パスワードを忘れた? アカウント作成
14279499 story
宇宙

ISSの外側に微生物を3年晒す実験で全体の数%が生存。宇宙空間を生命が移動する説を補強 34

ストーリー by nagazou
地球人の素はどこから 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

微生物が紫外線に晒された宇宙空間でも約3年間ほど生存できたそうだ。この実験は東京薬科大とJAXAなどの研究チームが行ったもので、宇宙空間を生命が移動するのではないかという「パンスペルミア仮説」を実証するために行われたものだそうだ(東京薬科大学読売新聞)。

実験では、放射線耐性微生物Deinococcus radiodurans (デイノコッカス・ラジオデュランス)の塊を5個、国際宇宙ステーション(ISS)の外部に2015~18年の3年間ほど晒し、生存可能かどうかを検証したという。紫外線が当たった条件でも、10億個以上の塊では全体の数%が生存していたとされる。

今回の実験は生命の宇宙飛来の仮説があり得ることを示す証拠の一つになるだろうとしている。今回のISSの実験は地球周回低軌道で行われたものでバンアレン帯の下になる。次の実験ではバンアレン帯の外側で行うことができれば、より有意な検証ができるのではないかとしている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 3年で数パーセントが生存。……まあ、5%としよう。
    もう3年(=6年)で、0.25%
    さらに3年……切り良く4年(=10年)で、0.0125%

    さて、光の速さで歩いて行っても10光年先に0.0125%しか届かない。これで播種が成り立ったとしたら、どんだけの数がぶちまけられたのだろう。

    • by Anonymous Coward on 2020年08月27日 22時26分 (#3878037)

      微生物だと個体数が天文学的数字だったりするので、それだけ可能性が高ければ十分なのでは

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      仮に彦星のように1年に1回しか播種しないとしても、それこそ宇宙的スケールで何億年もその機会があればそのうちデキることがあるんじゃねぇの
    • by Anonymous Coward

      光の速度で行くのは無理として、光速の99.9%だと地球時間で10年でも主観時間だと半年弱ということになるそうです

  • by hakikuma (47737) on 2020年08月27日 14時28分 (#3877653)

    3年間も紫外線に晒されたら、たとえ生きていたとしても日焼けしてると思います

    # Black Lives Matter

    • by Anonymous Coward

      つまり紫外線に耐性がついている、ということか。

      • by Anonymous Coward

        塊の外側の尊い犠牲が、内部の菌の命をつないだんや。(-∧-)合掌・・・

  • by Anonymous Coward on 2020年08月27日 15時36分 (#3877720)

    パンスペルミア仮説を立証する上で、宇宙空間でも生存可能として、あとは大気圏の再突入に耐えられるかどうかか。
    隕石とかにくっついている状態では、大腸菌レベルでも燃え尽きるか、墜落時の衝撃でバラバラになるという実験結果もあったはずなので、どうやって惑星に生きたまま降りるかだなぁ。

    • by Anonymous Coward

      大気の(あまり)ない惑星に落ちれば無問題。
      岩石が集まりかけてるような初期の惑星でもいいし。

      • by Anonymous Coward
        細菌単体で生身で再突入すればいいじゃない(男塾メソッド)
        細菌くらい小さくて軽ければ塾長ほど強靭でなくても十分行けると思う
        • by Anonymous Coward

          そもそも「大気圏再突入」は炎の壁を越えるような行為ではないので関係ない
          たまたま米露の宇宙船がそういう質量密度の機体でそういう風になる減速方法を使っているだけ

          • by Anonymous Coward

            うん、気象ゾンデ宜しくバルーンでも展開して
            ゆっくり安全に降りてこないのはなんでなんだろう
            風に流れたり時間掛かるから食料とか余計に要るとか
            なのかな
            # 某ロボットも風船膨らませて帰るんじゃ絵ヅラがアレだし

            • by Anonymous Coward on 2020年08月27日 18時02分 (#3877887)

              気象ゾンデは、速度が遅いからそれができる。
              宇宙空間にでた船が地球の戻る場合には、第一宇宙速度出ている状態(27700km/hぐらい)で、大気圏に突っ込むのでその状態で空気抵抗がかかるようなものを展開すると、バランス崩して空中分解する。
              ロケットタイプの場合は、パラシュート広げることが可能な速度まで減速してから展開してるよ。
              スペースシャトルのオービタの場合は、機体全体で減速するからパラシュートは着陸の際のブレーキとしてしか使わない。
              理屈の上では、逆噴射でゆっくり下りれば断熱圧縮は起きないけど、打ち上げた時と同じ推力と燃料が最低でも必用になるので現実的とは言えないな。

              親コメント
              • by Anonymous Coward

                ロケットガールにたしかゆっくり降りてくる話があったはず

            • by Anonymous Coward

              降ろしたいものの物理的な諸々の量、ざっくり言うと比重で降下の最低最大速度の幅が決まってしまうんじゃね。

    • by Anonymous Coward

      ゆっくり落ちればいいだけじゃないの?

