沖縄県のエビ養殖場で伝染病である急性肝膵臓壊死症が発生。国内では初 16
これはやばそう 部門より
AHPNDは細菌性の伝染病で、感染すると養殖し始めて20~30日の間に急激な大量死が発生するとしている。致死率は40~100%としており、一匹でも感染が見つかれば水槽内のすべてに感染したと見なされるようだ(沖縄タイムスその2)。
県は養殖業者に対して、感染拡大のため施設内に残るエビの処分などを命じている。この養殖場は8月9日にタイから稚エビを10万尾を輸入したが、10月8日時点で生き残っていたのは2000尾のみだったとしている。当初、村内にはほかの養殖場がないことから、感染拡大のリスクは少ないとみられていたが、その後の調べで清掃時の海水の入れ替えで作業員が海と養殖場を行き来していたことが判明した。海で細菌が増殖した場合、根絶は難しくなるという。AHPNDは沖縄県内で養殖の多いクルマエビにも伝染することから、沖縄県は「県魚介類疾病緊急対策会議」を21日に開き対策を協議している。検疫体制の強化策などを決めて体制を見直すとしている。