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ハチノスツヅリガの幼虫の唾液にポリエチレンを分解する酵素」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2022年10月10日 15時29分 (#4341689)

    なんでPEを分解できるように進化したんだろう?
    なにか自然界に類似の物質が存在するんだろうか?

    • Re: そもそも (スコア:4, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2022年10月10日 18時45分 (#4341759)

      元論文をざっと読みましたが, 1) 蜜蝋もPEも、化学的には分子の鎖。PEを分解するというのは、PEの鎖の一部を切ることである 2) 先行研究(文献40から50あたり)で、鎖を切るメカニズムの仮説、昆虫の唾液には鎖を切る酵素が含まれている、といったことが報告されている 3) 別の仮説としては、製品としてのPE袋にはPEだけでなく別の添加物も入っている。つまりPEじゃなくて添加物の鎖を切ることでPE袋が分解されたように見える可能性もある みたいなことが書いてありました

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    • Re:そもそも (スコア:2, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2022年10月10日 17時00分 (#4341724)

      こういうのは偶然ってケースもありますね。

      有名なのが、シドニージョウゴグモという毒蜘蛛。
      人間には少量でも致死の猛毒だけど、他の動物にはそれほどではない。
      偶然人間を含む霊長類にのみ猛毒になる毒だった、というだけらしい。
      ※人間による選択圧が働くほど人と接してたわけでも無い。オーストラリアだからね。

      進化ってのは偶然が偶然上手く作用した場合には生存に有利になるけど、どうでも良い場合は偶然のまま残ってたりもする。
      今回のポリエチレンもそういうケースかもしれない。
      たまたま役に立つ状況が生じたときに、生存に有利になって活用されるって感じだ…。今回で言うなら袋から脱出できた。

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    • Re: そもそも (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2022年10月10日 18時07分 (#4341741)

      ハチノスツヅリガという名前からも判るように、蜂の巣の蝋を食していたか突破できていたのだろう。 蝋の分子量が増えればポリエチレンになる(蜂の巣は焼いた事は無いが、蝋燭の蝋が気化した匂いとPEが気化した匂いは極めて似ている)。

      架橋ポリエチレン迄が容易に破壊され、その遺伝子が広まると、ガス管・水道管・電線シースなど人類文明全体に影響が出てちょっと大事になる。

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      • by Anonymous Coward

        アンドロメダ病原体を思い出した。これにはプラスチックを分解するウイルスが出てきます。

        • by Anonymous Coward

          ゴムじゃなかったっけ?
          ガスケットを侵食してピードモント上空を哨戒中の偵察機を墜落させたり、研究所で気密漏れ起こしたり

      • by Anonymous Coward

        その遺伝子が広まると、ガス管・水道管・電線シースなど人類文明全体に影響が出てちょっと大事になる。

        その酵素入りの水をスプリンクラーで撒くテロが起こったりして

        # け、けしからんっ!

        • by Anonymous Coward

          ふもっふに出てたやつの亜種ですね(笑)

          • by Anonymous Coward

            正確には、この酵素(と同種の物質)を分泌するように遺伝子改変したバクテリアがふもっふに出てた・・・ですね

            • by Anonymous Coward

              あのエピソードは本編で校舎に仕掛けられた爆弾から生徒全員速やかな避難が完了できた重要な伏線だったんだよなあ。

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