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NASA

NASA、ケプラー宇宙望遠鏡の退役を発表 12

ストーリー by hylom
お疲れ様でした 部門より
headless曰く、

NASAは日本時間10月31日、観測に必要な燃料がなくなったことによるケプラー宇宙望遠鏡の退役を発表した

2009年3月6日に打ち上げられたケプラー宇宙望遠鏡は、9年にわたるミッションで2,600個以上の系外惑星を発見している。ケプラーの観測成果に基づく最新の分析では、夜空に見える星の20~50%は地球サイズの惑星をハビタブルゾーン内に持つとの結論に達するなど、ケプラーは銀河系に多様な惑星が存在することを明らかにした。

当初のミッションが完了した2013年5月までに姿勢制御用リアクションホイール4個のうち2個が故障したが、太陽光の圧力を3個目のリアクションホイールとして用いることで姿勢制御機能が復活。K2ミッションと呼ばれる新たなミッションを開始した。はくちょう座の方角に見える15万個の恒星を観測する当初のミッションに対し、K2ミッションでは観測の対象となる恒星が50万個以上に増加している。

科学者はケプラーの退役前に最後の観測ミッションを複数完了し、燃料切れの警告が出た後も貴重な観測データをダウンロードしたとのこと。ケプラーは現在の地球から遠く離れた安全な軌道上で退役を迎えることになる。

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