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超大容量光通信への極めて重要な一歩である。
というのはまあそれも結構な事だと思いますが、矢張り研究の終着点になるのであろう生猫のシュレーディンガー猫化への見通しはどうなっておられるのかと
猫がかわいそうだからやらないだけで、シュレーディンガーの猫状態を本当の猫で作り出すこと自体はさほどむずかしくないんじゃないの?
1 Qubitを送ることができて、それを測定器で0か1かを観測することができるのだったら、あとは観測結果に応じて猫殺し装置を発動させるだけでは?
そもそも九つも命をもってたり中には100万回も生きたりしてる猫を実験対象にしたもんだから生きてるか死んでるかはっきりしなくなるんですよ。
犬を実験対象にすればきちんと犬死してくれるはずです
犬には「犬神」っていう『生きてんだか死んでんだかよくわからない状態』を作る方法があってだな。
#作り方は夢野久作の「犬神博士」でも読んでくれ
測定器というマクロな系(自由度の大きい系)と、重ね合わせ状態にある1つの量子状態が相互作用した段階で重ね合わせが破壊されどちらかの状態が確定します(少なくとも大部分の人はそう信じているし、現在までの観測結果はそう解釈して問題は起きていない)。そのため、猫殺し装置は単に「ランダムに発生するビットにもとづき猫を殺す装置」になり、重ね合わせ状態は実現しません。
オリジナルのシュレーディンガーの猫も、猫殺し装置というマクロな系の機械が発動することで実現しているので、その理屈だと、オリジナルのシュレーディンガーの猫装置を使っても、猫は重ね合わせ状態になっていないのでは?
>その理屈だと、オリジナルのシュレーディンガーの猫装置を使っても、猫は重ね合わせ状態になっていないのでは?
Yes.そういう意味では,「やってみたら猫の重ね合わせは実現できませんでした」というのは思考実験をきちんと実現していると言えます・が,猫が重ね合わせじゃないことは外部で観測するまで確定せず,外部の観測結果は……というループになり,そういう意味では「実験は出来るけど結果の解釈が出来ない」とも言えます.なにせ,『猫が生きているか死んでいるかを確定させずに,「猫が重ね合わせ状態であるか否か」のみを観測する手段』がないと重ね合わせが実現しているのかいないかの実験はできませんから.*ただ,そもそも猫が「生きている状態」と「死んでいる状態」ってのは実際には様々な微視的状態を粗視化したものであって,それぞれは純粋な量子状態ではないからそもそも重ね合わせとかそういうことにはならないんですけどね(そこが思考実験たるゆえん).
そもそもシュレディンガーは,「"人間"(もしくは"精神"を含む謎の力)の観測がなければ波束は収縮しない」と主張する一派を批判するためにオリジナルの思考実験を提案し,「そのような状況下で重ね合わせが実現するとは考えにくいのではないか?」という議論を立ち上げました.それが猫箱の話.つまり,「思考実験としてこういうものを考えると,(お前らの主張が正しければ)猫の重ね合わせが実現しないといけないけど,それは変だろ(=お前らの主張には無理があるんじゃねぇの?)」という思考実験です.発展系に「ウィグナーの友人」があります(ウィグナーは批判される側の中心人物の一人).
現在までのところ,「多自由度の系との相互作用により波束は自発的に収縮する」という考え方を支持する理論的結果が出てきており(ただし完全には解決していない),シュレディンガーの批判のように,そもそも観測に人間だのなんだのは必要なかろう,というところにほぼ落ち着いています.
ところがここで用語の使い方にズレが出てきて,「猫」の話を面白がった人々が「多自由度の系とは相互作用していないけど,重ね合わせは実現している系」を「猫状態」と称するようになってしまいました.この「猫状態」,多自由度の系と相互作用(=装置などによる観測)をしていないわけですからオリジナルのシュレディンガーの猫とはあまり関連はありません.でも呼び名は猫状態.
詳細な意見ありがとうございます。なるほど、単にシュレ猫装置の再現について話している私と、本当の意味で「生きている状態」と「死んでいる状態」の純粋な重ね合わせ状態を作れないと言っている人とで話がかみ合っていなかったのですね。
> あとは観測結果に応じて猫殺し装置を発動させるの部分を重ね合わせ状態のまま行うことがまったく不可能。その肝心な部分を> だけでは?で済ませたらそりゃ何でも簡単って結論になるだろうさ。
猫半殺し装置の完成が待たれますね
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
超大容量光通信への極めて重要な一歩なのはまあ良いとして (スコア:0)
というのはまあそれも結構な事だと思いますが、矢張り研究の終着点になるのであろう
生猫のシュレーディンガー猫化への見通しはどうなっておられるのかと
Re: (スコア:1)
猫がかわいそうだからやらないだけで、シュレーディンガーの猫状態を本当の猫で作り出すこと自体はさほどむずかしくないんじゃないの?
1を聞いて0を知れ!
