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バイオテック

20年以上もDNA断片しか知られていなかった生物、海洋に広く分布していた 19

ストーリー by nagazou
分布 部門より
20年以上もの期間、短いDNA断片だけ把握されていたという謎の生物の実態が判明したそうだ。京都大学らの研究グループにより発見されたもので、この生物に関してはこれまで、DNAの一部だけが海水から見つかっていたという(京都大学国立環境研究所Current Biology朝日新聞)。

大分県沿岸の海水中にいた生き物を培養、調査したところ見慣れないオタマジャクシのような形をした藻類が見つかり、その遺伝情報を解析したところ、前述のDNAと近いことが判明したという。新種の光合成生物であることが分かったほか、世界中に広く分布していることも判明したとのこと。この新種は謎のDNAについて報告していた研究者にちなんでラピ藻(Rappephyceae)と名付けられたとしている。ラピ藻という新しいグループが見つかったことにより、光合成生物の進化や実態を知る手がかりになると見られる。

あるAnonymous Coward 曰く、

世界中にいるのに・・・20年以上謎の生き物、正体は?
https://www.asahi.com/articles/ASP3V6G0FP3VPLBJ008.html

20年以上謎の生物、ついに正体が明かされる —光合成生物進化解明のカギに—
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20210325-2/20210325-2.html

Rappemonads are haptophyte phytoplankton
https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(21)00351-1

  • by Anonymous Coward on 2021年03月31日 6時44分 (#4004002)

    「光合成生物の進化や実態を知る手がかり」
    実態を知ることでどんな恩恵があるのか教えてください。

    実態を知ることが最終ゴールみたいに聞こえて、なんだか研究者の自己満足がゴールのようにしか
    思えないんです。もちろん、そんなことはないと思いたいのですが。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward on 2021年03月31日 7時22分 (#4004010)

      京大のニュースリリースには書いてあったぞ

      https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/2021-03/210327_kamikawa-... [kyoto-u.ac.jp]
      > また、本種がもつカロテノイドと呼ばれる抗酸化作用をもつ物質の中には、新奇のものと思われるカロテノ
      イドが含まれており、健康につながる製品の開発など将来的な応用が期待されます。

    • Re:手段と目的 (スコア:4, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2021年03月31日 11時39分 (#4004192)

      研究者の自己満足が(研究者自身の)ゴールで何が悪いのでしょうか?

      数学に数論 [wikipedia.org]という分野があって、紀元3世紀から研究されていたそうですが、近年まで「何の役にたつの?これ」と言われていました。
      およそ1800年にもわたって「研究者の自己満足」だったわけです。

      今現在、(ある程度)安心してネットでモノを買えたり、インターネット越しに秘密情報をやりとりしても経路で盗聴されなかったりするのは、数論のおかげです。
      (暗号技術をちょろっとかじったら、学生時代以来の「最小公倍数」とか「最大公約数」とかがばりばり出てきてちょっと感動した)

      10年どころか1000年かかっても実用化されなかった知識があるわけです。
      しかし、それが今の世の中で必要不可欠な存在になっているのです。
      「研究者の自己満足」を排除していたら、これらの技術は存在していません。

      • by Anonymous Coward

        日本に余裕が無くなったってことだ。
        余裕が無いから国民の意識も貧しくなる。

        • by Anonymous Coward

          「貧すれば鈍する」で済むところをずいぶん長ったらしく高説

    • Re:手段と目的 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2021年03月31日 7時34分 (#4004018)

      英語なんて人生に必要ないという人がいる。
      実際は、その人が英語が不要な職にしか就けないということなんだけど。

      • Re:手段と目的 (スコア:2, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2021年03月31日 9時05分 (#4004059)
        一方で、生活でも仕事でも英語が必要なくとも、楽しいからというだけで趣味で英語を学習している人もいる。
        研究者というのはそれに近い人が多い。
    • by Anonymous Coward

      あなたが非難できて幸せになれてwinwin

    • by Anonymous Coward

      あなたが科学というものを理解してないだけ

    • by Anonymous Coward

      最終かどうかはともかく、自己満足がゴールでしょう。
      あなたは自分が幸せになるために生きているのではないのですか?
      研究者という人は実態を知ることが幸福の源泉なんですよ。
      彼らなにり自身の幸福を追求した結果、というだけです。
      恩恵がないとだめなんですか?じゃあ、私が100円あげましょう。

    • by Anonymous Coward

      別にそう思いこんでたとしても世界には何の問題もないよ。

    • by Anonymous Coward

      >もちろん、そんなことはないと思いたいのですが。
      もちろん、そんなことです。
      人は、自分の楽しみのために生きています。特に芸術家とか研究者とか偉大な方はそうですよ。

