SETI@home、3月31日でいったん休止 11
一旦お休み 部門より
headless曰く、
SETI@homeは2日、ボランティアに対する分析用データ配布を3月31日で中止し、休止状態に入ることを発表した(SETI Newsのフォーラム投稿、Ghacks)。
ボランティアによる分析処理をいったん休止する理由として、1)現時点で必要なデータをすべて分析してしまったこと、2)データの分散処理には多くの作業が必要で、既に得られている結果のバックエンド分析を完了して論文執筆に注力する必要があることを挙げている。ただし、SETI@homeがなくなってしまうわけではなく、Webサイトや掲示板システムは運用が続けられる。プロジェクトではカリフォルニア大学バークレー校の他の天文学者が地球外知的生命体探査(SETI)や関連する領域でSETI@homeの膨大な演算能力を活用することを望んでおり、これが実現すれば再びデータの配布を再開する計画とのこと。現在SETI@homeを自分のコンピューターで実行している人はデータ配布再開を待ち続けることもできるが、他のBOINCベースプロジェクトの実行やScience Unitedへの参加が推奨されている。