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2020年10月24日のサイエンス記事一覧(全2件)
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地球

菅義偉首相、日本の温暖化ガス排出を2050年に実質ゼロに。所信表明演説で 116

ストーリー by nagazou
遠いようで近い2050年 部門より
菅義偉首相は26日に開会する臨時国会の所信表明演説で、2050年までに温室効果ガスの排出を「実質ゼロ」とする方針を示すと各メディアで報じられている(日経新聞朝日新聞NHK毎日新聞)。

政府は昨年、50年までに温室効果ガスを80%削減するとしてきた。しかし、排出量ゼロまでのスケジュールを示してこなかったことや、石炭火力発電の全廃に踏み出さないしせいなどから、国際社会の圧力が高まっていたいう。欧州連合(EU)は19年に排出量ゼロを掲げており、今回、首相就任後初の所信証明で実質ゼロを表明することで、国際的なアピールと存在感を示す意図があると見られている。

一方でエネルギー基本計画などについては大きな変更が必要となる。日経新聞によれば、再生エネの割合は日本は17%ほどで欧州の30%前後と比較すると少ない。進捗がおそければ、排出量に応じて課税する炭素税などをかけるなども必要となる。企業にも産業構造の大きな転換を迫ることになるとされる。
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音楽

テルミン、100周年を迎える 35

ストーリー by headless
世紀 部門より
世界初の電子楽器の一つとされるテルミンが誕生してから100年を迎えるのを記念して、MoogがWebサイトで特集ページを公開するとともに限定版の記念モデル「Claravox Centennial」を発表した(プレスリリーステルミン100周年特集ページThe Vergeの記事The Next Webの記事Claravoxによるドビュッシー「月の光」)。

物理学者でチェロ奏者でもあるLeon Theremin(Lev Sergeyevich Termen)がテルミンを発明したのは1920年。ロシアの研究所でガスの濃度を測定するデバイスを研究していたThereminは視覚的に値を読み取るだけでなく、音程変化によって聴覚的に状態を知ることができるよう改造した。自分の体とデバイスの距離によっても音程が変わることに気付いたThereminはチェロの演奏技術を生かし、簡単な曲を演奏することに成功する。演奏で同僚たちを驚嘆させたThereminは、本格的な楽器として開発を進めることになった。

完成したテルミンは2つのアンテナに手を近付けたり離したりすることで音程と音量をコントロールするユニークな仕組みで、楽器に手を触れずに演奏する様子は観客を驚かせた。その後、米国に滞在していたThereminがClara Rockmoreと出会ったことで、テルミンは演奏会楽器としての地位を確立することになる。天才バイオリン少女だったが関節炎により演奏をやめていたRockmoreはテルミン演奏の第一人者となり、楽器の設計にも大きな影響を与えた。

ClaravoxはRockmoreにちなんで名付けられ、Moog製テルミンの中で最も幅広い使い方のできる楽器に仕上がっているという。伝統的な演奏とモダンな演奏の両方に対応できるよう、ヘテロダインのアナログ発振器とマルチモード(正弦波・三角波・鋸波・ウェーブテーブル)のDSP発振器を搭載するほか、Etherwave Proから派生したアナログ波形成形回路やアナログBBDディレイを搭載。MIDI端子やUSB端子、CV端子(IN/OUT)も備え、DAWとの統合や外部音源のコントロールも可能だ。

Claravox Centennialは期間限定での製造となり、価格は1,499ドル。10月22日から予約受付を開始しており、12月に出荷開始予定。Moogの正規代理店を通じた注文が可能とのことだ。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

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