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宇宙

アレシボ天文台、またも存続の危機 48

ストーリー by hylom
50年以上の歴史 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

直径約305メートルという大きさの電波望遠鏡を備えるプエルトリコのアレシボ天文台は、たびたび存続の危機に見舞われているという。

同天文台は米国科学財団などの支援を受けて1963年に建造され、2016年に中国の電波望遠鏡「FAST」が完成するまでは世界最大の電波望遠鏡だった。地球外生命体向けのメッセージ送信や、SETI@homeプロジェクトへの観測データ提供といった実績も残している。しかし、宇宙望遠鏡の登場などによって昨今では予算削減の動きがたびたびあり、2011年には閉鎖の可能性があったほか、2014年にはプエルトリコで発生した地震によって機器が損傷するというトラブルにも見舞われている。

WIREDによると、現在米科学財団は同天文台への支出を年間800万ドルから200万ドルに削減する意向を示しているという。同天文台は地球に接近する小惑星の観測という役割も持っており、閉鎖による人類への影響が危惧されている。

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  • by Anonymous Coward on 2017年04月06日 9時57分 (#3188820)

    ジョディ・フォスターがヴェガからの電波を受信してだな…

    # 「コンタクト」って公開からもう20年になるのか。時の経つのは早い。

  • by Anonymous Coward on 2017年04月06日 8時09分 (#3188769)

    やっぱ場所が悪かったからもう仕方ないよ。
    存続にこだわるより中国のを抜いた次の世界一を
    作る方へ金を回した方がいいんじゃない?

    • by Anonymous Coward

      学術探査に金を出すようになった中国と、出さなくなった米国。
      アメリカの黄金期は終わりました、ってことにならなきゃいいんですが、流れは明確かなぁ…。

      日本は元々ダメですねw

      • by Anonymous Coward

        今はミリ波やサブミリ波の方に予算を回したいのが科学者ってもんだ

      • by Anonymous Coward

        不正で稼いだカネを突っ込めるんだからそりゃラクですよね
        早めに滅亡すればいいのに、と思います

    • 無理にデカイの作らなくとも良い気がします。VLBIやSVLBIでも良い訳ですし。

  • by Anonymous Coward on 2017年04月06日 8時12分 (#3188772)

    >同天文台は地球に接近する小惑星の観測という役割も持っており、閉鎖による人類への影響が危惧されている
    現在の技術で仮に接近する小惑星が確認出来たとしてそれの衝突(?)を防ぐ技術ってあるんでしょうか?

    いや、閉鎖しなければ人類が救われる、って話なのかちょっと疑問に思ったので。

    • by Anonymous Coward

      早めに発見・予測できれば、なんらかのミッションを行うにしても軌道変更のために天体に注ぐべきエネルギーは最小で済む。
      外の脅威に対して向いている目は多いに越したことはないと思う。

      • by Anonymous Coward

        >軌道変更のために天体に注ぐべきエネルギー

        それ現時点の技術で可能なの?

        • by Anonymous Coward

          むりですね

        • by Anonymous Coward

          発展とか進歩とかしないタイプ?

        • by Anonymous Coward

          危ない小惑星が見つかったとしても
          それが地球にぶつかるのは100年とか500年後ですよ

          • by Anonymous Coward

            たかだか100年で対応できるとでも?

            …というネタのSFもいくつかあるようなので、おすすめがあればご紹介いただきたい。
            「宇宙のステルヴィア」の続編もお待ちしております。

        • by Anonymous Coward

          その時の状況次第としか。
          距離が充分遠く、その割に軌道に不確定要素が少なく、加えるべき力が(相対的に)小さくて済むなら、その天体専用に技術開発して間に合うという可能性はある。
          極端な話、宇宙にミラー浮かべて太陽光を反射させて天体をちょっと暖めるだけで充分かもしれないから。
          でも机上の空論と言われたらその通り。

          別の方針だと、地上は諦めて宇宙ステーションや月面で細々と人類の一部を生き残らせるとか、社会の存続は諦めるけど種の保存と情報の保存だけは試みる、とかなら現代技術でもある程度対応できますね。

