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2023年5月25日のサイエンス記事一覧(全4件)
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ニュース

日清食品グループ、乳酸菌N793株が毛髪を強化する事を確認 54

ストーリー by nagazou
また毛の話を 部門より
maia 曰く、

日清食品グループのグローバルイノベーション研究センターの研究によれば、日清食品グループが保有する「乳酸菌N793株」に"毛髪密度を高め、抜け毛を減らす効果がある" ことが確認された(ニュースリリース)。

N793株を含むローションを頭皮へ塗布すると、毛髪密度を高め、抜け毛を減らし、薄毛の主観 (毛のハリ・コシ、髪のボリューム)が改善された。毛髪の成長に必要な毛乳頭細胞を活性化させ、さらに毛髪の元となる毛母細胞の分裂を促すケラチノサイト増殖因子の産生を促進させるという。後は、製品化された時のお値段だろうか。

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ニュース

日本原子力研究開発機構、ウランテルル化物で新たな超伝導状態を発見 9

ストーリー by nagazou
超伝導 部門より
日本原子力研究開発機構は12日、トポロジカル超伝導体と呼ばれる新しいタイプの超伝導体の候補物質としてウランテルル化物(UTe2)において、新たな超伝導状態が存在することを東北大学と共同で発見したと発表した。磁場や温度を変えながら、超伝導の性質を精密に調べた結果、低磁場超伝導状態と高磁場超伝導状態との間に、両者が入り混じった新しい超伝導状態が存在することを発見したという。これらの状態を制御する方法を見出せば、量子コンピュータに向けた超伝導量子デバイスの開発につながる可能性があるとしている(日本原子力研究開発機構EE Times Japan)。
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宇宙

重力波の検出目指す「KAGRA」、3年ぶりの観測へ 17

ストーリー by nagazou
いよいよ稼働 部門より
「重力波」の検出を目指す大型観測施設「KAGRA」が、24日深夜から米国の施設との共同観測を開始するという。同施設はコロナ禍で機器の調整が遅れるなどの影響が出ていたが、3年ぶりに本格的な観測をスタートするという(産経新聞)。

重力波は、なるべく離れた3つ以上の地点で重力波を検出できれば、観測データの時間差から重力波が来る方向を調べることができる。観測チームを率いる東京大宇宙線研究所の梶田隆章教授は「KAGRAが東アジアの地にあるのは非常に重要だと認知されている」と述べているという。KAGRAでの本格的な観測はまだ先になるとのことだが、4週間の観測後、装置の検証や調整を実施、感度向上を目指す方針であるという。
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サイエンス

使用済み紙おむつを低コスト住宅の建築材料に用い、ゴミの問題と建設コストの問題を同時に解決する研究 21

ストーリー by nagazou
再利用 部門より
headless 曰く、

使用済み紙おむつをインドネシアの低コスト住宅で建築材料の複合原料に用い、ゴミの問題と建設コストの問題を同時に解決するという研究の成果を北九州市立大学の研究グループが発表している (論文Ars Technica の記事)。

インドネシアでは人口増に伴い、低コスト住宅の需要と育児に用いる使い捨て紙おむつの使用量が増加しているという。使用済み紙おむつをリサイクルする研究は既に行われており、取り出した高分子素材を複合原料として用いることで建築材料を強化できることが判明している。たとえば、コンクリートに 1% の紙おむつ素材を添加することで内部の水和反応による養生を改善し、より丈夫な素材ができる。塩素を使用すれば衛生上問題ないレベルまで消毒可能だ。

今回の研究ではインドネシアの低コスト住宅 (広さ 36m2) での使用を想定し、使用済み紙おむつを用いたコンクリートやモルタルをインドネシアの建築基準に合わせて設計した。その結果、構造部品では細骨材の 10%、非構造部品では 40% を紙おむつで置き換え可能であり、プロトタイプの住宅では紙おむつのゴミを 1 戸あたり 1.73m3 減らすことができたという。

ただし、紙おむつのリサイクルには収集・洗浄・消毒・乾燥・細断・分離といった複雑な処理が必要であり、現在のところ手掛ける企業は先進国に限られている。また、建設に関するさまざまな規則の対象は従来型の建設材料に限られており、新しい素材を使用するには法制化も必要だ。今後の研究ではこれらの問題も解決していく必要があるとのことだ。

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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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