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2021年11月12日のサイエンス記事一覧(全3件)
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NASA

NASA、アルテミス計画の2024年の月着陸を「2025年以降」に延期 7

ストーリー by nagazou
正式に発表 部門より
NASAは9日、2024年に計画していたアルテミス計画における有人月面探査を延期して2025年以降にすると発表した(朝日新聞AFPBB NewsArs Technica)。

あるAnonymous Coward 曰く、

延期の理由としては、(トランプ政権が政治的理由でスケジュールを前倒ししたため)元々無理なスケジュールだったことの他、議会が予算を要求通りに付けないことや、新型コロナによる開発遅延、Blue Originによる月着陸船を巡る訴訟で7か月間開発が停止したことが上げられている。
一方で、NASAが開発を進めるSLSとOrionは着実に前進していると述べるとともに、より安価なSpaceXのStartshipの開発が進んでいることに対して「代替案」が検討できることは嬉しいとも語っているという。

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火星

ハインツ、火星の土壌を模した環境で栽培したトマトでトマトケチャップ「Marz Edition」を作成 22

ストーリー by nagazou
略すとMe 部門より
headless 曰く、

フロリダ工科大学オルドリン宇宙研究所の研究チームが火星の土壌を模した環境でトマトを栽培し、そのトマトを用いてハインツがトマトケチャップ「Marz Edition」のプロトタイプを作成した(Florida Tech News の記事ハインツ UK の特設ページH.J. Heinz & Co. のツイート動画)。

栽培実験は2年にわたり、パームベイの同大先端製造・革新デザインセンターに設置された温室「Red House」で行われた。Red House は火星で植物を栽培しようとする人類が直面する条件を再現すべく設計されており、明かりは LED のみ。火星の土壌と共通する特徴を数多く備えるモハベ砂漠の土およそ 3.5 トンを模擬土として用いるほか、厳格な温度管理と定期的な灌漑が行われるという。

研究チームは初めに 2,000 時間以上かけて 30 株を栽培するパイロット版の実験を行い、その後 450 株のトマトを個別の鉢で栽培した。その過程でハインツが持つ大量の種子カタログから 4 種の候補を選び出し、そのうち 2 種がより大きな規模での栽培に成功したとのこと。

Marz Edition の「Marz」は火星 (Mars) の「s」をハインツ (Heinz) らしく「z」に置き換えたものだ。プロトタイプはハインツが今週公開したが、味見は社内のごく一部でのみ行われる。それは一人の人間にとっては小さな一口だが、人類にとっては偉大な一歩になるとのことだ。

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お金

愛猫家からの寄付により、一度中断した猫の腎臓病治療薬の臨床試験が再開へ 24

ストーリー by nagazou
再開 部門より
コロナ禍の影響などによって開発が一時中断となってしまったネコの腎臓病の治療薬。しかしネットで開発中断が話題となり、2億円を超える募金が集まったことから、治療薬の臨床試験の再開が来春にも行われる見通しとなったそうだ(読売新聞)。

高齢の飼い猫は2~3匹に1匹が「慢性腎臓病」というものにかかりやすいとされるが、いまのところ有効な治療法がないそうだ。東大の宮崎徹教授は2016年、腎臓にたまる老廃物の除去に必要なたんぱく質「AIM」がネコではうまく機能していない点を発見。人工のAIMを薬として投与する臨床試験を計画していた。しかし、コロナ禍で協力企業が出資を見送ったためこの計画は中止になっていたとされる。
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人

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