パスワードを忘れた? アカウント作成
16573138 story
テクノロジー

NEDOら、油を細胞外に生産する微細藻類の作製に成功 33

ストーリー by nagazou
改良 部門より
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と大成建設らは12日、燃料物質である「油」を細胞外に生産する微細藻類の作製に成功したと発表した。微細藻類の一種であるシアノバクテリア(Synechococcus elongatus)の特定遺伝子の発現を抑制・強化することで、細胞内の燃料物質である遊離脂肪酸(FFA:Free Fatty Acid)を効率的に細胞外に生産可能となったという(NEDO)。

今回作製された藻類は、外来遺伝子を含まない非組み換え生物。機能向上により、燃料物質であるFFAを容易に回収できるようになったとのこと。培養した藻類を継続的に燃料生産に活用できるとしている。今後は藻類のFFA生産能力の向上と藻類バイオ燃料製造システムの構築と実証試験を実施する方針だとしている。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2023年04月29日 0時52分 (#4452129)

    と言う欠点は改善できるの?
    ユーグレナの燃料化もこれが要因で全く進捗でてないんですけど。
    太陽光パネルと比べても面積比のエネルギー生産量が低すぎて、研究室から出てこない。

    • by Anonymous Coward

      一回増えちゃえば、あとは死ぬ分が補充できる程度でいいんじゃない?
      すごく早く生産拠点を立ち上げたいとか?

    • by Anonymous Coward

      藻類自体を潰して生産物を回収するなら繁殖速度も必要だけど、細胞外から生産物を回収できるならそんなに速度はいらないだろうし、だからこそ外に生産できるのが強みなんでは。

  • by Anonymous Coward on 2023年04月28日 16時04分 (#4451870)

    囲まれた。

    • by ogino (1668) on 2023年04月28日 17時50分 (#4451955) 日記

      油の生産能力としては中程度とあるから、その点が画期的というわけではないでしょう。
      繁殖能力が高いか低いかは書いてないからわかりません。

      遊離脂肪酸というのは、太陽光と二酸化炭素と水だけで生成できるのかな。油の生産だけだったら栄養塩類は関係ないのか。でも自身が分裂して増えるには必要だろうから、無限に増えるわけはないと思う。

      細胞内に蓄えるべきカロリーを外に排出する遺伝子病を患っているようなものだろうか。生存競争的には不利な気がします。

      というかプレスリリースでも「遺伝子組み換え生物の工業利用には、環境中への拡散防止に係る規制(カルタヘナ法)※2にのっとり、必要な設備の導入や厳密な運転管理が求められます。」と前置きしておいて、「そこで(中略)外来遺伝子を導入することなく燃料物質である“油”を細胞外に生産する微細藻類の作製に世界で初めて成功しました。」と書いているわけだから、「環境中への拡散防止に係る規制」の対象外なのがメリットとはっきり書いてあるのでは?

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        うん、ハッキリ書いてあるけど、何に反論してるのだろう。

        • by ogino (1668) on 2023年04月28日 20時16分 (#4452031) 日記

          親コメント「海に流出し世界は油の海に」に対して、流出するのも半ば織り込み済みなのでは?というコメントです。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            「はっきり書いてあるのでは?」の指す部分はあくまで工業利用へのメリットだけで
            海が油まみれになる懸念にまで陽に回答してるようには読み取れないけどなあ。

        • by Anonymous Coward

          なんか主張を書かないで、考えていることを咀嚼せずにそのまま書いてあるから、
          すごく読みづらいよね。もうちょっと書き方を工夫してほしい。

          勝手に意訳すると・・・

          流出した個体が海洋汚染になるほどに油を生産するには

           1. 流出した個体数だけで汚染できるほど油の生産量が多い
           2. 個体数が爆発的に増え世界中に繁茂した結果、油の総生産量が増える

          のどちらかか両方が考えられるが、どちらもありえない。

          1はプレスリリースに「油の生産能力が中程度」と書かれているので否定できる。

          2は明記されていないから不明だけど、
          ・油を排出する分、エネルギー効率

          • なんか主張を書かないで、考えていることを咀嚼せずにそのまま書いてあるから、
            すごく読みづらいよね。もうちょっと書き方を工夫してほしい。

            ご意見ありがとうございます。精進するようにいたします。

            元コメの方がどの程度真剣に考えておられるかは想像するしかありませんが、私は「ボケ」と受け取りました。
            それに対して、ある程度生真面目に突っ込みたいが、論破を望んでいるとは受け取られたくない、などをぼんやり考えて書きました。まあ難しいです。今読み直すと「はっきり書いてあるのでは?」などは余計な一言ですね。

            親コメント
    • by Anonymous Coward

      食物連鎖に敗れるでしょ。

  • by Anonymous Coward on 2023年04月28日 16時19分 (#4451881)

    OILIX(オイリックス)と名付けられ…。

    • by Anonymous Coward

      MARV博士! チェコの生物学者キオ・マルフ(KIO MARV)博士じゃないかな!