      まあ、それじゃあ、自分以外の方の協力が得られないから、恩恵の話もしますけどね。

    • by Anonymous Coward

      実態を知ることでどんな恩恵があるのか教えてください。

      知識が豊かになります。

      実態を知ることが最終ゴールみたいに聞こえて、なんだか研究者の自己満足がゴールのようにしか
      思えないんです。もちろん、そんなことはないと思いたいのですが。

      「知識欲を満たすこと」が、自然科学に限らず学問全般の動機です。
      それを自己満足だと批判するのはあなたの勝手ですが、新たな発見に感心する私のような人間が大勢いる以上、その認識は単に間違いです。

      「何かの役に立つこと」に、どうしてそんなにこだわるのですか?
      身の回りを見回してみましょう。
      あなたはたくさんの「役に立たないけれど大切なもの」に囲まれているはずです。

    • by Anonymous Coward

      実態を知ることは最終ゴールになるのは、答えがあらかじめ決まってるテストだけ

      実態を知れば、物事の見方が豊かになって、まだ我々が知らないことがもっとあるって気づくんだよ

      ゴールじゃなくて、次のスタートにたどり着くだけなの

      人類には最終ゴールなんてものは見えたことがないの

    • by Anonymous Coward

      どんな恩恵があるか分からないから研究するのでは?

    • by Anonymous Coward

      逆、逆。何の意味もないけど知りたいから調べる、というのが哲学の本質で、その哲学の一分野が科学。
      そうやって、そんな意味もないことやってないで畑でも耕せやアホ、と言われ続けてた連中が調べ上げてたことが、後にやたらと役に立つ事が分かって持てはやされてるのが今の科学。その他、社会学やら経済学やらと、役に立つ部分がそれぞれ哲学から独立した分野っぽく扱われるようになってきて、今のところまだ価値を見いだせない部分だけが哲学として残ってる。

    • by Anonymous Coward

      知識を得ることそのものにも目的としての価値があることはほかの方のコメントを
      見ていただくとして、仮にある科学者が到達した時点で用途が見つけられなくても、
      その知識を発表し人類で共有することで、それ以降の科学者技術者たちが用途を
      見つけてくれる場合もありますよ。
      例えば交流電気などの周波数単位に名を残すハインリヒ・ヘルツは電磁気研究で
      多大な成果を挙げましたが、「それは何の役にも立っていない」と言ってたそうです。
      現在、電磁気が我々の生活に欠かせないものであることは言うまでもありませんね。

      #ご婦人に研究成果を説明して「それでそれは何の役に立ちますの?」と聞かれて
      #「あなたの抱いてる赤ちゃんくらい役に立ちますよ」って答えたのはヘルツだっけ?
      #この言葉は「無限の未来の可能性がある」みたいな素敵な意味じゃなく「役に立たない」の意

    • by Anonymous Coward

      世の中には文系も含めあらゆる分野の学問があり、科学に限っても何の役に立つのやらというものが溢れているわけですが、
      それらのうちで「光合成生物の進化や実態を知る手がかり」というのは、人類の役に立つ - 立たない の尺度でみた時に
      余裕で上位0.1%に入るレベルで「役に立つ」方のカテゴリでしょうよ。

      短期的には遺伝子組み換えなどで収率の高い種を作り出す知見になるだろうし、
      下のコメントにもあるように医療に貢献する"可能性のある" 物質を得られるかもしれないし、
      超長期的にはそれこそ惑星移住やテラフォーミングの実現に向けても重要な知見となりえるでしょう。

  • by Anonymous Coward on 2021年03月31日 22時28分 (#4004614)

    おもにwikipediaを斜め読みしてまとめてみた。
    まず従来の五界説による分類では植物界にひとまとめにされている真核光合成生物であるが、これは現在では遺伝系統による分類ではない(多系統)ということになっている。
    我々一般人になじみ深い植物というともちろん緑色植物だが、これは紅藻や灰色藻とともにアーケプラスチダという分類になり、最初に葉緑体を獲得した生物の直接の子孫となる。
    紅藻がさらにほかの真核生物に共生して誕生した光合成生物がクロミスタと呼ばれる分類で、褐藻などの不等毛植物(ストラメノパイル)がこのグループに含まれる。これは葉緑体の系統としては紅藻、宿主の系統としてはクロミスタとなり、緑色植物とはかなり遠縁ということになる。
    ワカメや昆布の食べる部分て葉なのか茎なのかという疑問を抱いたことがあるだろうが、そもそも陸上植物とは全く系統の違う生物なのだということらしい。
    今回発見されたラピ藻はハプト藻類の一種ということで、クロミスタに分類される。つまり褐藻や珪藻とそこそこ近縁(緑色植物等に比べれば)。

    ということでええのか?
    生物の進化というテーマには興味あるものの、多細胞生物だけでおなか一杯、単細胞藻類の進化と系統とか実感わきまへんというのが正直な感想であります。

    ここに返信
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