光に反応する化学物質を用いて病原体を選択的に駆除する技術 35
ストーリー by nagazou
常在菌に影響を与えないそうです 部門より
常在菌に影響を与えないそうです 部門より
東京慈恵会医科大学らのグループが、光に反応する化学物質を病原体に結び付く抗体につけて投与することで、抗菌薬が効かない細菌を死滅させることに成功したと発表したそうだ(時事メディカル、NHK)。
研究グループは、光が当たると形状を変化させて病原体を破壊する化学物質を黄色ブドウ球菌に結び付く抗体に付けた。これを細菌が入った試験管に入れて近赤外線を当てたところ、数分で抗菌薬が効かない耐性の黄色ブドウ球菌も含めて死滅しているのが確認できたとしている。実験では黄色ブドウ球菌、カンジダ菌、COVID-19に対して効果が確認されたとしている。この手法を応用すれば、これまでの治療薬や治療法が有効でない薬剤耐性病原体を近赤外光で除去することができるとしている。
研究グループは、光が当たると形状を変化させて病原体を破壊する化学物質を黄色ブドウ球菌に結び付く抗体に付けた。これを細菌が入った試験管に入れて近赤外線を当てたところ、数分で抗菌薬が効かない耐性の黄色ブドウ球菌も含めて死滅しているのが確認できたとしている。実験では黄色ブドウ球菌、カンジダ菌、COVID-19に対して効果が確認されたとしている。この手法を応用すれば、これまでの治療薬や治療法が有効でない薬剤耐性病原体を近赤外光で除去することができるとしている。
発表の画像で (スコア:3)
画像上の綾なんだろうけど、
黄色ブドウ球菌やカンジダ菌よりコロナウィルスが圧倒的に大きいのに違和感が…
黄色ブドウ球菌のほうがだいぶでかいやろ…
ダゲレオ (スコア:0)
ひらめいたぞ。
この物質を使えばカメラ・オブスクラの画像を記録することができる!
人体には使えない? (スコア:0)
人体に入ってしまった病原菌には使えないような。
#人体内でどうやって光を当てる?
Re:人体には使えない? (スコア:2, 参考になる)
◆近赤外線 [aist.go.jp]
700 nm前後から1400 nm程度までの波長範囲の光を近赤外線という。
動物の生体にある血液中のヘモグロビンは光を吸収する性質があるが、
近赤外線は吸収されることなく生体透過性に優れている。
近赤外線を出す蛍光物質としてインドシアニンなどがある。
Re:人体には使えない? (スコア:1)
生体の窓(650-900nm)ってやつですね。
https://www.jsac.jp/wp-content/uploads/topics/59nenkai/p16.pdf [www.jsac.jp]
赤と緑のレーザーポインター持っていたら、それぞれを指の爪に当ててみるとよいですよ。
赤(約650nm前後)は裏側の指の腹にまで光が抜けるけど緑(530nm付近)は透過しない。
波長を選べば、人体が結構な光透過性を有するのが分かります。
Re: (スコア:0)
その波長のみで「見る」ことができたら人体は透けて見えるんでしょうかね(笑)
Re: (スコア:0)
赤色付近の光を吸収しないから,
真っ赤に流れる僕の血潮
Re:人体には使えない? (スコア:1)
人体に入ってしまった病原菌には使えないような。
#人体内でどうやって光を当てる?
謎の光除去機として使えばいいのですよ(違
Re: (スコア:0)
体温で赤外線カメラに映るということは体内でも近赤外光を得られるような気がするけど
菌を皆殺しにする感じだから人体には使えないかな。
Re:人体には使えない? (スコア:1)
選択的って書いてあるやん。
Re: (スコア:0)
>体温で赤外線カメラに映る
該当する近赤外線は、可視光からやや外れた程度ので、
熱(に相当する中〜遠赤外線)に比べるとかなり高エネルギー。
一口に赤外といっても、それぞれの波長領域で性質が異なるので、
>体内でも近赤外光を得られる
というのは、的外れですね。
Re: (スコア:0)
X線で変形する化学物質を使うとか?