  • by Anonymous Coward on 2023年04月28日 16時37分 (#4451891)

    ゼネコンがこれに参加するメリットって、何だろう?
    単に短期的補助金狙い?、長期を考えるなら商用化の時にどこかのエンジニアリング会社の上に立って手数料狙い?

    • by ogino (1668) on 2023年04月28日 17時21分 (#4451930) 日記

      よくわかりませんが、大成建設が主体のように読めます。朝日新聞の記事では NEDO には触れていないし。

      次世代ジェット燃料物質作って放出 再利用可能な藻類、バイオ技術で [yahoo.co.jp]
      # こっちの写真(大成建設提供)は大きくて見やすい

      プレスリリースを読むと、「世界で初めて成功しました。」の主語は、「大成建設(株)、埼玉大学、中部大学、かずさDNA研究所」であって、NEDO は主語には入っていない?(改行は引用者が挿入)

      NEDOの「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」プロジェクトで
      大成建設(株)、埼玉大学、中部大学、かずさDNA研究所は、
      外来遺伝子を導入することなく、
      燃料物質である“油”を細胞外に生産する微細藻類の作製に
      世界で初めて成功しました。

      NEDO のカーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発 [nedo.go.jp]とあるページをざっとみても大成建設の名前は見当たらなかったが、NEDO はプロジェクトマネージャを出しているのかな。この人かな? 林 智佳子 [nedo.go.jp]

      このプロジェクトの事業内容をみると、「委託事業」と「委託・助成事業」ばかりに見えた。NEDO からは直接の研究者は出ていないのかも。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2023年04月28日 18時17分 (#4451969)

        NEDOは研究費助成機関(funding agency)なので、自身が研究開発能力を持っているわけではありません。
        競争的資金を配分するための機関です。研究開発事業はすべて委託事業です。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        大成建設がらみは、まず不正を疑った方がいい。

    • by yutayu (47019) on 2023年04月28日 19時35分 (#4452002)
      巨大プラントにできるからだとおもいます。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      工場を作って売る。

      • by Anonymous Coward on 2023年04月28日 18時49分 (#4451982)

        NEDO成果報告書データベース [nedo.go.jp]→成果報告書新着公開リスト→2022年12月公開成果報告書→20220000000688 に報告書があります(ダウンロードはログイン必要)
        これによると藻類の作成だけでなく、炭素源のメタン製造、培養液からのFFA回収技術などプラントとしての開発のようです。
        要は効率的な生産工場を作って売る、ということですね。

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      多角化じゃないかな。
      昭和時代はすでに終わって、同じことやっていると先細る。
      儲かっているうちに次を考えないと。

    • by Anonymous Coward

      建設業にもゼロエミッションの波が押し寄せてるし商売ベースでゼロエミッション・ビルなんて話も出てるので、ちょっとでも本業ととっかかりがあれば、とりあえず出来そうなものはやってみる・手を出すという感じだと思いますが

      • by Anonymous Coward

        ビル傾いても、まあすぐ爆発しなけどプラントはまずいよ。

    • by Anonymous Coward

      データの値がズレてても外野から指摘されなきゃ強行しちゃう反社企業でしょ?
      細胞のデータも異常でも暴走しちゃうと思いますよ。たぶん。
      NTTに突っ込み入れてもらうべき。

    • by Anonymous Coward

      こりゃあ大成しねえなwww

    • by Anonymous Coward

      大成建設は少しくらいの傾きは無視ですもの

  • by Anonymous Coward on 2023年04月28日 23時48分 (#4452120)

    シアノバクテリアも微細藻類とよぶのだね?
    微細藻類は分類学上の名称ではないのでしょう。
    環境放出はかなりインパクトありそう。
    トリチウムどころじゃないような気がする。

typodupeerror

海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs

読み込み中...