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2022年11月12日のサイエンス記事一覧(全2件)
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医療

培養赤血球を他人に輸血する世界初の臨床試験、英国で実施される 8

ストーリー by nagazou
世界初 部門より
headless 曰く、

英国民保健サービス (NHS) は 7 日、研究施設で培養したヒトの赤血球を他人に輸血する世界初の臨床試験実施を発表した (ニュースリリースThe Verge の記事)。

この赤血球はドナーが提供した幹細胞から培養したもので、ボランティア 2 名に 5 ~ 10 ml が輸血されたという。安全性が確認されて製造が可能になれば、血液・造血器疾患の患者を救う革新的な治療が実現する。

今回の臨床試験では培養赤血球の寿命を調査しているそうだ。培養赤血球は新鮮であり、同じドナーから採取した赤血球よりも優れていることが期待される。また、輸血された培養赤血球が長持ちすれば、患者への輸血頻度を減らすことが可能となる。

今回の臨床試験は培養赤血球の実現に向けた第一歩であり、近い将来では非常に複雑な輸血を要する非常に少数の患者にのみ使われるとのことだ。

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宇宙

Rocket Lab CEO 曰く、ロケットの空中キャッチは非常に複雑な作業 20

ストーリー by headless
空中 部門より
Rocket Lab CEO のピーター・ベック氏が、ヘリコプターによるロケット第 1 段の空中キャッチは容易にできることではないとの見解を改めて示している (Rocket Lab の更新情報The Register の記事動画)。

Rocket Lab は 5 月の「There And Back Again」ミッションで空中キャッチに初めて成功。今回、日本時間 5 日の「Catch Me If You Can」ミッションで再び空中キャッチを実行すると予告していた。空中キャッチにはシコルスキー S-92 型ヘリコプターを用い、パラシュートで降下してきた Electron ロケット第 1 段のドラッグラインにフックを掛けて回収する。5 月のミッションではキャッチ後に海洋上へ落下させて回収船が製造施設へ運んでいたが、今回は直接オークランドの製造施設へ運ぶ計画も示されていた。

Electron ロケット 32 回目の打ち上げとなる「Catch Me If You Can」は、スウェーデン国立宇宙委員会 (SNSA) の MATS (中間圏大気光/エアロゾルトモグラフィーおよびスペクトロスコピー) 衛星打ち上げミッションだ。ニュージーランド・マヒア半島の Rocket Lab 打ち上げ施設で Electron ロケットが打ち上げられたのは日本時間 5 日 2 時 27 分。約 54 分後に高度 585 km の円軌道投入が確認され、打ち上げは成功した。MATS 衛星は Electron が軌道投入した 152 基目の人工衛星になるとのこと。

一方、再突入した第 1 段は順調に降下しているように見えたが、打ち上げから約 18 分後に空中キャッチ取りやめと海洋上への着水・回収が告げられた。その後、再突入時に第 1 段からのテレメトリーが一部失われたため、安全のため回収区域からヘリコプターを撤収したと説明されている。

ベック氏は「宇宙からロケットを帰ってこさせるのは困難なことであり、ヘリコプターでの空中キャッチは想像通り複雑だ」として、複雑な多数の要素が完全に揃う必要のある空中キャッチは成功する可能性が失敗する可能性と比べてはるかに低いと述べている。今回は海洋上で 5 台目のロケットが回収できたことに満足の意を示しつつ、Electron を再使用可能ロケットにするため、空中キャッチを今後も試みるとの意思を示した。
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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