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「なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか」を論理的に考察する論文 28

ストーリー by hylom
パラダイムシフトが必要 部門より

人工知能の研究者である東京大学・松尾豊教授による「なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか」が面白いとTwitterなどで話題になっている

この論文は2006年に人工知能学会論文誌に掲載されたもので、タイトルの通り「なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか」について考察し、精神的ゆとりを表す単位「ネルー」を提案している。これによると、「n日寝てしまっても締め切り等に影響がない状態」を「nネルー」とするという。また、「創造的仕事」や「やっつけ仕事」についても数式を使って定義しており、これらを使って締め切り位に追われる理由を定式化している。

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  • by nnnhhh (47970) on 2020年06月16日 15時52分 (#3834369) 日記

    仕事に終わりがないので、いつまでもクオリティアップを
    続けてしまうことから締め切りギリギリまで忙しいことになるんじゃないかな
    逆にクオリティを妥協すれば「何とかなる」ので手を付けるのが遅くもなる

    いやこの論文は楽しく読ませてもらいましたけどね、
    上記のような側面もあるんじゃないかなと

    • by Anonymous Coward

      パーキンソンの法則と言われているやつですね

    • by Anonymous Coward

      手塚治虫とか、締め切りギリギリどころか締め切りになってからでも
      クオリティに不満があると丸々描き直した、なんて言いますからねえ。
      で、そういう逸話を(手塚に限らず藤子でも石森でも……)読んで育った
      我々は、クオリティのためなら締め切りは伸びる!破ってもOKと
      精神に刷り込まれているのかもしれません。

      問題は我々が締め切り破っても本当にクオリティ上がってるのやらよくわからないこと

    • by Anonymous Coward

      納品すれば仕事は終わるはずなのに、なぜかその後にレイヤー整理とか、うっかり見つけたミスの修正(レイヤー統合すると見えない)とかしなくもない。

    • by Anonymous Coward

      研究の場合そもそもゴールまでの道のりが伸びたり縮んだりするんでは?
      ゴールまで後一歩だと思ってたらそれは巨人の一歩だったとか。
      逆に男坂を登っていたと思ったらゴールしてたとか。

  • by Anonymous Coward on 2020年06月16日 16時41分 (#3834408)

    締め切りが迫るほど、他のことをやりたくなってしまう「現実逃避」に関する考察がすっぽり抜け落ちている。

    この現実逃避の欲求の強さを表す単位として、
    試験前日に突然部屋の掃除を始めたくなってしまう欲求を1単位とする「ソウジー」を提案したい。

    • by uippi (9904) on 2020年06月16日 18時24分 (#3834470) 日記
      「ソウジー」から、「ツンドクショウカ」又は「ヨミカエシ」への状態変化も見逃せないです。

      #奴らはいつでも俺の時間をむさぼりやがる……
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        語感の統一を考えて「ヨムー」を提案。

    • by Anonymous Coward

      これ、いつもソウジーなのが不思議。
      リョウリーでもセンタークでもオデカーケでもいいはずなのに。

      • by Anonymous Coward

        椅子に座って仕事してても、机の上や足元の掃除から部屋や家全体の掃除になるのです。
        リョウリーなどはまず仕事場から離れる分だけ敷居が高い。

    • by Anonymous Coward

      どっちかというと掃除欲は初期段階が最大となっており、なかなか作業が始まらないといった傾向にある。

    • by Anonymous Coward

      セルフハンディキャッピングによって、できなかった場合の理由付けと、
      できた時の脳内物質の量を増やすことが目的、とされていますね。
      現実逃避に関する論文は既にたくさんあります。

      • by Anonymous Coward

        沢山あるなら、それらをちゃんと引用して、なぜこの論文内ではそれに触れないのかも説明しておかないと、
        やはり片手落ちのそしりは免れまい。

  • 創造的仕事の場合は、計画的にタスクを消化するというような仕事の進め方はなじまないという指摘については言われてみれば当たり前だが非常に示唆に富んでいる。
    締め切りがリソースたる集中力を高めるために大きく寄与しているとともに、それだけに頼った場合は、限界追い込まれ時間に達する危険性が高まることは想像に難くない。
    締め切りが事実上存在しない数学の未解決問題に長年にわたって取り組めるひとの集中力は、締め切りよりも問題解決そのものへの動機が集中力のエンジンになっているはずだ。 まあ、すべての問題が締め切りを存在しないものと考えることはできない以上、見積能力は必要になるわけで、自分の集中力(を上げるための方策)を知ることが重要であるという著者の結論には納得できる。
    必要な時に自分の集中力を高めるためには、常に刺激的な情報に接して集中力を高めるための閾値を下げておくようなことができればいいのかなぁ。
    • by Anonymous Coward

      > 締め切りが事実上存在しない数学の未解決問題に長年にわたって取り組めるひとの集中力は、締め切りよりも問題解決そのものへの動機が集中力のエンジンになっているはずだ。

      なっていませんね
      集中力を高めるのは、たいていはなにか別の刺激的でないこと(散歩など)をやっているときのひらめきです
      偉人の自伝に書いてあります
      普通の人でも、集中力を高めるにはリラックスします

      > 必要な時に自分の集中力を高めるためには、常に刺激的な情報に接して集中力を高めるための閾値を下げておくようなことができればいいのかなぁ。

      年中刺激に接していては考えてるつもりで考えない馬鹿になるだけですねえ
      ネットで見ませんか?本だけはたくさん読んでる馬鹿とか

  • by Anonymous Coward on 2020年06月16日 16時09分 (#3834382)

    締め切りなんて設定しちまった報いじゃね?

    • by Anonymous Coward

      締め切りの設定にはザックリ分けて2種類あります。
      自分の都合で自ら設定した締め切りと、
      他人の都合で誰かが設定した締め切りです。
      なのにどちらも同じように追われてしまうのです。
      これは不思議と言えば不思議。

    • by Anonymous Coward

      その通り、そこに締め切りがあるから追われるのだ。
      追跡者が予め用意されている状況をまず何とかしなければならない。(引退するとか)

      #角があるから曲がるんだ! by ロボットの人

  • by Anonymous Coward on 2020年06月16日 17時26分 (#3834434)

    イグノーベル賞 [wikipedia.org]を狙っていたとしか思えない。

  • by Anonymous Coward on 2020年06月16日 17時56分 (#3834450)

    いつも締め切りに追われるなんてことはないね。どういうときに追われるのか、それを考えるのがヒントになるんじゃない?

    • by Anonymous Coward

      だよなー。
      ぬるいところにいれば追われないよ(違

    • by Anonymous Coward

      ローランド:俺ぐらいになると追い越してるね

    • by Anonymous Coward

      無職ってそういう点いいね

  • by Anonymous Coward on 2020年06月16日 22時20分 (#3834603)

    締め切りまでn日とすると、パフォーマンスはe^{-cn}だから、締め切り以前に仕事をしては損をすると言われていたらしい

  • by Anonymous Coward on 2020年06月17日 1時27分 (#3834684)

    >この論文は2006年に人工知能学会論文誌に掲載されたもの

    何年か前に読みました。見に覚えがあるので大変面白かったですが
    これは実際には論文誌に掲載されてないのでは?

    テンプレを使って論文みたいな体裁に仕立てたものと思ってたのですが。

    https://www.jstage.jst.go.jp/browse/tjsai/21/1/_contents/-char/ja [jst.go.jp]

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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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