        • by Anonymous Coward

          レーザー砲で表面を蒸散させて軌道を変える、ぐらいが現実的じゃない?
          10年がかりとかのスパンなら頑張ったら何とかなりそう。
          使い終わった後も反射衛星を打ち上げれば軍事目的にも応用が利くので無駄も少なく済むし。

      • by Anonymous Coward

        〉早めに発見・予測できれば

        アレシボならそれが可能で他なら不可能なのか?と。
        あるいはアレシボの有無がその可能性に大きく影響するほど大きな成果が期待されるのか?と。

    • by Anonymous Coward

      早めに発見できれば、人類最後の日までにやっておきたいと思ってた事が色々とできるじゃないか

    • by Anonymous Coward

      現在の技術で台風の接近を防ぐことは出来ないけれど観測してるのはなんでじゃろ?

      • by Anonymous Coward

        台風による被害を防ぐためだろ
        「それの衝突(?)を防ぐ技術」ってのは衝突における被害を防ぐって意味合いも含んでいるんじゃないのか?

        そういえば富士山測候所も他の施設に置き換わって閉鎖になったように、アレシボ天文台も宇宙望遠鏡なんかに置き換わって閉鎖になってもそれほど影響ってないんように思うのだがどうなんだろう?

        • by Anonymous Coward

          アレシボの価値は、強力な電波を発信できることだと思うのよね。
          つまりレーダー照射アンテナとしての役割。
          受信側は多分、干渉計とか使った方が性能上だと思う。

          まぁ、そういう意味では巨大なフェイズドアレイレーダー(MUレーダーみたいな)でもいいのかもしれないけど。
          巨大パラボラとどっちがコスパ良いだろうね。
          いろんな波長使える汎用性ではパラボラだと思うけど。

          • by nnnhhh (47970) on 2017年04月06日 15時59分 (#3189117) 日記

            解像度と言う意味では干渉計もアリでしょうが、アレシボのような巨大パラボラは集められるエネルギーが大きいところが違います。

            長基線干渉計は「細かいところまで見える」
            巨大パラボラは「暗いものまで見える」

            なので替わりになるかと言うとそう単純じゃないとおもいます

            親コメント
  • by Anonymous Coward on 2017年04月06日 8時42分 (#3188780)

    重力波の間接的証明となった連星パルサーの公転周期の減衰のグラフ [wikimedia.org]の観測データの欠損部分は、
    アレシボ天文台の閉鎖期間なんだっけ。

  • by Anonymous Coward on 2017年04月06日 8時55分 (#3188784)

    地球に接近する小惑星の観測などできなくなることによる科学的影響はあると思う。
    でもいわゆる人類への影響はほとんどないのでは?映画みたいに小惑星破壊ミッションだか起動そらすミッションなんてできないだろうし。

    • ロシア有数の重工業都市であるチェリアビンスク付近に隕石が落下した事件 [wikipedia.org]では、たかだか直径十数メートルあるかないかの小惑星が、空力過熱で空中分解しただけで、1500人近いけが人が出て、都市機能が麻痺。
      直接の物的損害だけで30億円に上り、チェリアビンスクには多くの陸上兵器や自動車などを作る工場がありますから、それが数日間停止した経済的損害が、又ある訳ですよ。

      上空十キロ以上の所で空中分解してすらこの始末ですからね。
      直径100メートル級までいかないまでも、チェリアビンスクのときより少し大きな小惑星が落ちたとなれば、直接落ちてこないで空中分解した時の衝撃波だけでも、大都市の直上や交通の要衝でそれがおこったのならば、都市機能や一国の産業が壊滅するのが眼に見えてる。

      これが直径一キロ前後やそれ以上ともなれば、海上に落ちれば大津波になるし、地上に落ちたにしても落ちた所が壊滅するだけではなく、広範囲の大地震となり被害が出るし、落下や山火事で吹き上げられたチリが、何ヶ月間も落ちた側の半球全体を覆って、北半球なら北半球全体の食料生産が破綻しますから。

      しかも、今の技術力では、チェリアビンスクに落ちたクラスの小惑星を探知できるのは、一日か二日前のようですね。偶然その領域を重点的に観測していれば、もっと早く出来るようですが。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      しかも、なんで米科学財団が人類への影響のために金を出さなきゃならんのか。
      タレコミは論調がおかしすぎ。

      • by Anonymous Coward

        まるで米科学財団に人類は居ないような発言だなw

        • by Anonymous Coward

          じゃああなたも人類の一員なんだから預金全部この望遠鏡のメンテナンス代につっこみなよ。

        • by Anonymous Coward

          >まるで米科学財団に人類は居ないような発言だなw

          米科学財団に人類はいるでしょうけど、
          米科学財団が人類を代表して金を出す理由はないのでは?

