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この論文の主旨は,「ぶつかったら速くなった!」(だけ)ではありません.元の論文を読んでいただけば分かる通り,異なるクラスターを構成する原子間にレナードジョーンズ型のポテンシャルを適用し,その斥力項に対する引力項の大きさc,クラスター同士の衝突速度Vの二つのパラメータを変えてやることで衝突現象がどのように変化するかを見てやったものです.その結果得られたものの一つが,cとVがある範囲の時に跳ね返り係数が1より大きいような場合が生じやすいよ,ということであって,ことさらそれだけを強調する論文ではありません.
ていうか「So What?」って感じです。計算機物理の人の狙いってよくわかりません。これでPhys. Rev. なのもよくわかりません。技術的に有用なのか、それとも現象になんらかの美しさとか「へぇ~」っていうのがなくて、「単に計算してCG作りましたよ」っていうのにどんな意味があるんでしょうか?
多体系での衝突で起こる非弾性的な振る舞いはよく分かっていないところが多いため,その辺を詰める研究は結構面白いと思います.特に(著者も書いていますが)無限系での理論的な振る舞いとスケーリングファクターが異なってくる点など,有限多体系での衝突を理論化するためにはまだまだいろいろ取り込まねばならないものがありそうなことなども明らかになっていますし,個人的にはだいぶ楽しめました.#が,こういった統計の分野の専門家にとって本当に面白いものなのかどうかはよく分かりませんが.
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いろいろ勘違いがあるようですが (スコア:3, 参考になる)
この論文の主旨は,「ぶつかったら速くなった!」(だけ)ではありません.
元の論文を読んでいただけば分かる通り,異なるクラスターを構成する原子間にレナードジョーンズ型のポテンシャルを適用し,その斥力項に対する引力項の大きさc,クラスター同士の衝突速度Vの二つのパラメータを変えてやることで衝突現象がどのように変化するかを見てやったものです.
その結果得られたものの一つが,cとVがある範囲の時に跳ね返り係数が1より大きいような場合が生じやすいよ,ということであって,ことさらそれだけを強調する論文ではありません.
Re: (スコア:-1, 荒らし)
ていうか「So What?」って感じです。
計算機物理の人の狙いってよくわかりません。
これでPhys. Rev. なのもよくわかりません。
技術的に有用なのか、それとも現象になんらかの美しさとか「へぇ~」っていうのが
なくて、「単に計算してCG作りましたよ」っていうのにどんな意味があるんでしょうか?
Re:いろいろ勘違いがあるようですが (スコア:2, 参考になる)
多体系での衝突で起こる非弾性的な振る舞いはよく分かっていないところが多いため,その辺を詰める研究は結構面白いと思います.
特に(著者も書いていますが)無限系での理論的な振る舞いとスケーリングファクターが異なってくる点など,有限多体系での衝突を理論化するためにはまだまだいろいろ取り込まねばならないものがありそうなことなども明らかになっていますし,個人的にはだいぶ楽しめました.
#が,こういった統計の分野の専門家にとって本当に面白いものなのかどうかはよく分かりませんが.