「失った愛犬をクローンで取り戻した米国女性」記事へのコメント

善し悪しは置いておくとして、言えることは

[Seacolor (32731)]

それは復活させたわけではない、ということ。

同じ遺伝子情報をもった別の個体を作り出したのであって、同じではない。
ケースとしては一卵性双生児と同じ。　失われた個体を取り戻せてはいない。

科学的にも道徳的にもこの辺混同されがちだが、間違えないでほしい。

Re:善し悪しは置いておくとして、言えることは

[Anonymous Coward]

認知するのは人間だから、当事者にとって、科学的に同一の個体であるかは問題ではない。同一なものと思えればよい。人間は勝手だから、同じものだと思いたければ同じ所を探す。違うものだと思いたければ違うところを探す。少しぐらい違っていても、同じものだと思いたい人には同じものだと思える。また、別の肉体ではあると分かっていても、同じ魂が吹き込まれたと思えればよい。

このケースでは死んだものと似た別の物を作ったのだが、逆のケースもありうる。例えば、戦死や遭難死したと思われた人が、実際は生きていて、何年かの後、帰ってきた場合。容姿も変わり、当時のショックやその後の生活で性格までもが変わっていたとしても、家族は彼を認知できるだろうか？そっくりさんが、真似しているだけだと思うかもしれない。同一であっても、同一と認められない場合がある。

認知するのが人間である以上、同一性を保証するのは、科学ではない。だから、復活といっても、あながち、間違いではない。道徳的に好ましくはないけど。