Windows 10 Insider Preview、クリーンインストール時にペイント3Dがプリインストールされなくなる
Microsoftは10日、Windows 10 Insider Preview ビルド21332(RS_PRERELEASE)をDevチャネルでリリースした(Windows Insider Blogの記事、 Neowinの記事、 Softpediaの記事、 Ghacksの記事)。
本ビルドでは、「ペイント3D」と「3Dビューアー」がクリーンインストール時にプリインストールされないようになっている。旧ビルドから本ビルドへのアップデートで削除されることはない。現在のところビルド21332のISOイメージは提供されていないが、回復オプションでWindows 10を再インストールするとこれら2本のアプリは削除されていた。これらのアプリを必要とする場合はMicrosoft Storeで入手できる(3D ビューアー、 ペイント 3D) 。
ペイント3Dは「ペイント」アプリの置き換えを意図してWindows 10 Creators Update (バージョン1703)で追加された。ペイントはWindows 10の標準アプリではなくWindowsストア(現Microsoft Store)で提供する計画が示され、間もなく削除されることを表示する機能も追加されていた。しかし、2019年にはペイントを当面Windows 10から削除しないことになり、Microsoft Storeでの提供計画は取りやめになったとみられている。本ビルドのペイントでは、「ペイント 3D で編集する」ボタンがツールバーから削除されている。
このほか、本ビルドでは「Math Input Panel」が削除されている。また、タスクバーのフライアウトでニュースを表示する「ニュースと関心事項」のロールアウトがリセットされたため、既にロールアウトしていた環境でも一時的に利用できなくなる可能性がある。一方、クリップボード履歴(Windows+V)から書式なしテキストを貼り付ける「テキストとして貼り付け」オプションは、Devチャネルの全ユーザーにロールアウト開始したとのこと。
なお、今回は上述のとおり回復オプションからWindows 10の再インストールを実行したのだが、ビルド21313以降でプリインストールされていた新Mirosoft Edgeが復元されず、起動できないレガシーEdgeのリンクがスタートメニューに表示されるようになった。