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地球

ミネラルウオーターにナノプラスチック。従来測定の10~100倍 55

ストーリー by nagazou
ナノ 部門より

新たな研究で、一般的なミネラルウォーターにはこれまで検出されていなかったほど多くのプラスチック片が含まれていることが判明したという。米科学アカデミー紀要(PNAS)に発表された内容によると、研究チームは、ペットボトル入り飲料水主要3ブランドのプラスチック粒子含有量を、新しい顕微鏡検査技術とデータ分析を組み合わせて測定した(BloombergAFPBB News)。

その結果、1リットル当たり約11万~37万個、平均24万個のプラスチック粒子が検出されたという。種類別に最も多かったのは、水を浄化するプラスチックフィルターに由来すると考えられるナイロン。次いで多かったのは、ボトル自体の材料であるポリエチレンテレフタレート(PET)。残りの種類のプラスチックは、キャップの開閉時に水に混入したとされている。

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  • 元論文 (スコア:5, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2024年01月11日 13時34分 (#4591755)

    Rapid single-particle chemical imaging of nanoplastics by SRS microscopy [pnas.org]
    ・誘導ラマン散乱顕微鏡を使ってマイクロプラスチック(1µm~5mm)・ナノプラスチック(1µm未満)を1個単位で識別できた
    ・粒子の形状と成分との相関が見つかったので、プラスチック粒子の成分まで分かるようになった
    ・この顕微鏡で見つけた粒子を見分けるアルゴリズムがキモ
    ・デモンストレーションとしてペットボトルの水(ミネラルウォーターとは書いてないがまあ適切な訳語がない)を調べてみた
    ・1リットルあたり2.4±1.3×10⁵個のプラスチック粒子が見つかり、その90%がナノプラスチックだった
    ・この濃度は従来報告されていた値よりずっと高い

    発生源はペットボトルそのものなので水道水には入ってないだろう。別の種類のプラスチックが見つかるかもしれないけど。

  • by Anonymous Coward on 2024年01月11日 13時35分 (#4591756)

    マイクロプラスチック(マイクロじゃない)の親戚か。

  • by Anonymous Coward on 2024年01月11日 13時38分 (#4591758)

    ビビらせんといてくれ。
    あとブルームバーグには「ナノとマイクロプラスチック粒子による健康への潜在的な影響について、科学的なコンセンサスはない」と書いてあって、"だからどうなのか"は別途研究が必要そうに見える。

  • by Anonymous Coward on 2024年01月11日 13時38分 (#4591759)

    細胞を突き抜け血流に入るほど小さいとあるが、表面に付着した有害物質による影響はあるとされるものの、消化吸収はできないのでそのまま排出されるってコンセンサスだったのでは。

    • by Anonymous Coward

      コンセンサスがないのがコンセンサスだと思ってたけど。
      あえていうと他の要因に紛れ込む程度の悪影響しかない?
      今後の研究に期待。

    • by Anonymous Coward

      どこ情報?

    • by Anonymous Coward

      > 消化吸収はできないのでそのまま排出される

      消化吸収されないものが、かつ細胞を突き抜けないならなそうかもな
      で、これらは突き抜けるほど小さいと書いてあるな

      • by Anonymous Coward

        消化器官の細胞は小さければなんでも吸収するわけじゃないだろ。

        • by Anonymous Coward

          透過はするじゃん?
          透過したものが排出される保証は無いじゃん?
          知らんけど。

          • by Anonymous Coward

            するの?
            人間には消化吸収できない油が尻から漏れて大惨事を引き起こすバラムツとか
            食品に添加されるセルロースナノファイバーとか
            吸収されずにそのまま排出されるものはいろいろあるけど。

            • by Anonymous Coward

              透過か消化吸収かは知らんがするらしいよ。

              >最も小さなサイズのナノプラスチック粒子が腸の内壁を覆う上皮細胞に取り込まれることや、
              >大きめの粒子が腸の免疫応答に関連するマイクロフォールド細胞(M細胞)に取り込まれて腸組織内に侵入することがわかりました。
              https://gigazine.net/news/20230806-microplastics-danger-intestine/ [gigazine.net]

        • by Anonymous Coward

          吸収≠細胞突き抜け、って分かってないのか?

