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2020年4月25日のサイエンス記事一覧(全2件)
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宇宙

消えた系外惑星、そもそも惑星ではなかったとの研究成果 13

ストーリー by headless
視覚 部門より
現在は観測できなくなっている系外惑星Fomalhaut bの実体は惑星ではなく、氷微小惑星が衝突してできた塵の雲だったという研究成果をアリゾナ大学の研究者チームが発表した(UANewsの記事NASAのニュース記事論文アブストラクト)。

Fomalhaut bは地球から25光年の距離にある恒星Fomalhaut(みなみのうお座α星)系にあり、ハブル宇宙望遠鏡(HST)による2004年と2006年の観測データをもとに、2008年に太陽系外惑星として発表された。ドップラー分光法やトランジット法といった間接的な方法ではなく、初めて視覚的に存在が確認された系外惑星の一つだ。ただし、視覚的に確認された他の系外惑星とは異なり、大きさからみて主星の光を反射しているだけとは考えられない明るさで輝く一方で、天体表面の温度が高くて輝いているなら検出されるはずの赤外線も検出されない。また、軌道がFomalhautを囲む塵の円盤内を通過するにも関わらず摂動がみられないことなどから、本当にFomalhaut bが惑星かどうかについては議論の対象となっていた。
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医療

米大統領が消毒剤の注射でCOVID-19を治療できる可能性を示唆、医師やメーカーが危険性を警告 107

ストーリー by headless
消毒 部門より
米国のドナルド・トランプ大統領が23日、消毒剤を注射すればCOVID-19を治療できる可能性をプレスブリーフィングの中で示唆したことから、医師や家庭向けの消毒用製品メーカーが危険性を警告している(ホワイトハウスの記事Reutersの記事RBのニュースリリースPoliticoの記事CBS Newsの記事)。

トランプ氏の発言は、唾液などに含まれるCOVID-19ウイルス(SARS-CoV-2)に対する消毒剤の効果を調査した米国土安全保障省(DHS)の発表を受けたものだ。プレスブリーフィングに出席したDHS次官代行で科学技術部門を率いるビル・ブライアン氏は、ウイルスが紫外線に弱いことや、気温と湿度が上昇すれば長時間安定を保つことができなくなることを説明したうえで、COVID-19感染者の唾液や呼吸器官から採取した液体に含まれるウイルスを漂白剤なら5分、イソプロピルアルコールなら30秒で殺菌できると述べた。

トランプ氏は消毒剤が1分間で殺菌できるなら、注射か洗浄に使用すれば肺で増殖するウイルスを除去できる可能性があると示唆し、調べる価値があると指摘。医師の指示に従う必要があるものの、個人的には興味深いとも述べている。直後に質問した記者は夏には感染拡大が収まる可能性に注目したため、注射の話はそこで途切れていた。しかし、その後(約4分後)消毒剤を人間に注射するシナリオが想定されていないことを確認する別の記者の質問にブライアン氏が同意すると、トランプ氏も注射ではないと言い直した。それでも患部の洗浄による消毒の効果については調べる価値があると考えているようで、「効果があるかどうかは半々だが、動かない物体に対しては確実に大きな効果がある」と付け加えている。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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