"OS X" が "macOS" に改名される。アップルが新バージョン "macOS Sierra" 1
タレコミ by caret
caret 曰く、
かねての噂通り、OS X はついに表舞台を去ることになった。アップルは、アメリカ・サンフランシスコで6月13日~17日まで開催中の Worldwide Developers Conference (WWDC) 2016 の初日基調講演で、"macOS Sierra" を発表した(macOS Preview、Engadget 日本版、GIGAZINE、TechCrunch Japan、ギズモード・ジャパン、ITmedia ニュース、PC Watch、マイナビニュース、CNET Japan)。
OS X の名称は2001年にリリースされた Mac OS X 10.0 Cheetah より、2012年リリースの OS X 10.8 Mountain Lion で "Mac" が外れながらも 15 年間使われたが(開発版やサーバ向けも含めれば、Mac OS X Public Beta "Kodiak", Mac OS X Developer Preview, Mac OS X Server 1.0 がさらに以前に存在し、16 年間となる)、ついに名称が変更された。変更理由としては、"iOS", "watchOS", "tvOS" に命名規則を統一するためだという。
macOS Sierra は、本日より開発者向けプレビュー版が提供されているが、バージョンは 10.12 のようだ。
新機能としては、Siri の搭載、Apple Pay の Web 対応、Apple Watch で Mac のロックを解除できる Auto Unlock, macOS と iOS の間でクリップボードが共有できる Universal Clipboard,
Mac のデスクトップにあるファイルをほかの Mac や iOS デバイスと共有できる iCloud Drive, 不要なファイルを自動的にクラウドに移動したり、削除することでストレージ容量を回復させる Optimized Storage のほか、
アプリのタブ表示が OS レベルでサポートされた。そのため開発者による実装を待たずに、さまざまなアプリがタブ切り替えできるようになる。また、iOS 9 でサポートされていたピクチャ・イン・ピクチャが macOS にももたらされた。
パブリック ベータは7月にリリース予定、パブリック リリースは今秋で、もちろん無償アップグレードとなる。
対応機種は、Late 2009 以降の MacBook, iMac と、Mid 2010 以降の MacBook Pro, Mac mini, Mac Pro および Late 2010 以降の MacBook Air となる。
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