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2020年9月16日のサイエンス記事一覧(全4件)
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宇宙

金星の大気からホスフィンを検出、生命の痕跡か? 43

ストーリー by nagazou
金星人はクラゲ型のイメージだっけ 部門より
AC0x01 曰く、

英国カーディフ大学の研究者らによるチームは14日、金星大気の観測の結果、ホスフィン(リン化水素)を検出したことを発表した(国立天文台の記事, TechCrunchの記事, AFP通信の記事)。

この観測は、チリのアルマ望遠鏡とハワイのジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡により行われた。報道によればホスフィンが発見されたのは、金星の地表から約6万m上空にある雲の上層部だという。ホスフィンは自然界においては嫌気生物が生み出している物質であり、金星の地表の高温ではすぐに破壊されてしまうことから、何らかのメカニズムが現在もホスフィンを生成していることを示唆している。

灼熱の金星だが、大気上層部は液体の水が存在できる温度であることから、雲の中に微生物が存在するのではという話は以前より存在した。ただし研究チームは、今回発見したホスフィンの量は太陽光による化学反応や火山からの供給といった可能性では説明できないとしつつも、未知の化学反応によって作られた可能性は高いとしていて、すぐに生命の存在と結びつける見方には否定的である。

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テクノロジー

東京医科歯科大、マウスのES細胞から1ミリサイズのミニ心臓を作り出すことに成功 20

ストーリー by nagazou
無限増殖の心臓II 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

東京医科歯科大などのチームが、マウスのES細胞を使って直径1ミリ程度の「ミニ心臓」(心臓オルガノイド)を作製することに世界で初めて成功したそうだ(東京医科歯科大NHK)。

胎児の心臓ができる際に多く見られるラミニン等のタンパク質を高濃度に加えて培養、心臓発生に適合した条件を構成することで、マウスのES細胞は心筋細胞などに変化、11日目に直径1ミリ程度の小さな心臓のようなものができたとのこと。このミニ心臓は、実際の心臓と同じく心房や心室などを持ち、機能面でも拍動且つ筋収縮制御が発生しているほか、本物の心臓で発生する心房から心室への興奮の伝播なども再現されているという。

同研究チームでは、薬剤安全性評価などに利用できる可能性があるとしている。

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日本

気象庁サイトで広告表示開始も、初日から不適切な広告が掲載 65

ストーリー by nagazou
期待を裏切らない 部門より
気象庁のWebサイト上での広告掲載が開始された。気象庁の発表によると9月15日の14時以降からの掲載スタートらしい(気象庁)。これに伴い、利用規約が改訂され、気象庁ホームページのウェブ広告に関する掲載運用方針の追加と個人情報保護についての項目が改訂されているようだ。

しかし、掲載開始からすぐに、気象庁の掲載基準にそぐわない内容の広告があったことが分かったそうだ。気象庁によると、午後2時に広告の掲載を始めて以降、不適切なものが見つかったとしている。気象庁の公式Twitterによれば、掲載を一時取りやめているという。NHKによると医薬品関係の不適切なものが複数個含まれたとしている(NHK気象庁Twitter)。

具体的な内容は分からないが、おそらくはYahoo! JAPANが掲載を却下した広告素材のような、健康食品や医療機関などが含まれていたのではないかと思われる。

あるAnonymous Coward 曰く、

いまのところ(9月15日現在)、トップページのサイドメニューにGoogle広告(旧Googleアドセンス)の正方形広告の表示されている。ソースコードにはGeoEdgeも見える。
https://www.jma.go.jp/jma/com/ad_js/production/jma-ga.js

利用規約が書いてあるページは、9月11日付で改定しており、広告サービスを利用していると記載が増えている。

# せっかくなら古いYouTube動画にも広告表示とかさせてみません?

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医療

COVID-19様の症状による外来受診者、直近14日間にレストランで食事した陽性者は陰性者の2倍という米CDC調査結果 34

ストーリー by nagazou
対面対話が原因か 部門より
headless 曰く、

米疾病予防センター(CDC)が11日に公開した週次報告書「Morbidity and Mortality Weekly Report (MMWR)」によると、COVID-19様の症状で外来を受診してPCR検査を受けた人のうち、直近14日間にレストランで食事をした陽性者の数は陰性者のおよそ2倍におよぶそうだ(報告書SlashGearの記事)。

これまでのSARS-CoV-2感染経路に関する調査は陽性者を中心に行われており、陰性者を対照群とした調査は少ない。7月に行われた今回の調査は全米11の医療施設の外来受診者のうち、COVID-19様の症状が出て初めてPCR検査を受けた陽性者154人と陰性者160人を対象に、14日以内の接触履歴やマスク着用の有無などを聞き取り調査している。

感染者との濃厚接触が確認されている陽性者は65人、陰性者は23人と大きな差(P値0.01未満)がついているが、買い物やサロン・ジム・公共交通機関などの利用といったコミュニティ接触履歴で有意差に達したのはレストランでの食事のみ(P値0.01)。症状が現れる14日以内に少なくとも1回はレストランの店内で食事したという陽性者は63人、陰性者は44人であり、調整後オッズ比は2.4(95%信頼区間1.5~3.8)となっている。ここから濃厚接触歴のある人を除いた場合の調整後オッズ比は2.8(95%信頼区間1.9~4.3)となる。また、バーやコーヒーショップ店内での飲食者は計21人と少い(P値0.22)が、調整後オッズ比は3.9(95%信頼区間1.5~10.1)におよぶ。

陽性者・陰性者ともに症状が出る14日以内に常時マスクをしていたという回答が70%を超えているのに対し、店内を見まわしてマスク着用や安全な距離の維持といった対策が行われていたという回答はレストラン利用者で計48人、バー・コーヒーショップで計8人といずれも半数以下となっている。実際のところマスクを着用したままでは飲食できないため、店内での飲食を重要なSARS-CoV-2感染リスク要素とみなし、客や従業員、コミュニティーを守るための対策を行うべきとのことだ。

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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー

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