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NASA

DARPAとNASA、核熱ロケットの開発企業を選定。2027年打ち上げへ 30

ストーリー by nagazou
選定 部門より
米国防高等研究計画局(DARPA)とNASAは、火星探査を目指すための核熱推進(Nuclear Thermal Propulsion: NTP)ロケットの開発を進めている。両者は7月26日、そのNTPエンジンの開発企業として、ロッキード・マーティンとBWX Technologies(BWXT)を選定したと発表した(DARPANASAロッキード・マーティンBWX TechnologiesUchuBizGadget Gate)。

このプロジェクトは「Demonstration Rocket for Agile Cislunar Operations(DRACO)」と呼ばれ、2027年までに火星有人ミッションに使用できる原子力推進エンジンを備えたロケットを製造・試験する。NTPロケットは核分裂反応の熱を利用して推進剤を噴出することにより、通常の燃焼ロケットよりも数倍の高い効率で遠くへの移動を可能にする。NTPは火星探査における主力動力となることが期待されているほか、月や火星に居住施設を作る際のエネルギー源としての活用も考えられている。
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  • by simon (1336) on 2023年08月02日 11時45分 (#4504577)

    熱核推進(Nuclear Thermal Propulsion)は略称のNTPがNetwork Time Protocol(ネットワーク・タイム・プロトコル)とかぶってるのでよくない

    「Nuclear Thamal Rocket」「Nuclear Thamal Reactor」のNTRを使うべきだ(断言)

    熱核推進じたいは1950年代から研究されてる技術でようやく実用化できそうってことなんでしょうかね
    https://en.wikipedia.org/wiki/Project_Rover [wikipedia.org]

    • by Anonymous Coward

      実用化できそうというか、実用化に向けて大っぴらに動くことが許されたというか、
      それしか方法がなさそうというのが実際のところなのかも。

      • by DAN.T (16409) on 2023年08月02日 13時38分 (#4504660)

        失言覚悟で言うなら、

        NTP打ち上げ→制御不能→北か北海に落ちてムキー→ポチッとな

        これが後に語られる第三次世界大戦の始まりであった

        ‥‥という妄想にならないことをお祈りしておきます

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          さすがの核熱ロケットも地上からの打ち上げに使えるほどの推力は持っていない。
          地球周回軌道から離脱して目的の惑星へ行く際に使う。
          だから危険性としては原子力電池を搭載した惑星探査機そうは変わらない。

          あと冷戦真っ只中にロシアがカナダのツンドラ地帯へ偵察衛星の電力用の宇宙炉をまちがっておっことしたことがあるけれど、別に第三次世界大戦にはならんかったよ。

    • by Anonymous Coward

      子供の頃に読んだ少年雑誌に未来の原子力ロケットというのが出てて、簡単な解説に、原爆を次々爆発させて飛んで行くとあって子供でも驚いた。

    • by Anonymous Coward

      熱核 Thermonuclear と書いてしまうと熱核反応を利用した何かなので
      核熱 Nuclear Thermal とは別

    • by Anonymous Coward

      NERVAを宇宙で起動してみるだけで、実用化はまだまだ
      宇宙で実験するには、液体水素を蒸発させずに長期間保存できるタンクが必要なわけだが、その予算がようやくついた

      熱核ロケットは、実現性以前に基本コンセプトの時点で問題だらけ
      火星探査に役立つどころか、火星探査のハードルを上げてるだけ

  • by Anonymous Coward on 2023年08月02日 7時30分 (#4504437)

    福岡大学

  • by Anonymous Coward on 2023年08月02日 7時11分 (#4504432)

    アクシズを地球圏に持ってこれるな

    • by Anonymous Coward

      そのまま地球に落とせば猛暑も解消されますね

      • by Anonymous Coward

        普通に既存のスペースコロニー群を落とせば済むが、確かに勿体ない。

        なおアクシズの主推進機は核融合パルスロケット(連続燃焼が可能なミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉とは別技術の可能性もある)で、件の核分裂熱ロケット推進はミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉普及以前の、ルナツー、ソロモン、ア・バオア・クー、5thルナ、キケロ、パラオなどの移動に使用された可能性がある。

    • by Anonymous Coward

      アクシズの推進機関は核パルス推進。今回のものは核熱推進。

      核パルス推進は、宇宙船の後方で原爆を連続的に爆発させるというヤバい推進方法だから、さすがに採用されないだろう。核熱推進は、核の崩壊熱で推進剤を高温にして、効率を高めるだけ。

