COVID-19の第5波がなぜ収束したかについては
スラドでも議論になったが、その原因についての研究結果を国立遺伝学研究所と新潟大のチームが発表した(
共同通信、
zakzak)。
発表された研究結果は第5波の原因となったデルタ株でゲノム(全遺伝情報)の変異を修復する酵素が変化、それにより修復が追いつかず死滅したのではないかとするものだ。該当する酵素は「nsp14」。人間の体内でウイルスに変異を起こして破壊する「APOBEC」という酵素がnsp14を変化させたと推測しているという。とくに東アジアやオセアニアではこの酵素が活発な人が多いとしている。