  • by Anonymous Coward on 2017年04月06日 8時56分 (#3188786)

    800万ドルぽっち誰かがポンと出してくれるんではないですかね。

    • by Anonymous Coward on 2017年04月06日 10時39分 (#3188845)

      ハデン財団にお願いしてみてはどうだろうか

      親コメント
    • ロシアに運営費全額の出資を頼んだらいいと思いますよ。冗談ではなく。
      ロシアはチェリアビンスク隕石の件で、現実的な脅威だと考えて早期警戒のための技術開発や、軌道変更のために核兵器を使用する技術的検討に対して、予算措置を講じ始めてますから。

      今のアメリカの政財界は、目先の利益にならない事業への金を徹底して削りたいくせに、ロシアや中国に渡るとなれば、一気に顔色変えてお金出すような人達ばかりですから…

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      800万ドルあるならサイボーグ作ろうよ!

      • by Anonymous Coward

        200万ドルおつりがくるな

  • by Anonymous Coward on 2017年04月06日 9時01分 (#3188792)

    運用的には宇宙につくたほうが良くないか?
    資材の打ち上げが大変だろうけど
    パラボラをフィルムで作れば経費は圧縮できるよね?
    骨組みもナノセルロース使えばいい
    電源もフィルム式太陽電池の開発も進んでるし

    • by Anonymous Coward

      アレシボ天文台って、がつんと高出力な電波を遅れることに特徴が有るんじゃ無いの。
      宇宙空間じゃエネルギー足りないだろう。

    • by Anonymous Coward

      運用の話をしたいのか建設の話をしたいのか?

    • by Anonymous Coward

      巨大パラボラ(しかも薄い)って姿勢制御が難しい気がする。
      ずっと同じ方向(銀河中心とかプロキシマ・ケンタウリとか)に向けるのなら良いけれど。

  • 中国のミサイルが探知されてしまうのが嫌なんだろうな。

    プエルトリコのレーダーは既にあるものだが、それさえなくそうとする勢力が既にアメリカに入っているわけだ。

    • アレシボの電波望遠鏡は、窪地という地形を使った地面に固定された球面アンテナだ。地球のすぐ近くを高速で移動するミサイル等の追跡には全く向いていない。なのに何故閉鎖を望んでいるのか?

      アレシボが得意とする地球近傍の小さな小惑星の検出をさせたくないのだろう。まだまだ遠くの1~10メートルといった小惑星の軌道を少しいじって地球の望む場所に落とす技術がそろそろ完成するのだと思われる、何ができるのか?

      他の観測者よりずっと早くに隕石の軌道を知ってそれをいじって置いて、もはや現在の技術では回避が不可能な位置に達してから「もうすぐ衝突する隕石の発見!」を世界に発表することができる。例えば世界中に観測させながら南沙諸島を海上から消してしまうことができる。

      資金難による閉鎖というのは自作自演、地球近傍小惑星の観測に専念した上でそのデータを独占するのが目的だろう。
      破壊兵器として使うのはオプションで、本来の目標は小惑星からの資源採掘という平和的なものだけれど、貴金属やダイヤモンドに富む隕石が簡単に入手可能となると値崩れするから、こんな回りくどいことをしているのだろう。

      #一を聞いて十を妄想する

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      中国のミサイルは惑星間ミサイルなのか。すげぇ。

    • by Anonymous Coward

      アレシボって上にしか向けないんですが
      あ、ネタなんですか?わかりづらいですよ。

      • by Anonymous Coward

        中国からプエルトリコ上空を経てアメリカに着弾するような大陸間弾道極秘兵器がですね(そんな近所で探知してどうするのか)

        もしくは複数の反射衛星を通した全球観測を……

  • by Anonymous Coward on 2017年04月06日 21時05分 (#3189335)

    各国が資金提供するような仕組み作らないと、同じ様なことはまた起きる。

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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

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