米食品医薬品局、家庭用 COVID-19 検査キットの誤用に注意喚起 4
ストーリー by headless
言われてみれば1回使い切りの目薬に似てるかも 部門より
言われてみれば1回使い切りの目薬に似てるかも 部門より
米食品医薬品局 (FDA) が認可済みの家庭用 COVID-19 検査キットについて、誤用の危険性を注意喚起している
(FDA のガイダンス、
Ars Technica の記事)。
検査キットの試薬の中にはアジ化ナトリウムなどの化学薬品を含むものがあり、皮膚や粘膜に触れたり、飲み込んだりすれば刺激性や毒性を示す可能性がある。実際にFDAでは、試薬の小さな容器を眼薬の容器と間違えて点眼、綿棒で鼻粘膜を採取する前に試薬へ浸す、検査キットの一部を口に入れた子供が試薬を飲み込む、といった誤用による健康被害の報告を受けているという。
そのため、FDA では試薬が皮膚や粘膜に触れないようにすることや、試薬を飲まないことのほか、家庭では検査キットの使用前後に子供やペットの届かない場所にしまう、使用直前まで箱から出さない、説明書をよく読む、キット同梱の綿棒のみを使う、検査後は石鹸と水で手をよく洗うことを推奨している。また、試薬に接触後、皮膚や目への刺激が続く場合や試薬を飲んでしまった場合は中毒事故管理センターや医療機関に相談するべきとのことだ。
検査キットの試薬の中にはアジ化ナトリウムなどの化学薬品を含むものがあり、皮膚や粘膜に触れたり、飲み込んだりすれば刺激性や毒性を示す可能性がある。実際にFDAでは、試薬の小さな容器を眼薬の容器と間違えて点眼、綿棒で鼻粘膜を採取する前に試薬へ浸す、検査キットの一部を口に入れた子供が試薬を飲み込む、といった誤用による健康被害の報告を受けているという。
そのため、FDA では試薬が皮膚や粘膜に触れないようにすることや、試薬を飲まないことのほか、家庭では検査キットの使用前後に子供やペットの届かない場所にしまう、使用直前まで箱から出さない、説明書をよく読む、キット同梱の綿棒のみを使う、検査後は石鹸と水で手をよく洗うことを推奨している。また、試薬に接触後、皮膚や目への刺激が続く場合や試薬を飲んでしまった場合は中毒事故管理センターや医療機関に相談するべきとのことだ。
注意喚起しても (スコア:3)
こんな事故を起こす人は、そもそも注意喚起に気づかなかったり無視したりする人が多いという問題がなあ。
#注意喚起で守れる人もいるので、無駄では無いとは思うが
Re: (スコア:0)
事故が起きたときに「俺は悪くねえ!」と言うための予防線
アジ化ナトリウム (スコア:1)
ちょっと昔、アジ化ナトリウム混入事件が発生して騒ぎになったことがあったなぁ、って思ってよく調べたら、
食物に砒素を混入した和歌山毒物カレー事件が起きた1998年夏から秋にかけて、新潟・三重・愛知・京都でポットの湯などにアジ化ナトリウムが混入される事件が相次いだ。
ってWikipedia [wikipedia.org]に書かれてて、ちょっとどころじゃない昔だったことにビックリ。
Re:アジ化ナトリウム (スコア:1)
このアジ化ナトリウム 優秀な防腐剤で生化学の分野では汎用されていた。UV吸収をもたない、分解しない、化学修飾しない等々。しかしアジ化ナトリウム混入事件が類発したため濃度に関わらず毒物とされてしまった。抗体の水溶液、緩衝液にアジ化ナトリウムを0.05%混合する防腐剤使用が汎用されていたため、軒並みそれらは医薬用外毒物のラベルを貼り、施錠保管が必須となり数量管理が必要なものになった。生化学者は、これでは実験が滞るため法改正を働きかけ0.1%以下は毒物から規制がはずされることになった。市販されているCOVID-19 検査キットの緩衝液には0.1%以下のアジ化ナトリウムがふくまれている場合がある。これに替わる防腐剤としてプロリン(Proclin)が使用される場合があるがこちは、劇物、毒物ではない。