
楽天モバイル、衛星を使った携帯電話網の構築を目指す 47
ストーリー by hylom
コスト的にはどうなのだろう 部門より
コスト的にはどうなのだろう 部門より
simon曰く、
楽天はスマートフォンで利用可能な衛星通信ネットワークを構築する「AST&Science」に出資し、衛星を利用した通信網の構築およびそれを利用した一般向けサービスを提供すると発表した(Engadget日本版)。
AST社はアメリカ・テキサス州のベンチャー企業で、低軌道の人工衛星から直接4G・5Gの電波でスマートフォンに繋がる「SpaceMobile」サービスを目指している。
AST社のCEO、アヴェラン氏によると高度500~700kmの低軌道衛星から日本を4つの衛星でカバー。通常の携帯電話と同じ周波数帯の電波を使うので普段の端末をそのまま使えるという。
とはいえ、普通のスマホで700km上空の衛星と通信するなどという話はにわかには信じがたい技術だと思うのだが、果たしてこの楽天モバイルのぶち上げた大風呂敷はどれくらい現実味があるだろうか?
ちょっと古い情報ですが (スコア:2, 興味深い)
このあたりの話 [ascii.jp]を鵜呑みにすると衛星側は不可能ではなさげです。
携帯側が現在楽天に割り当てられている帯域でどこまで頑張れるのかは不明。
ただオカルト扱いしなきゃいけないほど的外れな話ではないのかも。
Re:ちょっと古い情報ですが (スコア:2, 参考になる)
私もこの話を聞いた時STICSを思い出しました。
人工衛星と携帯の直接通信は妄言やオカルトどころか、
「後は金をかければ実現可能」な段階まで必要な技術が揃っているアイデアです。
実は日本はこの分野で世界でも先を行ってて、記事あるようにきく8号(なんと2006年)で実験も行っていたんですが、
予算削減により現在に至るまで次の技術試験衛星を打ち上げられず、地上で行える研究しかできませんでした。
その間に後から来た海外に追い抜かれる。嫌なパターンですね。
楽天で人工衛星を調達すると (スコア:0)
送料無料で軌道上に送り込んでくれるのかな?
Softbank臭が漂う (スコア:0)
ぶち上げ続けないと転ぶ。自転車を漕ぎ続けるように、
Re: (スコア:0)
二つくらいの慣用句が混ざって変な感じになったの、最近多く感じる >ぶち上げた大風呂敷
Re: (スコア:0)
それは元の慣用句を正しく特定して両方の意味を同時に読むんやで
成層圏無人航空機 (スコア:0)
ってのがソフバンには出資してるのがあるよな。
なんで楽天のは二番煎じっぽく見えるし資金力がなぁ・・・・
Re: (スコア:0)
衛星LTEそのものも視野に入れてたよ。
https://japan.cnet.com/article/35084084/ [cnet.com]
普段の端末をそのまま使える? (スコア:0)
技適が通るような端末で500~700Kmの距離の通信が出来るとは考えられないのだけど。
三木谷の周りにはそういう妄言すら訂正できる人間がいないということなのか。
Re:普段の端末をそのまま使える? (スコア:3)
さすがに「人工衛星からスマートフォンへの直接通信」ってのは日本のメディアの誤訳なのかもなと思ってAST社のFAQをみてみたのだが
https://ast-science.com/spacemobile/faqs/ [ast-science.com]
Q:Do users need a satellite phone or special antenna?
「ユーザーは衛星電話もしくは特別のアンテナを必要としますか?」
A:No, SpaceMobile will be the first and only space-based network to work with standard mobile phones. No separate or specialized satellite hardware is required.
「いいえ、SpaceMobileは標準の携帯電話で動作する最初で唯一のスペースベースのネットワークになります。別のまたは専用の衛星ハードウェアは必要ありません」
Q:Do you need clear line of sight to SpaceMobile satellites for connectivity?
「SpaceMobile衛星に接続するためにはクリアな見通しが必要ですか?」
A:No, our proprietary technology enables access to SpaceMobile from any location — even inside — regardless of visibility to the satellites on orbit.
