パスワードを忘れた? アカウント作成
12879948 submission
サイエンス

相対性理論を応用した標高差の精密測量に成功

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
東京大学らの研究チームが、相対性理論を応用して2つの場所の標高差を精密に測ることに成功したと発表した(NHK共同発表)。

今回行われた測定手法は、「光格子時計」と呼ばれる原子時計を標高差を測定したい2地点に設置し、それらを比較するというもの。標高が低い方の時計は地球の重力の影響を受け、わずかながらゆっくりと時を刻むという。そのため、両方の時計が計測する時刻の差を測定することで、標高差を測定できるという。

実験では東京都文京区の東京大学に1台、埼玉県和光市の理化学研究所(理研)に2台の光格子時計を設置し振動数を比較したところ、理研に設置された光格子時計の振り子の振動数は1×10-18だったいっぽう、東大の光格子時計は1652.9×10-18だけゆっくり振動したのが確認された。ここから、2地点の標高差1516cmが算出できたとのこと。これは国土地理院による水準測量と5cmの誤差範囲内で一致する値だという。
この議論は、 ログインユーザだけとして作成されたが、今となっては 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

読み込み中...