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訃報: 青色LED発明者の赤﨑勇氏 48

ストーリー by headless
不屈 部門より
青色LEDを発明した功績で2014年にノーベル物理学賞を受賞した赤﨑勇氏が1日、肺炎のため名古屋市の病院で逝去した。92歳だった(名城大学のニュース記事名古屋大学のお知らせ)。

赤﨑氏は1929年1月30日、鹿児島県生まれ。1952年に京都大学を卒業し、神戸工業株式会社や松下電器(現パナソニック)などを経て1981年に名古屋大学教授に就任。1992年には名城大学教授に就任している。

20世紀中には無理だと考えられていた青色LEDを「我ひとり荒れ野を行く」という不屈の精神で1989年に発明し、2014年のノーベル物理学賞を天野浩氏、中村修二氏と共同受賞した。葬儀は近親者のみで行い、供花・香典は固く辞退するとのこと。
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  • by saratoga (23467) on 2021年04月03日 17時24分 (#4006147) 日記

    いつのまにか、富士通テンからデンソーテンになってた。
    https://www.denso-ten.com/jp/company/history/ [denso-ten.com]

  • by Anonymous Coward on 2021年04月04日 6時42分 (#4006325)

    青色LEDは工学的には優れた業績だが、学術的な波及効果から考えてノーベル賞貰えるほどのものでは無いと自分は考えていた.
    "~ which has enabled bright and energy-saving white light sources." という理由での受賞は、今後は地球環境問題に対する寄与を重視するというノーベル委員会からの明確なメッセージだと思った.

  • by Anonymous Coward on 2021年04月03日 11時49分 (#4006001)

    世の中を大きく変えた発明だかんね
    青色LEDが無ければ、ゲーミングPCには青色豆電球が使われていたかもしれないし

    • ただ、クリスマスイルミネーションが寒々しくなってしまったことは青色LEDの罪過だと思う。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        でも温暖化の問題もあるし、電球式は消える運命だったんじゃないかな?

        blue LED or nothing

    • by Anonymous Coward

      地味って認識は全然ないですね。
      電球の発明に匹敵すると思います。

      • by Anonymous Coward

        そこまですごい?

        • Re: Re:地味だけど (スコア:5, 参考になる)

          by Myrrh (49275) on 2021年04月03日 13時00分 (#4006028)

          LEDで白色を得るのに青色LEDが使われているんですよ。
          https://www.ccs-inc.co.jp/guide/column/light_color/vol17.html
          3氏は青色LEDで有名ですが、功績は青色のLEDを初めて発明したことではありません。以前から青や緑に近い色のLEDはありましたが、実用性に乏しいものでした。他の研究者も挙って研究していましたが、誰もうまくいかなかったので、実用性のあるLEDを作ることはほとんど不可能とさえ思われていました。そんな中、3氏は、省エネで高い輝度かつ長寿命の緑、青を作るために最も重要となる技術を発明しました。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            実用性のあるLEDを作ることはほとんど不可能とさえ思われていました。

            赤、黄、緑のLEDは80年代には十分実用的だったんだが

            • by Anonymous Coward on 2021年04月03日 14時06分 (#4006061)

              実用性のあるLEDを作ることはほとんど不可能とさえ思われていました。

              赤、黄、緑のLEDは80年代には十分実用的だったんだが

              LEDの赤・黄・緑を一人(+協力者)で開発したが
              ノーベル賞は青一色の開発者たちが獲ったので文化勲章どまりだった研究者

              https://gendai.ismedia.jp/articles/-/75532 [ismedia.jp]

              この人から高校卒業時に奨学金(図書券〇万円)もらったのでAC
              アクの強い人でした

              親コメント
            • by Myrrh (49275) on 2021年04月03日 13時15分 (#4006033)

              その緑は白を作るのに使えませんね。白を作るのに使える緑は彼らの功績です。言葉足らずでした。

              親コメント
              • by Anonymous Coward

                > 白を作るのに使える緑は彼らの功績です。

                「青は」の間違いだろ?

              • by Myrrh (49275) on 2021年04月03日 14時57分 (#4006085)

                紫外から緑にかけて使える素子の端緒です。

                親コメント
              • by Anonymous Coward

                昔ながらの緑色LEDは、緑というより黄緑ですね。560nmぐらい。
                赤と緑の2色LEDが、本当に光の三原色の2色なら、両方点灯で「赤+緑=黄」になるはずですが、実際には「赤+黄緑=橙」ですし。

                で、本当の緑色LEDが出来たのは青色LEDの技術のおかげで、青色LEDよりも後です。。

              • by Myrrh (49275) on 2021年04月03日 21時24分 (#4006240)

                調べてから言ってくれ。少なくとも君の言っている緑は三原色の一つとしては使えない。

                親コメント
              • by Anonymous Coward

                横からだが
                加法三原色の一つとして使えない色とは?
                白とか黒とか?