「いいえ、当社独自の技術により、軌道上の衛星の視認性に関係なく、あらゆる場所から、さらには屋内からもSpaceMobileにアクセスできます。」
のようにどうやらマジのようだ。屋内から衛星までスマートフォンで直接接続とか、さすがにこれはVaporWareの臭いがプンプンしてくるぞ
Re: (スコア:0)
無線の技術的には、LPWAでは大したアンテナなしに数百km先との通信が出来てるので、絶対無理とは言えない。
数十bpsしか速度出ないから、SMSぐらいしか使えないとは思いますが。
ただ、今の携帯電話端末に搭載されたモデムで対応できるわけではないので、共用端末作れるぐらいの意味かなぁ。
Re: (スコア:0)
電波望遠鏡みたいなのを浮かべておけば、物理的には不可能じゃないと思う。
何十億円規模の出資ならいいんじゃねえ?送料無料とかに注力されるより、他所で遊んでもらう方が楽天の経営にはプラスになる。
Re: (スコア:0)
28億円って、桁が少なくとも2つは間違ってる気がする…。
SAT社の累計調達額は約140億円とのことで、これじゃ衛星1回打ち上げでお仕舞い。衛星打ち上げだけで80~100億だろ、残りで衛星調達してもギリかアウトだよね…。
研究開発費の一部ぐらいにしかならんのでは。
低軌道に4機と言うけど、衛星を4機打ち上げれば良いわけもなく。最低でも10倍ぐらいは要るんじゃねーか? Starlink見る限りもっと必要かな。日本だけカバーするという器用なことはできないし。
本気でやるなら兆円オーダーだと思うので、素直に基地局立てても大差無いような気がする。
…まぁ大差無いならグローバルな衛星の方が合理的かもしれんが…?
Re:普段の端末をそのまま使える? (スコア:1)
イリジウムが66機で約30億ドルと考えると、28億では全然足りませんよね。
1機あたりの価格はまあ最近の技術革新に期待するとしても、必要な数は物理法則なので…。
まあ、ベンチャーへの出資なのでいきなりサービス構築までの出資の話にはならないでしょう。
技術デモとか何らかのマイルストーンが設定されて、それをクリアすれば追加出資の話になるはず。
楽天モバイル的には、実質的には無料お試し期間延長というネガティブな発表だったので
なにかポジティブな発表を混ぜたかったんだろうと思いますが。
Re:普段の端末をそのまま使える? (スコア:1)
綺麗なオフィスで
何人かが電卓叩いて基礎研究していて
何人かが素敵なプレゼン資料を作っていて
トップがプライベートジェットで金策に回っているのかも知れない。
どこか大企業に買収されない限り衛星を打ち上げる力はないと思う。
Re: (スコア:0)
サービスの利用コストでは?
イリジウム利用者が打ち上げコストを負担していたとか知らんけど。
Re: (スコア:0)
会社に出資した額が24億円って話なんですよ。140億の20%の。
資本無しに衛星調達無理でしょう…。
すごく詐欺っぽい匂いがするしなぁ。また騙されてるんじゃないの三木谷。
というか、これを利用して楽天モバイルの将来性をアピールしといて、民衆が騙されてる間にせっせこ基地局整備、ってことなのかな。
まぁいずれにせよ、実際にこの宇宙通信が実現することは無いと思うよ。
Re: (スコア:0)
まぁこれだよね。28億は単に宣伝料。話が筋が通っているかどうかは全然問題じゃなくて、もっと金を集められるかってことが経営判断だから。
Re: (スコア:0)
騙されているフリしてんじゃないの?
たった24億で「全国の接続率アップに努力してます」って言えるなら安上がりだろう。
ダメだったとしても騙されたポジションを得られる訳で、1・2年の時間稼ぎには十分に使えそうだ。
Re: (スコア:0)
むしろ衛星からの通信が実現できるなら、ちまちま基地局建てないでも一気に解決するのではないか。
docomoがそうしない理由は? (スコア:1)
むしろ衛星からの通信が実現できるなら、ちまちま基地局建てないでも一気に解決するのではないか。
もし仮に数十億円で衛星基地局網が構築できるなら、なぜ大手携帯キャリア3社は年間数千億円を基地局設備投資に費やしているんだろうか?
