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月

民間初を目指す月着陸船「ペレグリン」が月着陸を断念 21

ストーリー by nagazou
断念 部門より

米Astrobotic Technologyは9日、月着陸船「Peregrine(ペレグリン)」の推進剤が漏洩しており、月に着陸することができないと発表した。PeregrineはNASAの商業月面輸送サービス(CLPS)の一環として、民間初の月面着陸を目指していた(Astrobotic Technology公式XアカウントUchuBiz)。

しかし、1月8日に打ち上げられた直後に機体の異常が報告され、推進剤の漏洩が判明。推進剤の漏洩により、Peregrineは適切な姿勢を取れず、太陽電池パネルを充電することができなくなった。現在、残った推進剤で約40時間分の活動が可能であることから、次の月着陸船「Griffin」(グリフィン)のためのデータ取得を続ける予定だとしている。

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  • by Anonymous Coward on 2024年01月11日 14時28分 (#4591806)

    スラドの記事やこのリンク先では触れられてない気がしますが、この打ち上げはアトラスVなどに代わるULA待望の新型基幹ロケット「ヴァルカン [wikipedia.org]」の初打ち上げでした。
    もともとは2019年初打ち上げ予定でしたが、ブルーオリジンに外注した新型のBE-4エンジンが遅延しまくりで、ロケット打ち上げもその巻き添えで遅れに遅れていたので、これでようやく米国のもう一つの基幹ロケットの世代交代が進むという点で、結構重要な話だったりします。
    (ただし、ヴァルカンもH3とかと同じく、再使用のトレンドが来る前の古い発想のロケットの改善版という感じなので、個人的にはあまり食指を引かれる存在ではないのですが。)

    米ユナイテッド・ローンチ・アライアンス、バルカンロケットの初飛行に成功 [jetro.go.jp]

    • by Anonymous Coward

      メタンエンジンというトレンドには乗ってるけど、第1段部分再使用つまりエンジン部分だけ切り離してパラシュート降下空中回収、という仕組み自体は古めかしくパストフューチャー感。しかも将来計画。
      SpaceXと競争できるのだろうか。StarShip+SuperHeavyが実現したらかなり厳しい。
      SpaceXの対抗にはなり得ないかもしれないが、手段の多様化は必要だから仕方ないか…。
      日本と同様に官需中心になるのかもしれないね。

      2014年のクリミア侵攻によりロシア製のRD-180エンジン使用をやめる前提で開発始めたとのことで、
      この点は先見の明があったと言えるが嬉しくも無いな…。

      BE-4エンジンは酸素リッチ二段燃焼サイクルとのことで、性能はあっても痛みやすそうに見えるから、再利用にはあまり向かないのかもな?
      SpaceXひとり勝ちはあまりよろしくないので頑張って欲しいが、ボーイングだしなぁ、そっちの方でなんとなく不安があるよw

      • by Anonymous Coward

        Starshipは順調にX-33の足跡を辿ってる気がするんだよなぁ…

        • by Anonymous Coward

          どこに目つけてんだ
          単段式往還機のサブスケール試験機X-33と似てる所なんか全然無い
          再使用で小さい羽根がついててアメリカ製な所くらいしか似ていない
          設計思想も開発体制も全く似ていない

          • by Anonymous Coward

            たどってるっのは開発の迷走のしかたじゃないんか

            • by Anonymous Coward

              迷走してるか?

              X-33は最初から最高の設計案を出して、実際にやってみたらそれがいつまでたっても実現できず、飛行試験すらできずお蔵入り。
              Starshipはいろんな設計案を出して、さっさと作って実際に飛ばしてみてはダメだったら実現できる形に改善、飛行試験を何度も何度もやっている。

              開発の仕方も状況もまるっきり全然違うぞ。

            • by Anonymous Coward

              たいして迷走しとらんだろ、Starship。
              初号機は発射台壊してエンジンもボコスカ壊れて2段分離できずでっかい花火になったけど、
              2号機で全部クリアしてきた。まぁ少しでっかい花火にはなったが。
              この進捗状況だと3号機では軌道に乗せられるのでは。
              機体すらできあがらなかったX-33やベンチャースターと比較する所は無いと思うんだがなー。

              俺的にはフルフロー二段燃焼サイクルのメタン/液酸エンジンを大量生産してる、しかもすでに改良型を量産してるって辺り恐ろしいものを感じる。開発手法的にX-33などの官製主導とは大きく異なるんじゃないかな。

