Microsoft製ブラウザーのFlashサポート終了計画が更新、現行版ブラウザーでは2019年中のデフォルト無効化を中止
Microsoftは8月30日、Microsoft Edge/Internet ExplorerにおけるFlashサポート終了計画の更新版を発表した(Microsoft Edge Blogの記事、 Windows Centralの記事、 Neowinの記事、 SlashGearの記事)。
Microsoftは2017年7月、AdobeがFlashの終息計画を発表したのにともない、Microsoft Edge/Internet Explorerで段階的にFlashのサポートを終了する計画を発表していた。その後MicrosoftはChromiumベースの次期Microsoft Edge開発計画を発表しており、Microsoft製の全ブラウザーをカバーするためにFlashサポート終了計画を更新したようだ。
現行のMicrosoft Edge(EdgeHTML)ではWindows 10 Creators UpdateでClick-to-Runが導入され、2017年の計画通り現在はセッションごと+サイトごとにユーザーがFlashの実行を許可する仕組みになっている。2017年の計画では2019年の半ばから終わりにかけてMicrosoft EdgeとInternet ExplorerのデフォルトでFlashを無効化する計画が示されていたが、Flashをデフォルト無効にするためのパッチは配布しないことにしたという。そのため、両ブラウザーでは2019年中に動作が変わることなく、現状の通り動作し続ける。ただし、2020年12月までにFlashを完全に削除する計画に変更はないとのこと。
一方、次期Microsoft Edgeは他のChromiumベースブラウザーと同じタイミングでFlashサポートを段階的に終了していく。Flashは当初から無効化され、ユーザーはサイトごとにFlashを有効化する必要があるという。こちらも2020年末頃にはFlashが完全に削除されるとのことだ。
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