A.docomoとauとsoftbank三社ともに底抜けのアホだから
B.そんなことは不可能だから
どっちだろう
Re: (スコア:0)
可能なことと、存在してることと、存在を知ってることと、存在してるものの価値を評価してることと、実際に利用することはそれぞれの間に大きな断絶があるからなぁ。
この件が可能なのかetc...はまた別として。
Re: (スコア:0)
確かにパラボラにすれば出力の割には遠距離通信が可能だけど、高度数百キロでアンテナを常に日本に向けるのはきつそう。
日本上空ではリアクションホイールでがんばってアンテナの向きを変えて、日本上空から離れてる間にホイールを減速させるというのも電力食う上にメカニカルな負荷が大きそう。
Re: (スコア:0)
底の抜けたアホがおる
Re: (スコア:0)
大気の吸収は10km分くらいだから、あとは衛星側のアンテナがどのくらいの指向性を持ってるかによるかと。
ただ、普通の携帯の免許では宇宙通信はできないと思われるので、そこをクリアする必要があるでしょう。
Re: (スコア:0)
携帯電話の周波数帯域の地表波の電波伝播はではそんなことは無理ですが、衛星通信なら衛星のアンテナで利得を稼げば通信出来るかな?というところです
船舶のAIS(自動船舶識別装置)の電波を衛星で受信できていることを忘れてはいけません
うさんくさい (スコア:0)
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/interview/1238650.html [impress.co.jp]
『楽天モバイルが手を組むAST社の衛星通信「SpaceMobile」、その実力は』
「スマートフォン側の消費電力は、3kmほど離れた基地局と同程度になるという。衛星の設計上、開口(アパーチャー)を大きくすることで、より遠距離へ電波が到達できるようにしているとのことで、それによりスマートフォン側の電力消費を抑える」
マジで現行のスマートフォンと衛星との間で直接通信させようとしてるのか。
可能なのかそんなこと?
衛星側を巨大なパラボラにするとか?そんなことで700kmも飛ぶもんなのか?
Re:うさんくさい (スコア:1)
4機でカバーって言うけれど、静止軌道ではないからもっと機数が必要だよね。常時日本をカバーするには、何機ぐらい必要なんだろう?高度はたったの700kmだし、32機ぐらい?もっと?
疑問に思うぐらいなら計算しちゃえ、ということで粗い計算をしてみた。地球を半径6300kmの球, 衛星の高度を700kmとすると衛星がカバーできるのは角度換算でarccos(6300/(6300+700))*180/PI = 25.8°。ってことは、少なくとも4*(360/25.8)=56機は居ないと、必ず不通になるタイミングが生じる。
実際には衛星のカバー範囲同士がある程度重ならないとNGだろうから、100機ぐらい必要になっちゃうんじゃないかな。うーん、イマイチっぽくないかい?
Re: (スコア:0)
実際には衛星のカバー範囲同士がある程度重ならないとNGだろうから、100機ぐらい必要になっちゃうんじゃないかな。うーん、イマイチっぽくないかい?
Starlinkみたいに1000機単位じゃないだけマシ?
それにしてもやっぱこの予算規模じゃまだまだ足りなすぎる気がする・・・
Re: (スコア:0)
どう好意的に見ても、基礎研究の段階でしかないよな。
Re: (スコア:0)
> 日本は4つの衛星でカバーできるとのことで、船舶はもちろん、エリア内の航空機も特別なアンテナなしで通信できる。
何Tbpsの帯域があるんだろうね
宇宙から地上まで700kmを飛ばすことだけならばそんなに違和感ないが日本の国情と合っている気がしない
「技術的には問題がない」という表現が繰り返されているのも気になる
Re: (スコア:0)
絞り込めばいけない事は無い(GPS信号は全てのスマホは受信しているよな)だろうけど、
GPSや放送と違い全員に同じものを送れば良いわけでも無いだろうに。
少なくとも万人オーダーの相手をたった4機の衛星でどうするつもりなんだろうか?
#騙されたフリして盾にでもしているつもりかな?とも思っちゃう。
Re: (スコア:0)
小型または超小型衛星の飛行編隊を用いて、エンドユーザ装置および端末間を直に接続する高スループット分散型衛星(htfs)のためのシステムおよび方法 [google.com]
# ようわからん。偉い人解説して。
Re: (スコア:0)
巨大なパラボラつかえば700kmは余裕でしょう。
例えば、36,000kmの静止軌道から、テロリストの携帯電話の傍受ができたりします。
ただ、巨大なアンテナつかった場合、ビームが細くなるんだよね。
サービスエリアが半径2kmとかでも良いなら実現できると思うのだが…。今度は逆に何機衛星が必要になるんだって話になる。
たくさんアンテナ搭載するような巨大衛星でもいいけど問題は同じだな、要するにお金がアホみたいにかかる。
控えめに言っても夢物語、現実的には投資詐欺じゃないかな。
Re: (スコア:0)
巨大なパラボラつかえば700kmは余裕でしょう。
相乗りで一度のロケット打ち上げで複数軌道投入する小型衛星を想定してるらしいんだが、小型衛星に巨大パラボラアンテナとかタイトビーム通信とか、そういう芸当ってできるもんなのかね?