      • by Anonymous Coward

        ぶっちゃけ、ヴァルカンもH3もアリアン6も、全部ファルコン9の再使用が本格化する前の、既存のロケットの正統進化的な設計だから、SpaceXと競争できないと思われる。
        再使用についての報道を見るに、Starshipはもちろん、ファルコン9ですらライバルが居ないから高いだけで、値下げの余地は半額ぐらいまであるっぽいからなー。
        ヴァルカンのパラシュート再使用構想も、世の中が再使用再使用言ってるからうちのロケットでも出来る案を考えました、感があるし。
        (ただし、BE-4は安いから発注した筈が最終的にクソ高くなったみたいな話もあるので、それだけでも再使用することに意義があるかもしれんけど。)

        BE-4を使うロケットとしては、本命はやはりBlue Originのニューグレンの方でしょう。
        しかしこっちはこっちで、遅延続きでいつできるかはともかく、実現したら確実にヴァルカンを食いそうなんだけど、ULAもBOもいいのかそれ?

        まあ、Blue OriginによるULA買収なんて噂も流れているから、両社は一蓮托生なのかもしれんけど…。

      • by Anonymous Coward

        買えるエンジンでは一番安かったBE-4がたまたまメタンエンジンだっただけで、トレンドと外れまくってんだよなぁ…
        ロシア製エンジンの部分を取っ替えただけだから、上段は水素だし、固体ブースターも事実上必須で、アトラスVと変わらず3種類のエンジンというフランケンシュタイン

        トレンドは、1種類のエンジンを下段にクラスターで使って、上段にも使って、固体ブースターは無し
        共通化するなら燃料はメタンが最適、性能は十分、運用もシンプル、信頼性も高い、再使用にも向いてる

        • by Anonymous Coward

          ファルコン9により優れたコンセプトであることは実証された、と言えなくもないけどトレンドかなあ?
          いまだファルコン9と開発中のスターシップしか存在しない。色々な所がうまく行った事例が積み重ならないと、偶という可能性を排除できない。

          • by Anonymous Coward

            何デタラメ言ってんだ?

            ここ10年くらいで出てきた新設計のロケットはほぼ全て7~9基の多クラスターエンジン構成

  • by Anonymous Coward on 2024年01月11日 14時11分 (#4591791)

    口中洗浄剤とか
    景品表示法違反(優良誤認)の二酸化塩素剤とか

    • by Anonymous Coward on 2024年01月11日 15時58分 (#4591869)

      「peregrine」は「外国から来た」「放浪する」くらいの意味
      語源はラテン語のper(~を通って)+ager(野原)

      英語で「巡礼者」を意味する「Pilgrim」も同語源

      なので月に着陸できず永遠に宇宙をさまよう放浪者となったいまは適切な名前だと言える
      (え?放浪しないの?月面に衝突するだけ?)

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        ボケだったらすまないが鳥のハヤブサの事だが…
        月面着陸機らしいネーミング
        同社が次に飛ばすのはPeregrineの倍ほどのサイズのGriffin
        ただでさえ別物のハードウェアになるのに、今回実績も経験も積めなかったのはかなり痛い

        • by Anonymous Coward on 2024年01月11日 18時26分 (#4591964)

          >ボケだったらすまないが鳥のハヤブサの事だが…

          ハヤブサの一種の「peregrine falcon」がすごい数が多くてメジャーなハヤブサなので「peregrine」でハヤブサを指すようになった
          もともとは「放浪」とか「外国から来た」って意味

          >同社が次に飛ばすのはPeregrineの倍ほどのサイズのGriffin

          ワシの頭・翼とライオンの胴体を持つ怪物だな(グリフォンと同義)
          たぶんセンサーはperegrineのマイナーバージョンアップで、本体がさらにデカくなっているのだろう(推測)

          親コメント
        • by Anonymous Coward on 2024年01月11日 17時23分 (#4591921)

          ペレグリン・トゥック から来たんじゃなかったのか
          指輪物語かと思ってた

          親コメント
    • by Anonymous Coward

      それじゃあ、オワダマサコとカワシマキコの編集距離の方が近いじゃないか。

    • by Anonymous Coward

      ポリグリンとクレベリンは何となく分かる。が自分はペリグレンとどっちだっけ?になりそう。

    • by Anonymous Coward

      西秋ぐりん

  • by Anonymous Coward on 2024年01月11日 15時00分 (#4591832)

    民間企業でいうと、昨年失敗してしまったispaceの次のミッション(M2)では、今年冬打ち上げの予定(2023年11月段階 [ispace-inc.com])。でも(根拠はないが)遅れると思う。

    一方、JAXAのSLIMは1月20日着陸予定だから、もうすぐ。

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