Re:超大容量光通信への極めて重要な一歩なのはまあ良いとして (スコア:0)
Re:超大容量光通信への極めて重要な一歩なのはまあ良いとして (スコア:1)
1 Qubitを送ることができて、それを測定器で0か1かを観測することができるのだったら、
あとは観測結果に応じて猫殺し装置を発動させるだけでは?
1を聞いて0を知れ!
Re:超大容量光通信への極めて重要な一歩なのはまあ良いとして (スコア:5, おもしろおかしい)
そもそも九つも命をもってたり中には100万回も生きたりしてる猫を実験対象にしたもんだから
生きてるか死んでるかはっきりしなくなるんですよ。
犬を実験対象にすればきちんと犬死してくれるはずです
らじゃったのだ
Re: (スコア:0)
犬を実験対象にすればきちんと犬死してくれるはずです
犬には「犬神」っていう『生きてんだか死んでんだかよくわからない状態』を
作る方法があってだな。
#作り方は夢野久作の「犬神博士」でも読んでくれ
Re: (スコア:0)
測定器というマクロな系(自由度の大きい系)と、重ね合わせ状態にある1つの量子状態が相互作用した段階で重ね合わせが破壊されどちらかの状態が確定します(少なくとも大部分の人はそう信じているし、現在までの観測結果はそう解釈して問題は起きていない)。
そのため、猫殺し装置は単に「ランダムに発生するビットにもとづき猫を殺す装置」になり、重ね合わせ状態は実現しません。
Re:超大容量光通信への極めて重要な一歩なのはまあ良いとして (スコア:1)
オリジナルのシュレーディンガーの猫も、猫殺し装置というマクロな系の機械が発動することで実現しているので、
その理屈だと、オリジナルのシュレーディンガーの猫装置を使っても、猫は重ね合わせ状態になっていないのでは?
1を聞いて0を知れ!
Re:超大容量光通信への極めて重要な一歩なのはまあ良いとして (スコア:1)
>その理屈だと、オリジナルのシュレーディンガーの猫装置を使っても、猫は重ね合わせ状態になっていないのでは?
Yes.そういう意味では,「やってみたら猫の重ね合わせは実現できませんでした」というのは思考実験をきちんと実現していると言えます・
が,猫が重ね合わせじゃないことは外部で観測するまで確定せず,外部の観測結果は……というループになり,そういう意味では「実験は出来るけど結果の解釈が出来ない」とも言えます.なにせ,『猫が生きているか死んでいるかを確定させずに,「猫が重ね合わせ状態であるか否か」のみを観測する手段』がないと重ね合わせが実現しているのかいないかの実験はできませんから.
*ただ,そもそも猫が「生きている状態」と「死んでいる状態」ってのは実際には様々な微視的状態を粗視化したものであって,それぞれは純粋な量子状態ではないからそもそも重ね合わせとかそういうことにはならないんですけどね(そこが思考実験たるゆえん).
そもそもシュレディンガーは,「"人間"(もしくは"精神"を含む謎の力)の観測がなければ波束は収縮しない」と主張する一派を批判するためにオリジナルの思考実験を提案し,「そのような状況下で重ね合わせが実現するとは考えにくいのではないか?」という議論を立ち上げました.それが猫箱の話.つまり,「思考実験としてこういうものを考えると,(お前らの主張が正しければ)猫の重ね合わせが実現しないといけないけど,それは変だろ(=お前らの主張には無理があるんじゃねぇの?)」という思考実験です.発展系に「ウィグナーの友人」があります(ウィグナーは批判される側の中心人物の一人).
現在までのところ,「多自由度の系との相互作用により波束は自発的に収縮する」という考え方を支持する理論的結果が出てきており(ただし完全には解決していない),シュレディンガーの批判のように,そもそも観測に人間だのなんだのは必要なかろう,というところにほぼ落ち着いています.
ところがここで用語の使い方にズレが出てきて,「猫」の話を面白がった人々が「多自由度の系とは相互作用していないけど,重ね合わせは実現している系」を「猫状態」と称するようになってしまいました.この「猫状態」,多自由度の系と相互作用(=装置などによる観測)をしていないわけですからオリジナルのシュレディンガーの猫とはあまり関連はありません.でも呼び名は猫状態.
Re:超大容量光通信への極めて重要な一歩なのはまあ良いとして (スコア:1)
詳細な意見ありがとうございます。
なるほど、単にシュレ猫装置の再現について話している私と、本当の意味で「生きている状態」と「死んでいる状態」の純粋な重ね合わせ状態を作れないと言っている人とで話がかみ合っていなかったのですね。
1を聞いて0を知れ!
Re: (スコア:0)
> あとは観測結果に応じて猫殺し装置を発動させる
の部分を重ね合わせ状態のまま行うことがまったく不可能。その肝心な部分を
> だけでは?
で済ませたらそりゃ何でも簡単って結論になるだろうさ。
Re: (スコア:0)
猫半殺し装置の完成が待たれますね
Re: (スコア:0)