Re: (スコア:0)
巨大といっても限度はあるけど、メッシュ状の大型アンテナを軌道上で展開する技術はあるし、マルチビーム通信とかもできる。はず。ビームの直径は100kmオーダーだろうけど。
ただ、小型って言ってもどれぐらいなんだか…。
アリアン5でいっぺんに4機ぐらいのサイズ感なら大型アンテナも問題なさげだけど、全部で4機ってこたー無いだろうし…。
4機あれば間に合うって話は日本上空に4機ってことだろうから。
色々と空想の衛星すぎて、ホントに出てくるのかわからんねぇ。
衛星免許で各国の電波の免許取ると、地上でもサービスできる場合があるって話があったりしたし。
色々と怪しげ。
Re: (スコア:0)
#3775762 [srad.jp]にリンクされている特許を見ると
とある。
この特許の技術を使うなら、小型衛星を並べて大きなアンテナにするって事じゃないのかな。
Re: (スコア:0)
開口合成ですね、電波望遠鏡の分解能を上げるために大昔(1946年)に考案されて、人工衛星による資源のリモートセンシングにも使われています。多分皆さん知っているけれど面倒なのでコメントしてくれないのでしょう。数百メートル四方の範囲に、一メートル四方くらいのアンテナの衛星が千台とかそんなイメージかと思います。費用対効果を無視すれば音声通話とかテキストのみのメールなら案外実現できるかも知れません、個々の衛星で受けた電波をリアルタイムに信号処理するスーパーコンピュータも地上局には必要かも。
Re: (スコア:0)
合成開口レーダを衛星コンステレーションで生成しよう、ってことなのか。
携帯端末から衛星側の上り電波の感度は上がるけど、衛星から地上への送信出力も上がるのだろうか?
あと合成開口レーダにするなら相互の衛星の位置関係を厳密に測定しないとイカンと思うんだが、レーザーで相互通信とかしないとダメなのでは。そういう仕組みも入ってるのかな
Re: (スコア:0)
開口合成というと、通信の分野では目新しいもののように思えますけど、
フェイズドアレイアンテナと言ってしまうと、今時の通信分野で当たり前に使われている技術になっちゃいますね。
離れた衛星同士の位置関係を厳密に測定できるかどうかが全てって感じでしょうか。
Re: (スコア:0)
>相互の衛星の位置関係を厳密に測定しないとイカンと思うんだが
そんなのはGPSで枯れた技術だ。
Re: (スコア:0)
出資が少ないとか言われているが、そもそも現状では出資すべき実態がまだまだ現実に近づいても居ないのじゃないかとも思う。
Re: (スコア:0)
サービス開始時期については「決まっていない」とするに留まった。
サービス開始時期については「決まっていない」とするに留まった。
大事なことなので二回言いました
某Starlinkはピザ箱サイズ (スコア:0)
衛星インターネットというと、今一番話題のStarlinkはこんな端末 [gigazine.net]だった気がします。
もちろん、速度落としたり条件を緩めれば端末をもっと小さくは出来るのでしょうが、イリジウム携帯だってあのアンテナ [amazon.co.jp]だし、普通のスマホが使えるはさすがに飛ばしでは…。
問題が一つ (スコア:0)
コンベンショナルな端末に対応するために、パラボラでゲインを稼ぐ。
(できるなら)それは分かるが、できたとしても
おそらく、この衛星はとてつもなくジャミングに弱い衛星になってしまう
と思う。
理由は、ダイn
NO CARRIER
大雨の日は (スコア:0)
不通になるんじゃないのかなぁ
BSだってそうじゃん?
Re: (スコア:0)
BSはSHF使ってるから水に吸収されやすいんだよ。
携帯だと800MHz帯とか使えれば解決しそうだけどな。