MRI 誘導の高強度レーザーで腫瘍を焼きつくせ 17
ストーリー by reo
あとお値段 部門より
あとお値段 部門より
eggy 曰く、
ワシントン大学の神経外科医チームは、腫瘍の位置を正確に特定できる MRI 誘導の高強度レーザーで、的確に癌組織のみを焼くという、新癌治療方法を発表した (Engadget の記事, 本家 /. 記事より) 。
Eric C. Leuthardt 博士は「これまで手術が無理、もしくは極めて難しいとされてきた脳腫瘍を持つ患者に、希望を与えることになる」と話している。既にこの方法での治療は行われており、先月 Barnes-Jewish 病院で行われた癌治療は成功したとのこと。しかし、この治療を行うために必要な Monteris AutoLITT 装置を配備している病院はたったの 3 つしかないというのが現状のようだ。安全性が確認されれば、すぐに普及するだろう。
調理法(焼く or加熱)の違いだけ? (スコア:3, 興味深い)
フランスで世界初の神経外科手術 [ambafrance-jp.org] って記事なんかも見かけたんですが、違いがよくわからない。
レーザーは・・・ (スコア:2)
レーザーは焼灼できる範囲が狭いからなー・・・
がん治療ていうか腫瘍切除くらいしかメリットがないように思う。
だからこそMRIと組み合わせて精密切除が必要な頭部内腫瘍に使おうって話じゃないのかな。
臓器や食道、腸の内部に侵食する癌だと腫瘍がポリープ化してないと使えないし、ポリープ化してれば開けるか内視鏡で見ながら、メスでサクっと切るほうが簡単で早いよね。
骨髄やリンパ節転移系を含めて簡単に切れないとやっぱり放射線か薬しかないし、そっちで飛躍的な発展があってほしいです。
加速した重粒子線を自由に任意の部位に当てれるような技術があるといいのになー・・・今の粒子線治療器は射出口が患部を向くよう患者の角度を調整しなきゃならなくて部位によっては使えないし。
X線は患部以外にもどんどん当たるし。
身内にがん患者がいると結構切実。
選択肢が増えるのはいいこと (スコア:2)
でもやっぱり実際に受けるとした場合にかかる治療費とか高そうだな~と。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
高額療養費制度 [sia.go.jp]で何とか・・・。ただ、医療費でまかなわれない部分(遠隔地の場合の交通費)とかが高くつきそう。
Re:選択肢が増えるのはいいこと (スコア:1)
高額医療費限度を超えた分は本人は払わなくていいですけど
それ以上は税金ですよ
本人が5万しか払えないけど残り100万は税金とかざらですよ
医療が進歩して寿命が延びるなら
定年制度も延長して、稼いで税金収めてもらわないと破綻しますよ
年金、国保、財政、全部破綻が見えてる気がします
おっと、/.で政治的な話題は禁止でしたっけ?
追尾機能 (スコア:2)
「誘導」「レーザー」で、ホーミングレーザーを連想してしまったのは私だけでしょうか(^^;。
//Sinraptor
Re: (スコア:0)
# 少なくとも、(可視光やレーザ含め)電磁波じゃないな。
中性粒子は曲げられない (スコア:1)
MRIとレーザの関係がよく分かりませんが、MRIでモニターしながらレーザで焼くという事でしょうか。
レーザなら、ファイバーで誘導できるので、ピンポイントに焼ける、という事でしょうか。ファイバーを差し込まないといけませんが、切除手術よりは周辺へのダメージがずっと少なそうですね。
放射線治療にしても、中性子や重イオンを途中で曲げることは出来ないので、
多方向から照射するにしても、患者をいろんな向きに回して照射しなければ成りませんでしたし、照射深度も数cmの幅がありますし。
脳腫瘍だけ? (スコア:0)
これって神経細胞の癌だけでしょうか?
癌の克服方は、癌細胞のみを特定して電磁波を細胞単位で精密照射して癌細胞を殲滅する方法しかないと思うんですけど。
細胞単位で焼けるようになれば、ごっそり周囲の組織も切除しなくても、腫瘍本体のみを切除して残りの細胞は焼けば良いですし。
それなら、人工肛門になったり乳房を失ったりする必要もない。
全身に数百数千と転移したものは、細胞単位で焼き殺すしかないですしね。
誰か解説をお願いします (スコア:0)
記事だけでは、一体何が起きているのかさっぱりわからないです。
"MRI-guided"という表現がなされているので、MRI誘導というよりは、MRI支援(MRIを利用して患部の位置を正確に特定する)と理解すればよさそうです。…が、レーザ治療とは一体どういうことでしょうか?
一般に脳腫瘍で、外科的手術が困難になるのは、
脳腫瘍の位置が脳の奥深くにあり、切除するには、大量の正常細胞を破壊する必要がある場合しなければならない場合
脳腫瘍と正常細胞の境界の判別がきわめて難しい場合 の2種類です。この治療法を後者に適用するのであれば、すんなり理解できるのですが、原文では
with the laser baking the cancer cells deep within the brain while leaving the good tissue around it unmarred.
となっているので、前者を対象としているようです。これをレーザでどうやって実現するのでしょうか?
放射線の場合は、弱い放射線を多方向から当てて、腫瘍で細胞を破壊できる強度になるように調整する手法 [rist.or.jp]を用いるのですが、レーザでそれを実現するのは不可能のような気がするのですが…
Re:誰か解説をお願いします (スコア:2, 参考になる)
http://www.monteris.com/system.htm [monteris.com]
http://www.monteris.com/treatment.htm [monteris.com]
この装置だと思います。
Re:誰か解説をお願いします (スコア:2, 参考になる)
'The thin probe is inserted into the tumor through a small “burr hole” in the skull." とあるので、細い棒を患部まで差し込んで、その先端からレーザーを発射するということですかね。アニメなどを見てもその棒が曲がるようには描いてないので、まっすぐ直線で患部まで到達させる必要があると思います。
Re:誰か解説をお願いします (スコア:1, 参考になる)
MRIで確認しながら、患部に直接プローブをぶち込み、リアルタイムに処置状況をモニタするということなのですね。
#元記事に「AutoLITT」って書いてあるのだから、検索しておけばよかった…
Re: (スコア:0)
レーザをちまちま当てる,ってことじゃないのかな?
光ファイバーなら磁気の影響は受けないし。
MRIってそんなに空間分解能高かったっけ?
Re: (スコア:0)
>MRIってそんなに空間分解能高かったっけ?
確か1mm切る程度までしか見えない。
#CTはもうちょっとだけ分解能が高い。