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まるで良かった時があったかのような表現だなw
ここで研究者が「良い待遇」と言っているのは、給料の金額ではないですね。契約期間が長くて安定したポジションで就職活動に時間をたくさん取られないとか、研究費獲得が大変で研究費の申請に時間をたくさん取られないとか、雑務が多くて研究の時間をたくさん奪われないかとか、そういうことです。潤沢に時間があって研究に使える、というのが現代的な「研究者の良い待遇」の定義で、そういう意味で2000年ぐらいまでは日本の研究者の待遇はかなり良かった。
# 現役研究者なので AC
>給料の金額ではないですね。
中村修二センセみると、報酬「も」ですね。(例の騒ぎは20年前)書かれているのは大学の研究者が主体のようですが、諸々の面で、企業でも高待遇な技術者など皆無です(ソースは私)。
無論書かれている待遇も下がってます。特に若手の雇用が絞られたので、助教のいない研究室も増えてますが、昔は助教がやっていた雑用は増えてます。純粋に研究に没頭できる人は皆無(名誉職のおじいちゃん位か?)でしょうねぇ。
教授ポストについたけれど論文を十年以上書いてない、普段何しているかわからない暇そうなおじいちゃんが大学にいましたね。
給与はさておき、研究に打ち込める時間確保という意味では2000年ぐらいまでは待遇が悪くなかったですよ。
そーですよね
1)かつて、研究は金持ちの道楽だった。2000年頃から貧乏な若手研究者が増えて、無給のポストが増えた。そして、「食っていくための研究」が広がっていった。
2)学問の進歩にともない、まともな研究には莫大な資金が必要になった。それは、一部エリートにのみ許されること。大多数の研究者は、業績の質など度外視、数で勝負するしかなくなった。そして、くそ面白くない研究テーマが増えた。
3)研究費国も企業も懐具合が悪化して、研究資金を出さなくなってきた。とくに、「選択と集中」というキーワードで若い世代に研究費を回さなくなった。そして、次世代の芽をつんで、爺婆を食わせる方針を選択した。
4)不正そんな背景から研究不正が続発し、研究者に対する信頼が大きくゆるいだ。研究者はインチキを行うもの、この認識が広がってしまった。そして国は、研究推奨から、研究監督へ予算をシフトしはじめた。
5)研究時間今や、研究費を獲得するのには大変な労力を必要とする状況となっている。この研究で必ず成果が出ます、不正はありません、とかあやしげな書類を仕上げるのが主な仕事。研究そのものに時間さくやつはバカ、賢明な研究者は資金稼いで成果でっちあげるもの。
こんな世界に誰がした
数年前の記事ですが、任期付き、任期なし教員の数で見れば明らかに待遇悪化しています。https://www.asahi.com/articles/ASJCC7WLKJCCUTIL04X.html [asahi.com]
国立の40歳未満でしょそれ平成になってから大学数は300近く増えてるのよその分ポストも増えたわけで、まさに選り好みしなければポストはある
研究のできる大学のポストってかなり限られてるよ。その増えた300の大学のうち一体どれだけ研究のできるポストがあるのかというと……あと、研究者にとっては専門分野が重要で、新しい大学ができてポストが新設されたとしても分野が合わなければそのポストはないも同然です。それから、運営交付金削減のため、空いたポジションを埋めるべく公募するとは限らないので、特に平成後半に増えた大学分の新設ポジションがそのまま全体でのポジション数の増加になるとは思えないですね。
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
国内の待遇悪化? (スコア:3, すばらしい洞察)
まるで良かった時があったかのような表現だなw
Re:国内の待遇悪化? (スコア:4, 参考になる)
ここで研究者が「良い待遇」と言っているのは、給料の金額ではないですね。
契約期間が長くて安定したポジションで就職活動に時間をたくさん取られないとか、
研究費獲得が大変で研究費の申請に時間をたくさん取られないとか、
雑務が多くて研究の時間をたくさん奪われないかとか、そういうことです。
潤沢に時間があって研究に使える、というのが現代的な「研究者の良い待遇」の定義で、
そういう意味で2000年ぐらいまでは日本の研究者の待遇はかなり良かった。
# 現役研究者なので AC
Re: (スコア:0)
>給料の金額ではないですね。
中村修二センセみると、報酬「も」ですね。(例の騒ぎは20年前)
書かれているのは大学の研究者が主体のようですが、
諸々の面で、企業でも高待遇な技術者など皆無です(ソースは私)。
無論書かれている待遇も下がってます。特に若手の雇用が絞られたので、
助教のいない研究室も増えてますが、昔は助教がやっていた雑用は増えてます。
純粋に研究に没頭できる人は皆無(名誉職のおじいちゃん位か?)でしょうねぇ。
Re: (スコア:0)
教授ポストについたけれど論文を十年以上書いてない、
普段何しているかわからない暇そうなおじいちゃんが大学にいましたね。
Re:国内の待遇悪化? (スコア:2, 参考になる)
給与はさておき、研究に打ち込める時間確保という意味では2000年ぐらいまでは待遇が悪くなかったですよ。
Re:国内の待遇悪化? (スコア:1)
そーですよね
1)かつて、研究は金持ちの道楽だった。
2000年頃から貧乏な若手研究者が増えて、無給のポストが増えた。
そして、「食っていくための研究」が広がっていった。
2)学問の進歩にともない、まともな研究には莫大な資金が必要になった。
それは、一部エリートにのみ許されること。
大多数の研究者は、業績の質など度外視、数で勝負するしかなくなった。
そして、くそ面白くない研究テーマが増えた。
3)研究費
国も企業も懐具合が悪化して、研究資金を出さなくなってきた。
とくに、「選択と集中」というキーワードで若い世代に研究費を回さなくなった。
そして、次世代の芽をつんで、爺婆を食わせる方針を選択した。
4)不正
そんな背景から研究不正が続発し、研究者に対する信頼が大きくゆるいだ。
研究者はインチキを行うもの、この認識が広がってしまった。
そして国は、研究推奨から、研究監督へ予算をシフトしはじめた。
5)研究時間
今や、研究費を獲得するのには大変な労力を必要とする状況となっている。
この研究で必ず成果が出ます、不正はありません、とかあやしげな書類を仕上げるのが主な仕事。
研究そのものに時間さくやつはバカ、賢明な研究者は資金稼いで成果でっちあげるもの。
こんな世界に誰がした
Re: (スコア:0)
数年前の記事ですが、任期付き、任期なし教員の数で見れば明らかに待遇悪化しています。
https://www.asahi.com/articles/ASJCC7WLKJCCUTIL04X.html [asahi.com]
Re: (スコア:0)
国立の40歳未満でしょそれ
平成になってから大学数は300近く増えてるのよ
その分ポストも増えたわけで、まさに選り好みしなければポストはある
Re: (スコア:0)
研究のできる大学のポストってかなり限られてるよ。その増えた300の大学のうち一体どれだけ研究のできるポストがあるのかというと……
あと、研究者にとっては専門分野が重要で、新しい大学ができてポストが新設されたとしても分野が合わなければそのポストはないも同然です。
それから、運営交付金削減のため、空いたポジションを埋めるべく公募するとは限らないので、特に平成後半に増えた大学分の新設ポジションがそのまま全体でのポジション数の増加になるとは思えないですね。