      • by 90 (35300) on 2023年08月02日 10時55分 (#4504556) 日記

        いえ、核熱ロケット・エンジンは通常の核分裂型原子炉を使います。原子炉圧力容器の下部に穴を開けて、そこにロケット・ノズルを取り付けるのです。

        原子炉が出力を上げてゆくと、その一次冷却材はいよいよ温度と圧力をまし、ノズルから勢いよく飛びだすことになります。核熱ロケット・エンジンはその反動を推力とするのです。冷却材には液体水素か、ヘリウムか、なんでもかまいませんが、とにかく放射化するおそれのない流体を使いますから、排気による汚染の心配はいりません。ノズルの後方は炉心からの放射線にさらされるわけですから、心配なら炉心を隠すようなシールドをとりつけることになります。しかし、これも人口密集地への指向を避けて太平洋の島嶼部などから打ち上げるか、後方数万キロ・メートルにわたって人のいない宇宙空間で使えば、やはりほとんど心配は無用なのです。

        核熱ロケット・エンジンは、電気推進方式の数分の一に達する高い比推力と、第一段化学エンジンの代用も可能な高い推力を両立し、きたる人類の軌道上への進出に不可欠な推進手段として期待される技術なのです。

        ずいぶん乱暴なエンジンじゃないかって? それはもう……でも核熱ラムジェットよりはおとなしいし、比推力は高いんですよ。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          放射線がバンバン飛び交っている宇宙では、細かいこと気にしても意味がない気もするしねえ。

          • by Anonymous Coward

            推進剤、水で良いんじゃねーのと思った。
            軽水炉では一次冷却水にH2O使うけども、酸素が放射化して 16N になるとのこと。
            窒素16の半減期は7.13秒で、16O にβ崩壊する。この時強いガンマ線を出すが、崩壊後の酸素16は安定同位体なのでほっといて良し。
            宇宙船の居住区画がガンマ線から遮蔽されてれば良く、元々原子炉があるので遮蔽されており問題無い。

            って感じがするがどうだろなー?
            まぁ、初期の熱核エンジンだと面倒を避けるために放射化の恐れが無い水素使うのだろうと思うけどね。
            凍らないし…。

            ※凍るから水は駄目な気がしてきたな。

        • by Anonymous Coward

          > 放射化するおそれのない流体

          そんなものあるの? 中性子をあびせたら大抵のものは放射化すると思うけど

      • by Anonymous Coward

        崩壊熱じゃ惑星探査機の電源が精々ですよ。
        今回のは原子炉使って推進剤を加熱する仕組みです。

    • by Anonymous Coward

      あの赤い人の手配は済んでいるでしょうか?

      • by Anonymous Coward

        あんなのは飾りです。偉い人には分からんとです。

      • by Anonymous Coward

        アクシズをレッドフォールしちゃうのか…

      • by Anonymous Coward

        あの赤い人の手配は済んでいるでしょうか?

        傍迷惑な青い女神教団の方かも

  • by Anonymous Coward on 2023年08月02日 7時40分 (#4504442)

    4年でできるもんなのか・・・?基礎設計は既にあるのか?
    設計、製造図面書いて、そこから製造工程とのすりあわせして変更点洗い出してってやってたら
    4年で足りるんか・・・?

    • by Anonymous Coward

      原子炉を推進剤の加速目的で使う、という要件は不変なので
      1950年代頃、原子力推進航空機とかイカした研究していた頃の資産流用するのでは?
      元記事でもそんな話があったと思う。

      • by Anonymous Coward

        アメリカはエンジンの試作で終わったけどソ連は飛行に成功したとか。

    • by Anonymous Coward

      50'辺りから企画と実験をやっては消えやっては消えを繰り返してる。記事のは2013からだったかな、の続き。

    • by Anonymous Coward

      4年でできるもんなのか・・・?

      そこは永遠の閏日で、、、(ヤメロー

  • by Anonymous Coward on 2023年08月02日 8時42分 (#4504475)

    イラスト見る限りでっかい水素タンクがあって後部の原子炉で加熱するタイプみたいね。
    水素原子は軽いので噴射速度が速く、比推力を酸水素ロケットより稼いで終端速度を上げるやり方かな

    • by Anonymous Coward

      先生!推進剤はアンモニアがいいと考えます。
      水素より保存時の温度が高く、液体水素より体積が小さく、水素より推力が大きい。
      アンモニアの状態でも水より分子量が軽いが、原子炉の稼働温度で速やかに熱分解して水よりも噴射速度が速い。
      なお腐食性。

      ロシアのロスコスモスが核熱ロケットをいま飛ばす、すぐ飛ばすみたいに言ってて、それを裏付けるかの様に放射性の希ガスが西欧で観測されたこともあったんですが、戦争で計画は全部チャラになったんだろうな。(´・ω・`)

      • by Anonymous Coward

        故ACクラーク氏だとその目的にメタンが良いと考えていた
        氏の初期作品宇宙への序曲だと原子力ロケットプロメテウスの
        一段目(ベータ)が核ラムジェット+メタンを使った核熱ロケット
        一段目(アルファ)がメタンを使った核熱ロケットでこいつが月に行く
        映画2001年の小説版のディスカバリー号もメタンを使った核熱ロケットって設定

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人生unstable -- あるハッカー

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