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バイオテック

生命の起源に迫る発見。アミノ酸は酵素なしにRNAだけでも重合すると判明 31

ストーリー by nagazou
発見 部門より
最初の生命はどうやって遺伝情報を翻訳したが解明されたそうだ。地球に存在する生命体は、遺伝情報を翻訳機(リボソーム)を使ってタンパク質に変換しているそうだ。作られたタンパク質は遺伝子の自己複製にも使われている。しかし、遺伝子を機能させるには上手く機能するリボソームが必要で、リボソームを作るには遺伝子にリボソーム)の情報が含まれている必要があるため、ニワトリと卵の関係のようなパラドックスが発生してしまうのだという(NatureLMUリリースナゾロジー)。

ドイツのルートヴィヒ・マクシミリアン大学(LMU)のFelix Müller氏らによる研究により、初期生命の遺伝子とRNAそのものにアミノ酸の重合を独自に行う機能があることがあることが分かったそうだ。11日のNatureにその研究に関する論文が掲載されているとのこと。
  • by Anonymous Coward on 2022年05月27日 14時32分 (#4257397)

    人工生命の実現の第一歩、でいいんでしょうか。
    「火の鳥 未来編」の猿田博士を連想。
    「おお、ブラッドベリイ」という悲痛な叫び。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      地球に生命を誕生させるためにいちいち宇宙人が来る必要がなくなったんですね

      • 実現の第一歩だ?笑わせんな

        リボソームとは [nig.ac.jp]

        生命現象の中で重要な働きをするタンパク質の設計図はDNAにありますが、直接DNAからタンパク質を合成することはできません。DNA上の情報は、いったんメッセンジャーRNA(mRNA)に転写され、翻訳という過程を経てアミノ酸がたくさん連なったタンパク質を合成します。この翻訳で重要な働きをするのがリボソームとトランスファーRNA(tRNA)です。

        リボソームはmRNAをくわえ込み、 アミノ酸の運び屋であるtRNAは、その中でmRNAのコドンを認識します。 そして、リボソームの酵素作用によって隣り合ったアミノ酸がペプチド結合をし、ペプチド、さらにはタンパク質となります

        材料が揃っても細胞はできないのよw

      • by Anonymous Coward

        宇宙人が来て地球に生命を発生させた場合、その宇宙人はどうやって発生したかという問題が残って全然うれしくないからな。

  • by Anonymous Coward on 2022年05月27日 14時49分 (#4257413)

    ふむ、一次ブートストラップがどう始まるか
    まだエントリアドレスの可能性あるのが垣間見えた、位のイメージでいいのかな
    続いてはどのくらい複雑なとこまでこの「簡易重合」で行けるかですな
    まだまだ先は長い、と言うか、これが端緒として正しいかどうかもわかりませんが

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      任意コード実行というか、○○の上に計算機を実装してみましたネタというか。
      (○○=マイクラ、プラレール、ドミノ、ライフゲームなどなど)

      にょろにょろ繋がったのが綺麗に固まりになって色んな機能を持つ小型の分子機械になることが知られてるタンパク質でやるのが本筋の所、
      にょろにょろしてるだけのRNAしかなくても、上手い具合ににょろっと機能を持った小型分子機械として動く事もあることが分かった、と。

    • by Anonymous Coward

      ペプチド結合まで遡って考えれば
      あり得ること

      (*´ω`*)

  • by Anonymous Coward on 2022年05月27日 15時20分 (#4257427)

    神「やっべポカしてたじゃんこっそり修正入れとくか」
    LMU「新発見!」
    とかだったりして

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2022年05月27日 17時54分 (#4257533)

    実験としては更に一歩進んだけど、基本的にはRNAワールド説が更に補強された、ということで良いね?

    ここに返信
    • by Anonymous Coward on 2022年05月28日 23時15分 (#4258093)

      「酵素なしにRNAだけでも重合」ってタイトル、変だな。RNAだけでも重合を導いていればRNA酵素(リボザイム)だ。酵素=タンパク質ってイメージなんだろうけど。

      それはそうと、元々リボソームのコア部分はrRNAっていうRNAなので、RNA単体でペプチド重合の機能をもっても、それは当たり前で、できなくないだろう…と思ってLMUのリリース見たら少しニュアンス違うな。
      今回の実験で、RNA-ペプチドキメラ構造体が生成された、っていう部分に重きを置いているように読める。そして、より複雑なRNA-タンパク質構造体であるリボソームみたいなものも、これをベースに進化していけば作れるだろう、みたいなことを主張したいらしい。ただ、これは言うだけは簡単な、具体性がない雑な議論にも見える。

      個人的には、一番難しい問題であろう、タンパク質をコードする遺伝暗号がどのようにできたのかとか、そういう部分には今回の結果は結局つながってこず、RNAワールド仮説を補強するものではないなあ・・・という感想。

      # 昔RNA学会に居て、リボザイム研究に携わっていたのでAC

      • by Anonymous Coward

        元ACです。
        解説ありがとうございます。私はよく分かっていなかったですね。

        RNAワールド説とはちょっと違う話なのですね。勉強になりました。

        やはりスラドに現在も生命科学畑の方がいて良かった…。

    • by Anonymous Coward

      同じ事を思った。

      RNAワールドという単語自体は昔なんかの本で読んだけど、
      どの本だったか忘れたな。たぶんブルーバックスのはず。

      • by Anonymous Coward

        元ACです。僕も知識があやふやだったので手元の本で確認しました。まとめると、
        ・RNAの一部は触媒としても働く(リボザイム)。
        ・リボザイムの発見をきっかけに、生命の起源についての研究が進み、地球に最初に多情した生命はRNAを遺伝子として用い、かつ酵素としても使用としていたと考えられるようになった。これをRNAワールドと呼ぶ。
         ・RNAワールド説を支持する証拠はいくつもある。例えば、
          ・多くの補酵素にはRNAが触媒として作用していた痕跡がある。
          ・アデノシン三リン酸(ATP)はリボヌクレオチドである。
          ・シグナル伝達物質であるサイクリックAMP(cAMP)も

        • by Anonymous Coward

          「ど」が何条個か付く素人なんで勘違いが過ぎているのなら無視してください

          1980年代から90年代初めころに習った(その後30年Natureなどの記事を追っていないと思ってください)ときには、DNAとRNAには明確な役割分担と位階の上下(遺伝で引き継がれるのと発現にかかわるのはDNAのみ)みたいな記述があったと思うのだが、最近の生命科学の記事読んでいるとその辺の分類ってかなり曖昧になっている感じ?

          #記憶のそこでは「ミトコンドリア」にあるのはミトコンドリアの外の細胞内の遺伝の発現にかかわらないから「ミトコンドリアRNA」って習った気がするのだが、今見るとどの記事もミトコンドリアにあるのは「DNA」って言っている……俺、認知症か…

          • by Anonymous Coward

            #4257613です。
            専門な人がなかなか書かれないので、どどどどどど素人の僕が同じ本を見つつ書きます(なので鵜呑みにしないで下さい)。最近の生命科学の記事も追っていませんので、Natureとかの傾向も知りません。

            僕が知る限り、DNAとRNAの境界や役割分担についての考えはそんなに変わっていないと思います。
            RNAではなくてDNAが遺伝子の主力となったのは、RNAが不安定な物質だからなので、役割分担というより、DNA(安定)→mRNA(誕生時の遺伝形式)→タンパク質、というクリック先生のセントラルドグマは提唱時より揺るぎないものと思われます。
            RNAが遺伝の本体として焦点

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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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