    • by Anonymous Coward

      今までの尋常な方法では検出出来ないものまで検出出来たよ、と言う話なので、新たに検出出来るようになった分は無視しても良さそうな気がする。

      今まで検出出来なかったんなら、並の生化学的な膜ではすり抜けるわ、蒸発したついでに飛んでくわで、影響及ぼせなさそう。

  • by Anonymous Coward on 2024年01月11日 13時40分 (#4591761)

    水に限らなければペットボトル飲料を40年くらい飲み続けている。
    これからペット飲料に含まれるマイクロプラスチックが何らかの害悪を及ぼすと判明したとしても個人的な評価としては「問題無し」かな。

    • by Anonymous Coward on 2024年01月11日 18時35分 (#4591972)
      40年前というと80年代中頃、コカコーラのダルマ瓶があった時代、ペットボトルなんてあったっけ?
      と思って、Wikipediaで調べたら
      日本では、1982年に清涼飲料水への使用が認められ、同年コカコーラが、1985年にキリンが、1.5Lペットボトル飲料を発売、とのこと
      40年前であってるのか…、当時、大容量の飲料を買ったりしなかったから、いまいち記憶に薄いのかな?
      ちにみに、小容量の500mlが解禁されたのは1996年だそうで、ペットボトル自体が出始めたのがそのくらいの時期だと勘違いしていました
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        500mlが解禁される前には、既にEvianが流行していたんですよね。専用のホルダーに入れて首からぶらさげる「オアシス小僧」なんていう言葉も流行語になった。
        海外からの輸入はOKなのになぜ国内では小型ペットボトル飲料はダメなの?という声が結構あったっけ。
    • by Anonymous Coward

      多分気づいていないだけかもしれませんが、貴方はプラスチック人間になっている可能性があります
      手遅れになる前に受診することをお勧めします

      # 手遅れになったらどうなるかはしらん 思いつきなので

      • そのうち
        ・トクホ糖と脂の吸収を妨げるナノプラスチック飲料
        ・トクホ内臓脂肪を減らせるナノプラスチック飲料
        とか出てきたりして

        親コメント
        • by Anonymous Coward
          「身体に蓄積されたナノプラスチックを吸収・排除する(と言われている)成分を含んだ飲料」(ペットボトル入り)が出たりして。
      • by Anonymous Coward

        プラスチックの中の青春?

      • by Anonymous Coward

        +チック姉さんか

      • by Anonymous Coward

        ワンピースに出てきそうだな
        プラプラのガトリング!とか言いながらBB弾を乱射しよう

      • by Anonymous Coward

        > プラスチック人間
         
        死後、人体の不思議展デビューですね。

    • たぶん現在の建築基準法に準拠していないアスベストを使用した建物に40年くらい住んでいても同じ感想になると思う。
      (もちろんマイクロプラスチックが何らかの害悪を及ぼすと言ってるのではない)

    • by Anonymous Coward

      歳取ると体内に残っているナノプラを異物と認識した免疫細胞が集まって死んで、血栓の原因の核になっちゃうんですよ。
      という嘘を思いついた。

      • by Anonymous Coward

        花粉症の原因は実はこういったナノプラスチックだった! ってもありそう

    • by Anonymous Coward

      紙おむつ。
      40年ぐらい昔だろうか、紙おむつが登場したのは。この変化が赤ん坊の成長に何か影響がありそうだと思ったのだけど、
      それ以前の人間とそれ以降の人間を比べても特に違いがあるようにも思えない。誰か研究してみた人はいないのだろうか。

    • by Anonymous Coward

      個人的な評価としては「問題無し」かな。

      認知機能低下、と。

  • 純水で洗い続けるとヌルヌルがなくなる。ナノプラスチックが付着していたのだろうか?

    • by Anonymous Coward

      水道水でもお湯でも同じ結果になりそうな

    • by Anonymous Coward

      あれって保護コーティングか何かじゃないのかな。
      使い捨てでなくてもプラスチックの皿とか最初に水に濡らしたときにヌルヌルするものがあったりするし。

    • by Anonymous Coward

      帯電防止剤(界面活性剤)説
      つるつるが濡れるとぬるぬるな感触になる説(細かい傷でつるつるではなくなる)

    • by Anonymous Coward

      安物だと離型剤が表面に残ってたりする。というか完全除去は難しい。

  • by Anonymous Coward on 2024年01月12日 5時33分 (#4592118)

    アトピーや花粉症といった昔はさほど問題になってなかった病気の遠因は体内に取り込まれたプラスチック関係物質なのかもしれないですね

    • by Anonymous Coward

      それはないな。

      • by Anonymous Coward

        あるって言うのが??なのはわかるけと
        ないって言い切れるエビデンスはなんなの?

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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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