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自覚症状は意味が無い。今までは本当に何かあるときを自覚症状とするだろうけど、事故以降は何もなくてもなんか調子が悪いという率が増えるだろう(心因性も含む)。
要は全数検査をやればいいのだけど、それも安直には出来ない。福島では健康調査のため、悪く言えば検体として全数検査が出来たのであって、いつでもどこでも出来るわけではない。もしもやったとして、日本の何処かなら事故の影響を100%除外できたといえるか。
ので、誰もが納得する結果というのは得ようがない。終了。
無作為抽出なら全数じゃなくてもいいでしょ。
これ。他の地域の子供を対象にランダムサンプリングで検査すればいいんだよ。もやもやしたままにするより、政治的にもずっといいし、本当に福島の子供の罹患率が上昇している可能性だってあるんだから、きちんと追求してほしい。
税金を使って追求する価値があるよ。
検査ってのはメリットがデメリットを上回れば行う意味もあるんだけど、甲状腺ガンに関してはデメリットがメリットを上回っているんですよね。他のコメントにもあるように、甲状腺ガンは結構おとなしいガンだけど、そもそも子供にガンがあると知って放っておける親もあまりいないでしょう。そうすると外科手術等を行うことになるんですが、そのことによって子供のQOLが低下する [koujyousengan.jp]恐れがある。要は、本来必要もない手術によるQOLの低下というデメリットが、甲状腺がんの発見というメリットよりも大きすぎるってことです。福島の場合は、原発事故の影響調査ってこともあって実施されていますが、他県で実施するのは検査のための検査でしかないと思います。
甲状腺癌の検査が無意味なら、初めから福島の子供に対して検査すべきではなかった。しかし、この調査をしなければ、原発事故の影響を隠そうとしていると批判されただろう。だから調査は必要だった。
その上で、調査だけしておいて、増加していることが判明したら結果には意味がないという主張はおかしい。調査の結果として、原発事故の影響があったという客観的な疑いが強まったのだから、疑いを晴らすためには対照群について調査するのが今回の場合の唯一の方法であるはずだ。一般論として、ある調査の結果、望ましくない結果が出たからと言って、後付けで調査が無意味だなどと主張するのはまともな反論ではない。
こんなことは、原発問題以外の話なら誰だって同意するだろうに。原発問題に関しては、擁護派も反対派もちょっと理性的でないように思う。
「他県で検査をしろ」で、お金や時間が無駄になるだけなら別に構いません。でも、他県で調査しろ、というのは、すなわち現実にその県の子ども達の(見かけの)甲状腺罹患率を何十倍にも増やし、子ども達に不要な手術を行い、何の罪もないのに将来就職や結婚で悩みを抱える子どもを何十人も生み出せ、と言っているのに限りなく近いのです。たまには手術で恒久的な障害を負う例もあるでしょう。それを理解していますか?
福島の場合は不安が極度に強かったために、こうなる予想が当然あった上でも、敢えて検査をすることが、まだ正当化されたと思います。しかし、それほど不安が強くない地域で、この時期に、他の地域でまでそれをやるのは、倫理的に許される範囲を超えています。これまでの医学の歴史でじゅうぶん分かっている知識から演繹して、わりと「興味本位の人体実験」と言っても差し支えないレベルです。
これが、「一部の人の安心のためだけに、他県での調査をすべきではない」と、線を引くべき理由です。ここまで読んでもピンと来ない場合、単に甲状腺癌に対して、残念ながらあなたに実際的な感覚や経験がないのだと思います。
そもそも、知識不足な上に専門的に取り組む気もないのに、単に不安がって「次は“安心のために”アレをしろ、コレをしろ」と騒ぐパターンの人間の要求には、際限がありません。正しい知識を与えられるだけで気づく人もいる一方で、多くの人は大金をかけて何をやって見せたって納得しません。
私はもう、これ以上お金はかけず、今ある知識を、納得できる可能性のある理性がある人達に、ゆっくり説明していけば十分かなと思います。福島だって全員が甲状腺検査を受けているわけではありませんから、20年もすれば自動的に「死亡率」という誤魔化しようのない形で結果は出ます。それまで待ってればいいです。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
条件を同じにする (スコア:1, すばらしい洞察)
