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2020年6月29日のサイエンス記事一覧(全2件)
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NASA

火星でヘリコプターを飛ばす瞬間が近づいている 7

ストーリー by nagazou
旅立ちの時は来た 部門より
taraiok 曰く、

NASAは7月20日に打ち上げられる予定の火星ミッションで、地表に実験用のヘリコプターを降ろすことを計画している。この火星ヘリコプターは「Ingenuity(優れた想像力)」という名称が付けられており、ロボット探査の新しい方向性を模索するという(The New York Timesslashdot)。

火星での飛行は簡単ではない。重力こそ地球の3分の1ほどだが、火星の表面では大気の密度は地球の100分の1と大気が薄いためだ。とくに火星の表面から離陸することは難易度が高いという。地球の高度100,000フィート相当を飛ぶのと変わらない。これは、ジェット旅客機が通常飛行する高度の2倍以上に相当する。

NASAジェット推進研究所のプロジェクト・マネージャーであるMiMi Aung氏は、別の惑星ではあるが、ライト兄弟が飛び立つ瞬間に似たものとなるだろう。約20年前は実現できない目標だと思っていた。しかし、電子機器の小型化やバッテリーの進歩、軽量に成形できるブレード材料などの技術が登場し、火星での飛行機械の夢が可能になったと語っている。

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アメリカ合衆国

パンデミック中の自宅研究で新種の昆虫9種類が見つかった 10

ストーリー by nagazou
もしや絶滅より新種発見の速度のほうが早いのか 部門より
taraiok 曰く、

ロサンゼルス郡立自然史博物館は、新型コロナウイルスによるパンデミックが発生したため、3月中旬に休館を余儀なくされた。そこで働く昆虫学コレクションマネージャーのリサ・ゴンザレスさんはすぐに仕事に戻れると踏んでいた。しかし、パンデミックは収まらず、博物館に戻るまでに時間がかかることが分かった(WIREDslashdot)。

そこで彼女は自宅を研究室に変えた。彼女は博物館が市民科学プロジェクトを通じて収集した、何千もの昆虫をふるいにかけ始めた。顕微鏡を駆使して何十もの昆虫種を識別した。その過程で珍しい昆虫を発見することに成功した。彼女は発見した昆虫を、同僚の昆虫学の学芸員であるブライアン・ブラウンさんに引き継いだ。結果、小さなハエの新種9種の発見につながった。

今回の新種たちは2012年から始まったBioSCANプロジェクトを通じて収集されたものだという。ゴンザレスやブラウンたちは、プロジェクトの最初の3年間で30種の新しい昆虫を発見している。最近の2年間でさらに13種の新種を発見、そして今回、パンデミックによる博物館閉鎖以来、さらに9種の新種を発見することに成功したことになる。

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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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