      • by Anonymous Coward

        どうやって?
        #それじゃ無能な営業みたいだぞ

        • by Anonymous Coward

          優秀な営業:お〜い開発、再突入任せてくださいって言っといたからよろしく。あと納期はおまえらの見積もりの半分で話しつけたから。

        • by Anonymous Coward

          小さいかけらなら、放射による冷却>空気抵抗による熱で降りれるんちゃう?

        • by Anonymous Coward

          微生物レベルの重量では、地球との相対速度さえ落としてしまえれば
          空気との摩擦で高熱が発生することは無いのですから
          運良く相対速度の低い状態で重力に囚われたら問題ないのでは?

      • by Anonymous Coward

        なんか昔、一般のロケットみたいにゴーっと上昇したりすごい速度で燃えながら大気圏突入しなくても
        ゆっくり上がってゆっくり下りれば簡単に宇宙ロケットが作れる、という理屈で民間人が
        宇宙船作る、って映画をテレビで見た記憶があるな。
        当時まだ子供だったのでなんとなく納得して見ていたが……

        • 軌道エレベーター [www.jsea.jp]が、まさにそれですよ。
          ロケットよりは格段に遅いスピードで上昇や下降を行うのを、「ロープ」を伝うことで行い、エネルギー消費的な問題含めて軌道機による行き帰りに伴う問題を解決しようとしてる。
          # 技術的に解決すべき課題があまりに多い現状ですが。

          親コメント
        • by Anonymous Coward
          ゆっくり上がってゆっくり下りるってことはそれだけ長い時間地球の重力だの大気だのという邪魔者と戦い続けなきゃならん。嫌なことはさっさと済ますに限る。ゴーっと上昇してすごい速度で燃えながら大気圏突入した方がずっと効率がよいってこと。
        • by Anonymous Coward

          たぶん「宇宙清掃株式会社サルベージ・ワン」という作品です。
          http://www.generalworks.com/databank/movie/title4/salva.html [generalworks.com]
          テレビシリーズのパイロットフィルムで、何話か作られた(パイロット以外は日本未放映)けれど打ち切られたと記憶しています。
          低い加速度を長時間続ける定率加速航法というイオンエンジンみたいな運用で大気圏を低速で抜けるわけですね。

    • by Anonymous Coward

      微粒子の形であれば、自身が保持している運動量も小さいので速度低下で発生する熱量も小さい、
      大気圏突入時に焼かれることもないかもしれない。

    • by Anonymous Coward

      隕石の内側に菌が入っていれば、なんとか大気圏は突破できそう。
      そして惑星の地表面に衝突した際に隕石が割れて、中から飛び出したとしたら、生きたまま降りられそうじゃないですか。

      • 小さな隕石だと、空中で分解してしまうんですよね。
        小さいと多くは蒸発してしまうけど、一部は微粒子の形で地上に降り注ぐ。
        勿論、小石サイズの物もままある…

        これが、例えば、直径数キロ以上の隕石なら、一部は蒸発しつつも表面が分解し経路上にばらまかれ、核心部分は高熱を持ちながら地上に落ちてくる。
        内部に液体が凍った部分があってそこに細菌などの生物がいたら、高熱で溶け田としても、なかなか蒸発もせずに、緩衝材になって生物を護るでしょう。
        その一部は、液体であるままで、外側に出てくるでしょう…何年もかけて。

        そもそも、宇宙空間の領域である高度数百キロの領域と地上の間を微生物が(大気循環での加速で)行き来してる可能性も高い [science.srad.jp]訳で。高空で分解した隕石に付いていた細菌の類が降り注いでる可能性は、そんなに低くないですよ。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        縮尺モデルを使って、隕石に見立てたもののの内側に大腸菌を入れて、引接が衝突した時と同じような速度で衝突実験をするというのをナショジオかディスカバリーの番組でやってたけど、中の菌は衝撃で死滅してたよ。
        宇宙空間からくるものは、速度が速すぎるからねぇ。
        上にも書いてる人いるけど、中に入ってるとだめだけど、微粒子レベルだと運動エネルギーは小さくなるから可能性があるかもしれないな。

typodupeerror

最初のバージョンは常に打ち捨てられる。

読み込み中...