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2022年11月16日のサイエンス記事一覧(全3件)
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地球

気象衛星ひまわり8号・9号、本運用/待機運用交代へ 13

ストーリー by nagazou
選手交代 部門より
気象衛星「ひまわり」が世代交代する。気象庁は従来のメイン機である「ひまわり8号」による観測を終え、12月13日14時から、これまでバックアップ機として運用されてきた「ひまわり9号」に切り替えることを発表した。ひまわり8号は2015年7月7日から運用をおこなってきたが、搭載センサーの設計寿命が近づいているという。現行のひまわり8号はバックアップ機として「ひまわり9号」近くの軌道上に待機してトラブルに備えるとしている。ひまわり8号と9号は観測性能に関してはほぼ同等で差は無いようだ。ひまわり9号の運用は2029年までを予定しているとのこと。ひまわり9号の後継機に関しては、今年度中に製造に着手したいとしている。こちらは大気を立体的に観測できる新型センサー「赤外サウンダ」を搭載したものになるようだ(気象庁日テレNEWS)。
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宇宙

米宇宙軍の無人スペースプレーン X-37B、2 年半の軌道テストミッションを無事に終える 7

ストーリー by nagazou
帰還 部門より
headless 曰く、

米宇宙軍は 12 日、無人スペースプレーン X-37B の 6 番目の軌道テスト機 (OTV-6) がケネディ宇宙センターシャトル着陸施設に着陸したと発表した (ニュースリリースGeekWire の記事The Verge の記事)。

OTV-6 では初めてサービスモジュールが導入されており、軌道上で実行可能な実験の数を増やすことが可能になる。サービスモジュールは着陸前に X-37B から分離しており、今後数週間のうちにベストプラクティスに従って処分されるという。

ミッションでは海軍調査研究所の太陽光発電高周波アンテナモジュール実験や、空軍士官学校の小型衛星 FalconSat-8 軌道投入のほか、複数の NASA の実験が行われた。軌道上での実験は 908 日間にわたり、NASAの科学者は新素材を宇宙空間に露出する METIS-2 実験で収集したデータと地上でのシミュレーションを比較し、宇宙環境モデルをより正確にするため活用するとのことだ。

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テクノロジー

ヨハネス・ケプラー大、地球に優しいキノコを用いた基板技術を開発 23

ストーリー by nagazou
そしてきのこの山に 部門より
毎年、リサイクルが困難な大量の電子廃棄物が生み出されていることから、オーストリアのヨハネス・ケプラー大学の研究チームは、キノコを利用した基板技術を開発したそうだ。基板部分は朽ちた広葉樹に生育する腐生菌「霊芝(Ganoderma lucidum)」を使用。霊芝の菌糸体は、細菌や他の真菌から内部を保護するために丈夫な外皮を形成することからこれを利用したのだという。電子回路は薄い金属を物理的気相成長法蒸着、それをレーザーで削り取ることで作り出す。電子回路は熱安定性が高く、数千回の曲げ加工に耐えることができるという(Science AdvancesEuropean BiotechnologyGIGAZINE)。

こうして生成された基板は湿気や紫外線から遠ざければ数百年以上耐える強度を持ち、加えて土壌中では約2週間で分解される生分解性を持つとしている。また孔質の菌類の皮膚は大量の液体を吸い込む特性があることから、持続可能なバッテリーセパレーターの候補として有望であるとしている。研究チームは、3.8mAhという高容量の菌糸体電池の作成に成功。Bluetoothモジュールや湿度・近接センサーなどの自律型センシングデバイスの電源として使用可能であることを実証したとしている。
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

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