アイトラッキング式認知機能評価法はこれに特化した部分もある。反対車線を走るのも、右左折の時に違う車線に入って気が付かないとか標識を認識しないなどの画像を中心とした認知機能タスクの失敗の部分が大きい。高齢者の自動車運転事故の防止のために、運転試験場での活用なども見据えている。