物質・材料研究機構、テントウムシの脚裏の接着原理を解明。40年間の議論に決着 21
ストーリー by nagazou
スパイダーマンに近づく? 部門より
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物質・材料研究機構(NIMS)は3日、テントウムシの脚がガラス面などでも滑らない仕組みを解明したと発表した。この滑らずにいられる接着原理に関しては、40年にわたって議論されてきたものであるという(プレスリリース、論文、TECH+)。
1980年頃からテントウムシがガラス基板上を滑らずに歩行できるのは、剛毛の接着力によることは知られていたが、その接着力を生み出している分子間力、表面張力、凝集力の作用に関しては推測でしかなかったという。そこで研究チームは、最新の機材を用いて分泌液の量の調査を行ったという。その結果、テントウムシの接着力は「分子間力(ファンデルワールス力)」が主要因であったことが分かったとしている。研究チームは今回得た得た成果をもとに人工的な接着・剥離構造を開発していくとのこと。
1980年頃からテントウムシがガラス基板上を滑らずに歩行できるのは、剛毛の接着力によることは知られていたが、その接着力を生み出している分子間力、表面張力、凝集力の作用に関しては推測でしかなかったという。そこで研究チームは、最新の機材を用いて分泌液の量の調査を行ったという。その結果、テントウムシの接着力は「分子間力(ファンデルワールス力)」が主要因であったことが分かったとしている。研究チームは今回得た得た成果をもとに人工的な接着・剥離構造を開発していくとのこと。