TarZの日記: 赤い巨人が地球を腐食 7
日記 by
TarZ
GitHub Enterprise、SHA-1衝突を実行不能にするパッチを適用へ
ブログによれば、500万人のプログラマーが1秒間に1つのコミットを生成した場合でも、2つのオブジェクトが衝突する可能性は非常に低く、太陽が赤い巨人に変わって地球を腐食する前に、2つの異なるオブジェクトが同一ハッシュを持つ可能性は約50%だという。
んもう! センスオブワンダーに欠ける翻訳だな。「地球最後の日」とか「第三惑星の黄昏」とかもっと詩的(?)な表現があるだろ!
Original: SHA-1 collision detection on GitHub.com
If you had five million programmers each generating one commit per second, your chances of generating a single accidental collision before the Sun turns into a red giant and engulfs the Earth is about 50%.
機械翻訳くさいなと翻訳サービスを試してみたところ、どうもこの表現はGoogle翻訳の出力そのままっぽい。
500万人のプログラマが1秒間に1つのコミットを生成していた場合、太陽が赤い巨人に変わって地球を腐食する前に、偶発的な衝突が発生する可能性は約50%です。
red dwarf (スコア:2)
この文脈だとred giantって、普通「赤色巨星」ですな。
まあ「宇宙船red dwarf」は赤色矮星でなくていい。ましてや「赤い侏儒」はダメだ。
それと、太陽が赤色巨星になって現在の地球軌道まで膨らんでも、質量が小さくなっている太陽からは地球が遠ざかるので、地球を「腐食」することはない。(飲み込むでいいと思うが。)あ、これは元の英文の問題か。てか、赤色巨星化する前の大量の質量放出で、地球が「腐食」されてるのか。
Re:red dwarf (スコア:2)
engulf だと、acountname さんも書いているように「飲み込む」という意味が辞書の最初に出てくるので、普通にそれを翻訳に使えばそれで良いような気もします。なんだってGoogle翻訳がわざわざ「腐食」という翻訳をするのか、そしてまた、なぜImpressの記事がその不自然な訳をそのまま使ったのかは謎です。
推測としては、Google翻訳が中間言語経由方式で、中間言語の単語と日本語の単語のマッチングが今一なのかも…とか、Impress記事を書いた人が天文系を知らなくて、機械翻訳の結果に違和感を持たなかった…とかいろいろ想像はできますが。
Re: (スコア:0)
Google翻訳先生がまだまだなのはともかく、その翻訳結果を丸パクリして記事にしちゃったImpressはコンプライアンス的に大丈夫なんですかね。
Re:red dwarf (スコア:1)
ポジティブ思考で
地球上にいながら太陽からいろんな資源をがっぽり頂戴してウハウハ!
などとちらと考えるわたしは大丈夫だろうか?
鉄より軽い組成、多くは水素なのに腐食してくれるとはあまり思えない。
とはいえエネルギー照射で焼け太りするかな?
Re: (スコア:0)
>質量が小さくなっている太陽からは地球が遠ざかるので
その際に放出される太陽風による抵抗で公転速度が減少する効果を考えると、やっぱり地球は落下する、という計算の論文を何年か前に読んだような……
赤い巨人のほうがファンタジック (スコア:1)
元はred giantですか。本来なら赤色巨星と訳すところですね。
でもengulfの訳が腐食するってのは不思議です。フツーなら飲み込むとか包み込むを採用するかと。どっから腐食が出てきたのでしょう。google翻訳に単語だけ与えると「包み込む」が出るのに。
Re: (スコア:0)
赤く大きくなるけど質量は増大しない。
結果密度スカスカな太陽に呑まれるんだけど…
それってどう感じる?どこが腐食なんだい?精神的なものかな??頭大丈夫か?
などと翻訳者を言葉で責めてみたい。
// そうはいっても言葉責めにファンタジックな翻訳者だったら嫌だ。