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2020年3月28日のサイエンス記事一覧(全2件)
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ゲーム

病原体拡散シミュレーションゲーム「Plague Inc.」の開発者、アウトブレイク阻止モードを開発中 19

ストーリー by headless
阻止 部門より
病原体拡散シミュレーションゲーム「Plague Inc.」を開発するNdemic Creationsは23日、COVID-19(新型コロナウイルスによる疾病)対策として感染症対策イノベーション連合(CEPI)と世界保健機関(WHO)のCOVID-19 Solidarity Response Fund(COVID-19連帯対応基金)に合計25万ドルを寄付したこととともに、Plague Inc.の新しいプレイモードとしてアウトブレイク阻止モードを開発していることを発表した(Ndemicの発表The Vergeの記事Neowinの記事)。

Plague Inc.は病原体を拡散させて人類を滅亡させる戦略シミュレーションゲームだが、現実の世界で発生している深刻な問題に対する有益な情報が得られるとして米疾病予防センター(CDC)から高く評価されている。今回の寄付を手配するにあたり、NdemicはWHOやCEPIからプレイヤーがアウトブレイクを阻止できるようなモードの追加を繰り返し要望されていたという。

アウトブレイク阻止モードでは疫病の拡大を抑制し、保健システムの強化を行うとともに、トリアージや検疫、感染を防止する社会的な距離の確保、公共サービスの閉鎖といった現実に行われている対策をバランスよく実施する必要がある。NdemicではWHOやWHOの世界規模感染症に対する警戒と対応ネットワーク(GOARN)の専門家らの協力を受けてアウトブレイク阻止モードを開発しており、パンデミック発生中にすべてのプレイヤーへ無料提供する計画とのことだ。
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医療

米国で観賞魚用の薬品をCOVID-19の予防・治療用に内服する人が増加、死者も出る 97

ストーリー by headless
予防 部門より
米国では観賞魚用として販売されているリン酸クロロキンをCOVID-19の予防・治療用として内服する人が増加しているそうだ(FDAの更新情報Banner HealthのニュースリリースSlashGearの記事)。

マラリアや狼瘡、関節リウマチの治療薬として用いられるクロロキンだが、小規模な研究でCOVID-19患者にヒドロキシクロロキンを投与することでウイルスが減少し、抗生物質との組み合わせで効果が高まったという報告が出ている。ドナルド・トランプ大統領がクロロキンやヒドロキシクロロキンの効果繰り返し言及していることもあり、注目が集まっている。

米食品医薬品局(FDA)では認可外使用としてクロロキンをCOVID-19の治療に使用できる可能性を検討している段階だ。しかし、医師が自身や家族、友人のためにCOVID-19の予防や治療目的で虚偽の処方をする例が相次いでクロロキンの品不足が起こり、狼瘡患者などが必要な治療薬を入手できなくなる状況に陥っているという。そのため、医薬品のリン酸クロロキンではなく、観賞魚用の薬品として販売されているリン酸クロロキンを内服する人も増加しているようだ。米非営利ヘルスケアシステムのBanner Healthによると、60代の夫妻がリン酸クロロキンを服用後30分ほどで具合が悪くなり、入院が必要な状態になったという。その後、夫は死亡し、妻は集中治療を受けているとのこと。

FDAではCOVID-19予防用として認可した医薬品は存在せず、COVID-19テストキットは医療機関にのみ提供されているとして、オンラインで販売されている詐欺的商品を購入しないよう注意喚起している。特に動物用や研究用と明記されたクロロキンなどについては人体への安全が確認されていないとして、医療機関で処方されたもの以外は服用しないよう求めている。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

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