中国の月面探査車が、月の裏側に「謎のキューブ」を発見 31
火星の人面岩みたいな 部門より
宇宙関連ジャーナリストのAndrew Jones氏によれば、キューブが隕石の衝突によって現れた岩である可能性を指摘している。実際のところは玉兎2号が近づいて調査できるようになるまで待つしかないが、調査には80メートル移動する必要があり、そのためには2~3か月は必要ではないかとしている(Andrew Jones氏のツイート、ScienceAlert)。
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Rocket Lab は2 日、1 段目の再使用が可能なロケット「Neutron」の詳細を発表した (動画、 ニュースリリース、 Space.com の記事、 CNBC の記事、 TechCrunch の記事)。
小型ロケットの Electron でシェアを拡大するRocket Labだが、Neutron は高さ 40 m、直径 7 m の大型ロケットで、打ち上げ能力は低軌道に 15 t (※) を予定している。特徴的なのはその形で、1 段目再使用というか、一見一段式に見える形状で、ロケットのフェアリングの中に剝き出しの 2 段目とペイロードを搭載、主要部分を再使用する。ロケットエンジンは LOX / メタン燃料のアルキメデスエンジンを第 1 段に 7 基、第 2 段に 1 基搭載し、打ち上げ後の第 1 段は発射場に垂直着陸する。初打ち上げは 2024 年の予定。
発表ではライバルの SpaceX が廉価なステンレスを多用しているのに対して、同社は 3D プリント技術を使用してカーボンファイバーで軽量なロケットとエンジンを製造できると語り、強力なエンジンは不要であると主張した。なお CEO のベック氏は以前、「大型ロケットに参入するぐらいなら帽子を食べる」と語っていたという事で、発表動画は氏が帽子を食べるシーンから始まっている。
※ 編注: 完全再利用可能モードでの打ち上げ時には 8 t だと説明されている。ロケット第1段と一体になったフェアリングの設計は「Hungry Hippo」と呼ばれ、花が咲くように開いてロケット第 2 段とペイロードを分離したらそのまま閉じて帰還する。
米宇宙企業SpaceXのCEOイーロンマスクが11月26日に、従業員宛に「量産中のラプターエンジンの生産ペースの悪化が遥かに深刻で、解決しなければ同社が倒産する可能性もある」とのメールを送ったことがリークされ、話題となっている(ニューズウィーク日本版, Gigazine, ブルームバーグ)。
SpaceXのラプターエンジンの開発は既に一区切りしており、今年7月には150基目という異例のハイペースで量産が進んでいることが報じられている。しかし今回のメールではエンジンの問題は「災害」級で、このまま来年に2週間に1回Starshipを打ち上げられなければ、Starlink計画も滞り同社が破産する可能性もあり得るとして、従業員に問題解決のため全力を尽くすよう求めた。
ただし、氏はこの件が報じられた後に「問題は解決されつつある」ともツィートしており、またいまや世界一の富豪であるマスク氏の個人資産は30兆円とも言われ、そもそも遅延が当たり前のロケット開発でStarshipが何のトラブルもなく来年に2週間に1回飛んでるとほとんどの人は思っていないだろうしで、何か大きな問題があったにせよ従業員にはっぱをかけるための煽り文句という感が拭えない。
2023年の月旅行を予約した事でも話題となった元ZOZO社長の前澤友作氏だが、月旅行に先立ち、12月8日夕方にロシアのソユーズ宇宙船で、12日間の国際宇宙ステーション (ISS) への旅行に出発した。
ソユーズは前澤氏と関連会社役員で滞在時の様子を撮影する平野陽三氏、操縦士でロシア空軍少佐のアレクサンダー・ミシュルキン宇宙飛行士とともに8日の16時38分(日本時間)にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。同日の22時すぎに国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングすることに成功したそうだ。日本の民間人がISSに滞在するのは今回が初めてであるという。前澤氏はISSで100個やることを決めてきたとのことで、それらは同氏のYouTubeチャンネルなどで公開していく予定だそうだ(CNN、 NHK、日刊スポーツ)。
// 度を超えた福島処理水放出批判は、この件から目をそらすためか。
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