どこがこの研究の一番のミソなのか分かってないので的外れかもだけど。
光で変形というアイデアを実証したのが凄いのなら、より実用的な物質を探せばよい。
そのアイデアと実証までは既出で、コストダウンが見込める方法を見いだしたとかだと、別の物質で、と言い出すと台無しかも知れない。
Re: (スコア:0)
X線だと人体や体内の殺したくない細菌にまでダメージがある。
これは赤外線が直接細菌を殺すわけではなく、赤外線を浴びるとアクティベートされてそばにいる菌を殺す物質を使う。
ターゲットとしたい細菌にくっつく抗体にこの物質を運ばせることで、ターゲット以外への被害を最小限にできるから「選択的に駆除」と言っている。
常在菌と有害菌 (スコア:0)
発酵と腐敗みたいに、厳密には常在菌と有害菌の場合の生物学的な違いなんて言えないんじゃないの。
影響を与えないってどういう観点で言ってるんだろ。
このやり方は常在菌を標的にした抗体を作れば常在菌に効くでしょ。
特定の菌のみとか標的に結合する抗体でとかの書き方の方がいいんじゃないの。
ソースはそんなことまで書いてないけど。
Re: (スコア:0)
論文にはちゃんと書いてあるよ。
それを読めば君の指摘がいかに的はずれかがわかる。
Re: (スコア:0)
いや、この指摘は論文じゃなくて記事の方に当てたものだろ
ちなみに読んだなら何ページ目か言うてみい
Re:常在菌と有害菌 (スコア:1)
横からで悪いが記事読んだだけでも親コメみたいな変な解釈はしないなぁ
「病原体に結び付く抗体につけて投与する」て書いてあるやん
抗体が何をするかを知らなくてもここで「病原体」だけを選ぶんだな、とわかるよ
別に菌を有害菌と常在菌に分けてるわけでもなんでもない
何を対象とするか決めて使えるものだってわかる
光免疫療法 (スコア:0)
あれに似た感じだな
使われた薬剤が光免疫療法で使われてる物の発展形なのかな
Re: (スコア:0)
研究グループの光永眞人、小林久隆らが2011年に開発したがん光免疫療法 (略)
本研究では、これらのがん光免疫療法の原理と微生物学の研究を応用し、狙った病原体を選択的に排除可能な新しい感染症治療法の開発を目指しました。
そう書いてある。
寓話っぽい (スコア:0)
猫の首に鈴を付けるあれみたい。
病院の滅菌がはかどる (スコア:0)
耐性菌の院内感染はまれによくある
はかどらない (スコア:0)
これは特定のターゲットを選択的に狙って攻撃する方法なので
院内感染防止のような幅広い病原菌を対象とする目的にはまったく向いていない
これが実用化されても (スコア:0)
そのうち、その「光が当たると形状を変化させて病原体を破壊する化学物質」に耐性のある病原体が出てくるという、
イタチごっこの新たな段を重ねるだけかも。
Re: (スコア:0)
そうかもしれないし、そうでないかもしれないね。
だからやめようか。
Re: (スコア:0)
「光が当たると形状を変化させて病原体を破壊する」って
物理的に破壊するってことなんすかね?
だとすると耐性はびよーんと伸びるとか?
Re: (スコア:0)
単純に受容体の形を変えて今回作った抗体と結びつかなくすればいいだけでは?
Re: (スコア:0)
それじゃぁ抗体作り直すだけだから普通の変異と変わんないじゃん…
Re: (スコア:0)
普通の変異以外でどうやって耐性を獲得するの?
どういうものを考えたのかすごく興味がある。
Re: (スコア:0)
現状は細胞表面にある受容体をターゲットにしてるんだけど
毒性のある化学物質を合成する遺伝子をターゲットにできればよいのでは
Re: (スコア:0)
細菌には細胞膜があるんですが、どうやって膜の内側の遺伝子にアクセスするんですか?
Re: (スコア:0)
そこまでいかなくても普通に抗体を回避するように進化するでしょうね。
Re: (スコア:0)
耐性と言っても、なんかよくわからんけど偶然生き残った奴らが増えた、だしな。
Re: (スコア:0)
感染した人や動物が吸血鬼みたいに光を避けるようになる可能性も
お腹いっぱい (スコア:0)
画期的な療法はいつの時代も研究室で、まではいいんだよなぁ
保険適用できる標準療法ににるまであと何マイル?
# 言いたかないけど自然消滅する率の多いことは新薬開発涙廊下
Re: (スコア:0)
保険適用できる標準療法ににるまであと何マイル?
Smileくらいですかねぇ(ニチャア