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バイオテック

生育初期には葉が放射状に広がり、生育後期になると直立型になる「開張型イネ」 24

ストーリー by nagazou
イイネ 部門より
農研機構が開発した「開張型イネ」なるものが存在するそうだ。一般的なイネの草は、収穫期まで直立している。しかし「開張型イネ」では、生育初期に葉が放射状に広がった草になるのが特徴。開張することのメリットとしては、従来の品種と比較して効率よく日光を浴びることができ生育が良くなること。また開張したイネが地面を覆うことから、田植えのあとに生えてきた雑草の生育を抑制できるらしい(農林水産省Twitter植物の未知なる機能をさぐる研究Togetter)。

さらに生育後期になると株全体が太くなり、従来栽培されてきた主なイネ品種と同じように直立型の草に形を変えるという。この開張型イネは、栽培のすべての期間で効率よく光を吸収することができるとしている。
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  • by Anonymous Coward on 2022年10月04日 17時22分 (#4338441)
    1.  温帯地域の、早春から春季の草が密集して争って成長している草地でまず光合成のエネルギーを得る必要があったので高さを競った
    2. 風ばいで受粉するので、高い位置で開花する必要があった
    この条件で生存戦略とっていたので、まず種から芽がでたら早々に鉛直方向に延びる(1)、成熟したときの地面からの高さも高いほどいい(2)、という 淘汰を経たのですかね 水田で栽培するのに、(1)は人為的に他の種を排除した生存快適な環境を提供できるので無用、(2)は必要なので残した、ということですか
    • by Anonymous Coward

      悪い子はイネ科~っ!

    • by Anonymous Coward

      1が間違ってない?

      A.まず最初に放射状に広がり、鉛直方向の高さよりも面積の専有を目指す。これにより初期エネルギー量の増大と、地面の占有により他の草に打ち勝つ。
      B.次に鉛直方向に伸びて、全体としての光合成エネルギー量を増大させる。

      人為的な耕作により雑草は抜くので、Aが必要なくなって、とっとと上に伸びるようになったんじゃないかな。
      あるいは密集して植えられる場合、上に伸びる方が有利だったん

      • by monyonyo (43060) on 2022年10月05日 0時49分 (#4338742)

        放射状だと溝切りのときに葉がダメージを受けやすいとか…?

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        人間の管理してる田んぼならともかく、野生状態では発芽したときに
        すでに競合が生えている確率が高いだろうから、横に広がったら陰になって
        十分な光を受けられないだろ。だから元の1の方が正しいと思う。

  • by Anonymous Coward on 2022年10月04日 15時54分 (#4338399)

    肥料をやり過ぎると倒れてしまうぐらいに絶妙なバランスなのだが大丈夫なのか。

    と思ったら、生育後期には直立型に変形するとかマジか。すげーな。

    • by Anonymous Coward

      一般的なイネの草は、収穫期まで直立している

      タイトルでいったん理解したあと記事読んで混乱したけど、
      「一般的なイネは生育初期から直立している」で合ってるんですよね?
      田植えとかしないから稲の初期値がうかばない。

  • by Anonymous Coward on 2022年10月04日 16時58分 (#4338429)

    イイネ👍

    • by Anonymous Coward

      米なんていらな稲て日本人が言ってるのに生産量増やされても…

      • by Anonymous Coward

        これから農家減るだろ

  • by Anonymous Coward on 2022年10月04日 18時16分 (#4338475)

    アレロパシーの機能でも入れちまえ
    でも食味に影響ありそう・・・

    • by Anonymous Coward

      アレロパシー持ってる植物って自毒で小さくなっていくイメージ
      わさびとかセイタカアワダチソウとか
      よもぎは繁殖の方が強いが

  • by Anonymous Coward on 2022年10月04日 19時58分 (#4338582)

    栽培という条件下の進化か退化で閉じたんだろうけどその理由はなんなんだろう。
    開くことで抵抗が増えるから、台風など来なくてもちょっとした水田の増水で倒れて根っこから抜けてサヨウナラとならなければいいけど。

    • by Anonymous Coward

      肥料もらえるからでは

    • by Anonymous Coward

      水没するからじゃない?

  • by Anonymous Coward on 2022年10月04日 23時11分 (#4338700)

    横に広がるってことは植える間隔開けなきゃならんのでトータルマイナスな気が
    縦なのは密集栽培でも朝夕の斜めの陽で足りるって効率化なんじゃないかね
    まぁその分だけ土地の栄養喰らって肥料無いとアカンのが改良されたのが縦種なんじゃないかな

    # 大本の原種は横だったんだろうなぁと

    • by Anonymous Coward

      リンク先の写真を見ると間隔は今まで通りに見える。
      そもそも間隔を変える必要があると、今までの田植機が全部使えなくならない?

    • by Anonymous Coward

      >横に広がるってことは植える間隔開けなきゃならん
      成長初期はそんなに大きくないから、間隔は今まで通りでいいみたいよ(写真を見ると)。
      まあ、説明通りのメリットはあるんじゃない。
      後は、味とか対病害虫とか対風とか。収穫量は多くなるのかしら?

    • by Anonymous Coward

      広がるのに合わせて間隔開けると空いてる空間を埋めて雑草の生育を抑制する効果がなくなる。
      横に広がるのは生育初期だけだから必要無いと思われ。

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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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