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地球

アフリカのキブ湖、湖水爆発で数百万人が犠牲のリスク 20

ストーリー by nagazou
こんな現象があるのか 部門より

ルワンダとコンゴ民主共和国にまたがるキブ湖が、深い層に蓄積した二酸化炭素とメタンガスによって危険な状況にあるという。このような湖は世界に三つしかなく、残りの二つのカメルーンのニオス湖とマヌン湖は、過去50年の間に湖水爆発を起こし、周辺の人間や動物を窒息死させたことがあるという。1986年のニオス湖の湖水爆発では2000人近くが窒息死し、4つの村が全滅した。キブ湖は長さはニオス湖の50倍、深さは2倍以上あり、人口約150万人の都市ゴマをはじめ周辺には数百万人が暮らしているとされる(ナショナル ジオグラフィック日本版)。

キブ湖のガスの濃度は現在は飽和状態の60%強で、これが100%になれば自然に爆発するという。また地震や大きな溶岩の流入でも爆発する可能性があるとされる。湖の有害なガスを有益な燃料に変えるため、ルワンダ政府は民間企業に、湖からメタンガスを取り出すプロジェクトが進められている。しかし、現在の方法では、かえって湖水爆発を誘発する可能性も指摘されている。

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  • 爆発といっても (スコア:4, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2024年01月25日 16時39分 (#4599105)

    ガス爆発のように引火して燃えるのではなく、水に溶け込んだガスが急激に気化する現象。

    • by Anonymous Coward

      メントス投入だ

    • by Anonymous Coward

      ナショジオの煽り記事のような気もする。
      対策は行われており、湖底に突っ込んだパイプの中で反応を起こして自噴させている。
      https://www.bousaihaku.com/rescue/10872/ [bousaihaku.com]

      なので湖水爆発が起こることはないかもしれない。
      にしてもこの高さまで噴出するってことは、もし起こったら湖面が泡立つどころではなくまさに爆発級だな。

      • by Anonymous Coward on 2024年01月25日 21時07分 (#4599228)

        リンク先には

        > 湖水爆発の心配のないレベルまで下げるには、さらに4本程度のパイプが必要だという。だが、まだ資金のめどがたたない。生き残った村民約3500人は危険を避けるため、いまだにキャンプ生活を送っている。

        と書かれていますので、資金を得るためにナショジオ側も煽った書き方をしているのではないですかね。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        リンク先の記事はカメルーンのニオス湖の話で、このストーリーのキブ湖とは違うのでは?

        まあただ自噴させるのと そこからメタンを取り出して燃やして発電するのと
        対した違いはないのだろうけど。

    • by Anonymous Coward

      100%って酸素がないのに爆発するの? と思ったらそういうことか

    • by Anonymous Coward

      液化二酸化炭素が満タンの超巨大ガスタンクが破裂した、ようなものか???

  • 100%になったら100%のままでいいじゃんと思うんですが、これが急に気化するわけですか。
    なんて名前の現象なんでしょう?

    • by Anonymous Coward on 2024年01月25日 18時07分 (#4599169)

      下層が100%になっていないと下層でガスを吸収できるけど
      100%になったら底の温泉から供給されるガスが気体のまま
      上昇して、水の撹拌を始めるということかな?

      そして、260m以上深いところでよどんでいる水には
      26気圧以上掛かっているけど、撹拌されて上層に浮かび上がってくると
      水圧が下がって溶けきれなくなったガスが発泡するんだろうね
      それで、ひとたび発泡が始まると水の流れが強くなって
      底から次々と飽和状態の水が供給されるということかな

      とリンク先を読んで推測した

      親コメント
    • 高圧下で水に溶け込んでるガスがなんかの拍子で気化するじゃろ。
      水面に向かってガスが溶け込んだ水を巻き込みながら上昇するわけよ。
      そんで水圧から解放されて気化したガスがまた上昇流を作る連鎖反応が起きてえらいことになる。

      親コメント
    • 液体中で過飽和状態で溶けた気体がなんらかの衝撃で一気に噴出するといる現象といったら、メントスコーラですよ。
      溶けた気体が気泡となって外に出るには何らかの刺激を与える必要があって、それを非常に効率的にできるのがメントス。ビールに割り箸をつっこむと箸のところから気泡がたくさん出てくるのが観察できるけどそれも同じ。
      中学校の理科では沸騰石で突沸を防ぐ実験をやったと思うけど、あれはそういったガスの噴出を防ぐためのもの。

      親コメント
  • > 現在の世界の二酸化炭素排出量は年間約380億トンだ。
     
    周辺住民レベルの話にとどまらず、地球温暖化レベルでやばくないですかそれ?

    • by Anonymous Coward on 2024年01月25日 18時16分 (#4599173)

      ナショジオの翻訳が良くない。
      「爆発が起きると一日のうちに20〜60億トンの二酸化炭素を大気中に放出」
      だから、その年だけ二酸化炭素の排出量が15%増しになる。
      まあ、毎日年間排出量の15%も吹き続けられたらたまらんが、
      そのあと50年ほどは、この湖からの排出量は0に近くなるんじゃないかな。
      そして、また50年後には...の繰り返し。
      日本語むずかしいね。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2024年01月26日 7時25分 (#4599322)

    昔にテレビで見てぼんやりと覚えていたけど、とんでもない時限爆弾ですねえ
    二酸化炭素は空気より重いので大量のガスを簡単に逃がす方法がないのがつらい

    • by Anonymous Coward

      小規模な火山噴火だって似た様な現象。
      溶岩中の気体が急激に発泡してボンだ。
      地震の後なんかに結構あるらしい(南海トラフ巨大地震である宝永地震後の富士山宝永噴火がこのパターンでは?)。
      そんな火山がこの国には沢山ある。

      • by Anonymous Coward

        恐しいのは爆発よりもその後に流れてくる二酸化炭素では?

      • by Anonymous Coward

        今回の件も、火山湖に火山性ガスが溶け込んでおきてるので、どっちにしろ火山怖いってやつですね。

  • by Anonymous Coward on 2024年01月26日 12時14分 (#4599477)

    資金回収も出来て一石二鳥

    • by Anonymous Coward

      硫化水素も混じっているらしいから飲める状態にするのは大変では?
      健康被害を心配する前にわずかでも残っていたら臭そうだし

      > 水深260メートルより下には、300立方キロメートル近くの二酸化炭素と60立方キロメートルのメタンが、有害な硫化水素とともに水に溶け込んだ状態で閉じ込められている。

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人生unstable -- あるハッカー

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