              • by Anonymous Coward

                三原色として使えないのは原色じゃないから。
                無理やり使ってもいいけど色域がめちゃくちゃ狭くて見るに耐えん色になる。

                ていうか原色であっても実は足りない。
                例えば青と緑の中間の色が欲しい時に青と緑を混ぜると、
                緑が赤側の錐体を余計に刺激するので白っぽくなる方向で彩度が落ちる。
                赤側に寄った緑だと赤側での余計な刺激が強いので、
                赤より緑と原色青を使って原色の緑と青の中間の色相を狙うとめちゃくちゃ白っぽくなる。
                ちなみにインクなんかのシアンマゼンダイエローの場合は黒っぽくなる側で彩度が落ちる。

                マイナスの光やマイナスのインクがあれば打ち消せるんだけどね……

        • by Anonymous Coward

          1962年のLEDそのものの発明は文句なしに凄い
          良い材料さえ見つかれば青色LEDが作れるのはわかっていたからな...

          • by Anonymous Coward

            電球だってフィラメントのいい材料さえ見つかれば作れることはわかってただろ。

            • by Anonymous Coward

              フィラメントに電流を流して発光させる、というのが大発明です

              • by Anonymous Coward

                しかしすぐに切れてしまって実用的な寿命の電球を作るのは不可能と思われていた

              • by Anonymous Coward

                八幡市の竹すごい!

              • by Anonymous Coward

                フィラメントがすぐ切れようが、原理を思いついた人が発明者だからな。
                キルビー特許だって特許の時点では実用的なものができていたわけじゃない

              • by Anonymous Coward

                >フィラメントがすぐ切れようが、原理を思いついた人が発明者だからな。
                原理を思いついたのは誰だ?エジソンじゃないのは知っている。

              • by Anonymous Coward

                まあキルビー特許に実態を与えたのがプレーナー特許だからな。
                その有用性にいち早く気づいて国内独占使用権を取得した当時のNECも凄いよね。

              • by Anonymous Coward

                2千年くらい前の鍛冶職人では?

        • by Anonymous Coward

          このストーリーへのコメントを見ても明らかだが、LED自体の発明が軽んじられすぎだよな。
          当時から言われていたけど、青色LEDがノーベル賞でLEDがノーベル賞じゃないというのはおかしすぎる

          • by Anonymous Coward
            すぐには無理だと言われていたものを達成し、
            いわば帯に短くたすきに長しだったLEDをどちらにも(省電力かつ光の三原色)置き換えられるような存在に押し上げた。
            いずれできていただろうが、相当早く置き換えられることになって省エネなどに貢献。
            そこが評価されたのでしょう。

            これによりLED全体の利用も押し上げられてるだろうし、LEDの発明もすごいけれど、
            青色LEDはLEDという商品自体の発明といっても過言ではないかも。
            たとえば、青がどうしても出せない(なので紫・水色・白も無理)けど新しい発光方式のテレビを発明しました! って言われて「新しいテレビの発明」として受け入れられるかという話で。

            # それでも発明から25年かかっているしね。
            • by Anonymous Coward

              そうだとしてもノーベル賞の3人の中にホロニアックが入っているべきだった

              • Re:地味だけど (スコア:5, 参考になる)

                by Anonymous Coward on 2021年04月03日 17時03分 (#4006135)

                ホロニアックを特別選ぶ理由も薄いと思うけど。だって

                一番最初の発光ダイオードは1907にH. J. Roundが発明したもの。素材はSiCで色は黄色っぽいもの。
                その後1955年にRubin BraunsteinがGaAsを使った赤外線LEDを開発して、他の何人かが高効率化して実用化、特許を取った。

                ==ここまでの人は死んでる(Rubin Braunsteinはノーベル賞のときは生きてたけど)

                Holonyakは1962年に素材の比率とかを変えることでバンドギャップがいじれて、赤色LEDを作れることを示した。

                でも光ファイバーとかに使えるようなったのは1976年にT. P. Pearsallが出力を強力にしたから。

                ==ここまでは既存の蛍光灯を置き換えはできない

                こんな感じで、別にHolonyakがLEDを開発したわけではないし、LED開発に貢献した人をあげれば他にもたくさんいる。
                もちろん青色LEDの開発に欠かせない貢献ではあったけど、今レベルにLEDが普及した最も凄いブレークスルーをあげるとするなら、青色LEDってことなんじゃない?

                実際、それまでは限定的な用途だったのが、今では世界中の明かりを置き換えてる。
                それによる省エネ化は計り知れないし、ソーラーでしか電気が得られない貧困地域でも長期間明かりが使えるようになって生活が改善してる。
                青色LEDの前だって省エネって意味では使えたけど、どこでも使われるほど使い勝手はよくなかった。

                ちなみに、技術的な面でも優遇される理由はあって、
                当時LED開発者の一部は、青色LEDは理論的に無理とか言ってたし、
                結晶を作るためのMOCVD、MOCVDでGaNの作るためのレシピ、p型を作るレシピ、LEDに適したレシピと沢山の重い研究の集大成が青色LED、
                っていう点で、他より評価されても良いんじゃないかな?