自覚症状は意味が無い。
今までは本当に何かあるときを自覚症状とするだろうけど、
事故以降は何もなくてもなんか調子が悪いという率が増えるだろう(心因性も含む)。
要は全数検査をやればいいのだけど、
それも安直には出来ない。
福島では健康調査のため、悪く言えば検体として全数検査が出来たのであって、
いつでもどこでも出来るわけではない。
もしもやったとして、日本の何処かなら事故の影響を100%除外できたといえるか。
ので、誰もが納得する結果というのは得ようがない。終了。
Re: (スコア:0)
無作為抽出なら全数じゃなくてもいいでしょ。
Re: (スコア:1)
これ。他の地域の子供を対象にランダムサンプリングで検査すればいいんだよ。
もやもやしたままにするより、政治的にもずっといいし、
本当に福島の子供の罹患率が上昇している可能性だってあるんだから、きちんと追求してほしい。
税金を使って追求する価値があるよ。
Re: (スコア:4, すばらしい洞察)
検査ってのはメリットがデメリットを上回れば行う意味もあるんだけど、甲状腺ガンに関してはデメリットがメリットを上回っているんですよね。
他のコメントにもあるように、甲状腺ガンは結構おとなしいガンだけど、そもそも子供にガンがあると知って放っておける親もあまりいないでしょう。
そうすると外科手術等を行うことになるんですが、そのことによって子供のQOLが低下する [koujyousengan.jp]恐れがある。
要は、本来必要もない手術によるQOLの低下というデメリットが、甲状腺がんの発見というメリットよりも大きすぎるってことです。
福島の場合は、原発事故の影響調査ってこともあって実施されていますが、他県で実施するのは検査のための検査でしかないと思います。
Re: (スコア:4, すばらしい洞察)
甲状腺癌の検査が無意味なら、初めから福島の子供に対して検査すべきではなかった。
しかし、この調査をしなければ、原発事故の影響を隠そうとしていると批判されただろう。だから調査は必要だった。
その上で、調査だけしておいて、増加していることが判明したら結果には意味がないという主張はおかしい。
調査の結果として、原発事故の影響があったという客観的な疑いが強まったのだから、疑いを晴らすためには
対照群について調査するのが今回の場合の唯一の方法であるはずだ。
一般論として、ある調査の結果、望ましくない結果が出たからと言って、後付けで調査が無意味だなどと主張するのはまともな反論ではない。
こんなことは、原発問題以外の話なら誰だって同意するだろうに。
原発問題に関しては、擁護派も反対派もちょっと理性的でないように思う。
Re:条件を同じにする (スコア:0)
「他県で検査をしろ」で、お金や時間が無駄になるだけなら別に構いません。
でも、他県で調査しろ、というのは、すなわち現実にその県の子ども達の(見かけの)甲状腺罹患率を何十倍にも増やし、
子ども達に不要な手術を行い、何の罪もないのに将来就職や結婚で悩みを抱える子どもを何十人も生み出せ、
と言っているのに限りなく近いのです。たまには手術で恒久的な障害を負う例もあるでしょう。それを理解していますか?
福島の場合は不安が極度に強かったために、こうなる予想が当然あった上でも、敢えて検査をすることが、まだ正当化されたと思います。
しかし、それほど不安が強くない地域で、この時期に、他の地域でまでそれをやるのは、倫理的に許される範囲を超えています。
これまでの医学の歴史でじゅうぶん分かっている知識から演繹して、わりと「興味本位の人体実験」と言っても差し支えないレベルです。
これが、「一部の人の安心のためだけに、他県での調査をすべきではない」と、線を引くべき理由です。
ここまで読んでもピンと来ない場合、単に甲状腺癌に対して、残念ながらあなたに実際的な感覚や経験がないのだと思います。
そもそも、知識不足な上に専門的に取り組む気もないのに、単に不安がって
「次は“安心のために”アレをしろ、コレをしろ」と騒ぐパターンの人間の要求には、際限がありません。
正しい知識を与えられるだけで気づく人もいる一方で、多くの人は大金をかけて何をやって見せたって納得しません。
私はもう、これ以上お金はかけず、今ある知識を、納得できる可能性のある理性がある人達に、ゆっくり説明していけば十分かなと思います。
福島だって全員が甲状腺検査を受けているわけではありませんから、20年もすれば自動的に「死亡率」という
誤魔化しようのない形で結果は出ます。それまで待ってればいいです。