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2021年9月26日のサイエンス記事一覧(全2件)
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医療

赤ちゃんのうんちには大人よりもはるかに多くのマイクロプラスチックが含まれるという研究成果 117

ストーリー by headless
微小 部門より
赤ちゃんのうんちには成人の10倍以上のマイクロプラスチックが含まれるというニューヨーク大学などの研究チームによる小規模な研究成果が発表された (論文アブストラクトThe Verge の記事 )。

研究に使われたのは新生児の胎便サンプル 3 点、乳児と成人の便サンプルそれぞれ 6 点と 10 点。紙おむつ成分の混入を防ぐため、研究者はおむつに触れないよう細心の注意を払ってスパチュラでサンプルをすくい取ったという。さらに、紙おむつで使われることの多いポリプロピレンを避け、PET とポリカーボネートに絞って検出したそうだ。

結果としては PET が胎便で測定限界以下 ~ 12,000 ng/g、乳児の便で 5,700 ~ 82,000 ng/g (中央値 36,000 ng/g、以下同)、成人の便で測定限界以下 ~ 16,000 ng/g (2,600 ng/g)。ポリカーボネートは胎便が測定限界以下 ~ 110 ng/g、乳児が 49 ~ 2,100 ng/g(78 ng/g)、成人が 37 ~ 620 ng/g (110 ng/g) となっている。

この結果から研究者は食べ物による 1 日の PET 曝露量を乳児が体重 1 kg あたり 83,000 ng、成人が体重 1 kg あたり 5,800 ng、ポリカーボネートは乳児が 860 ng、成人が 200 ng と推計している。

乳児のマイクロプラスチック曝露量が多い理由として、乳児がプラスチック製のおもちゃや毛布などを口に入れることや、プラスチック製の食器が多く使われることなどが考えられる。哺乳瓶で粉ミルクを湯と混ぜればボトルのプラスチック素材が劣化して細かい破片が溶け出し、這いまわる乳児はカーペットのマイクロファイバーにも接触しやすい。

飲み込んだマイクロプラスチックはそのまま排泄されると考えられていたが、2019 年には細胞膜を通り抜けて循環系に入り込むという研究成果も発表されている。循環する血液にマイクロプラスチックが入れば炎症や細胞死を引き起こして免疫系に影響するほか、プラスチックに含まれるさまざまな化学物質がホルモンなどに影響する可能性がある。

今回の研究では小規模ながらも乳児のマイクロプラスチック曝露量が大人よりも多い可能性が示されており、今後さらなる研究が必要とのことだ。
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オーストラリア

オーストラリアで Wing の宅配ドローンとカラスの縄張り争いが発生 40

ストーリー by headless
攻撃 部門より
オーストラリア・キャンベラ北部ハリソンで Alphabet 傘下 Wing の宅配ドローンに対するカラスの縄張り行動が発生し、サービスが一時中止となったそうだ (ABC News の記事The Register の記事動画)。

Wing の宅配ドローンは少なくとも 14 基のモーターを搭載する大型のもので、カラスよりもはるかに大きい。コーヒーを出前するドローンをカラスが襲う様子が動画撮影されているが、ドローンは揺さぶられる程度で墜落の危険は大きくないと思われる。

キャンベラとその周辺地域を含むオーストラリア首都特別地域 (ACT) では現在ロックダウンが行われており、デリバリーサービスでのドローン利用増加と巣作りの時期に入るカラスの縄張り行動激化が重なる事態になっている。カラスが負傷したとの報告はないようだが、Wing ではカラスの行動を評価するためハリソンでのサービスを一時停止するとのこと。

なお、動画で Wing のドローンは一体何の音かと思うようなひどい騒音を発している。キャンベラ南部ボニーソンでドローン宅配に反対するグループ Bonython Against Drones によれば、子供や犬を怖がらせるほどの騒音だという。同グループが戸別訪問した家庭では 80 % がドローン宅配に反対しており、騒音のほかプライバシーや野生動物への影響が問題点として挙げられているとのことだ。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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