                親コメント
              • by Anonymous Coward

                懐中電灯が「気をつけて面倒見無いとすぐ使えなくなる」代物から「いつでも一晩中でも使える」ものになったのは個人的には非常に大きい。

          • by Anonymous Coward

            ダイオードが発光することは、ダイオード発明初期から知られていた。
            下手すると鉱石検波器の時代から。
            つまりは誰がLEDに至る発見をしたかはよく分かっていない。

            • by Anonymous Coward

              そりゃ昔はダイオードといえば2極真空管のことだから光っていただろうよ

        • by Anonymous Coward

          絵に描いたようなコロンブスの卵だな。「あんなものは大した工夫ではない。誰にでも(俺にでも)できた」

      • by Anonymous Coward

        電球は地上の太陽とか呼ばれていたらしいな。今は核融合が地上の太陽らしいが、より高度なものが実現していくにつれてゴールポストが動いていくさまはまるでAIの定義のようだな

        • by Anonymous Coward

          太陽は核融合で輝くのでなく(ニュートリノ放射などは核融合由来だがここでは含まれない)、主として光球部の黒体放射でフィラメントの発光と同様に輝くのだ。

  • by Anonymous Coward on 2021年04月03日 13時06分 (#4006031)

    最近、あちこちのサイトで広告を出しているLEDを使った光学カートリッジなんだが、
    ちょっとおもしろそうだとサイトを訪れてみた。
      光学カートリッジは40年くらい前にも製品化されていたがフィラメント電球を使っていて大きさ、発熱に問題があった。
      この時代にはLEDはまだ存在しなかったので、LED光学カートリッジは我が社が世界初の製品化をした。
    といったようなことが書かれていた。
    ギャフンだ。
    LEDは40年どころか50年前には実用化されてアキバの部品屋さんで簡単に買えていた。
    LED光学カートリッジもオルトフォンが製品化はしていた。(日本では発売していなかったが。)
    もちろん、青色LEDとかはこの頃にはなくて、赤色ばっかり。やっと緑色LEDが出始めたというところだった。
    でも、LEDは存在しなかったは明らかな間違いであるので、問い合わせ窓口にこのことを知らせたら、
    そのような歴史的事実の文章は存在しません的な否定の回答が。
    いいじゃないの、私が生まれる前の40、50年前の話なので間違えておりました。って素直に認めれば。

    • by Anonymous Coward on 2021年04月03日 14時54分 (#4006082)

      いったい何の「カートリッジ」の話なんだか,8行目で「オルトフォン」が登場するまで意味不明。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      62年の発明(Wikipedia)なんで、もう60年くらい前の事です。当然、書かれた文書も存在すると思いますけど、そんなものは断じて見たくないんでしょう(笑)

  • by Anonymous Coward on 2021年04月03日 15時05分 (#4006089)

    大したことないだの言って喧嘩腰の輩がいるな?
    ほぼ不可能だと(言われていた)物を作ってしまったんだからとにかく凄い。
    色の三原色が欠けてたんだから…

    • by Anonymous Coward on 2021年04月03日 17時11分 (#4006141)

      勘違いされがちだけど、ノーベル賞はすごい研究ではなく、人類のために貢献した研究に贈られるもの。
      ノーベルの遺言にそう書かれてる。
      http://contest.japias.jp/tqj2002/50218/nthewill.htm [japias.jp]

      その観点からして、青色LEDは科学技術的にどこまで凄いかは評価しにくいかもしれないけど、
      一般人の生活(ディスプレイ、照明)や省エネ化による社会の持続性への貢献、敷いては人類への貢献という観点では、
      圧倒的にノーベル賞にふさわしい研究でしょ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      > 大したことないだの言って

      どのコメントですか?
      誰も「大したことない」とは言っていないようですが。

    • by Anonymous Coward

      光の三原色では?

  • by Anonymous Coward on 2021年04月03日 16時29分 (#4006126)

    テレビでは田中邦衛の方が先に扱われて扱いも若干長かった気がするが
    新聞(朝日)見たら同じ1面でも赤崎さんの方がより右上に出ていてテレビと新聞の違いを感じた。
    でも社会面では田中さんが扱い大きくてズッコケた。
    まぁ一番ショックでかかったのは沢村忠の死去が(ネット含めて)NHKで扱われなかったことだな。

    • by Anonymous Coward

      まあ一般人にとっては青大将こと田中邦衛さんのほうが遥かに知名度が高いから、妥当な判断じゃないの?

      # キックボクシングは現在の日本ではスポーツではないから、沢村さんも妥当な判断かと

      • 沢村さんはポケモン界隈では有名かと
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        逃げるやつには真空飛び膝蹴りー
        ってメロディーが思わず浮かんできましたが、今だチャンスだブレストファイヤー。。。ってなんかマジンガーZの歌と混じって出てきた。
        メロディー似てないすか

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